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逆指値注文(損切り)は出しておくべきか?

モトリーフール・シンガポール支局、2018年10月29日投稿記事より

逆指値注文とは、特定の価格まで株価が下落したときに株式を売却し、株価が下落した際に損失を一定額に限定するものです。

下落相場に直面すると、逆指値注文を出すのは賢明な行動と考える方も多いかもしれません。

しかし、長期投資家は逆指値注文を利用しない方がよいと私は考えています。

動かないことは不思議とよい

逆指値注文が執行されるたびに手数料がかかります。

そして、低価格で株式を買い戻すためにはまた手数料を支払わなければなりません。

取引が多くなれば多くなるほど手数料がかさみます。

2005年の株主への手紙で、優れた投資家であるウォーレン・バフェットは以下の内容を株主に伝えました。

「大昔にアイザック・ニュートンは運動3法則を発見しました。

しかし、ニュートンの才能は投資にまでは及びませんでした。

彼は南海泡沫事件(18世紀に起こった投機バブルの崩壊)で大金を失い、その後に『星の動きを計算することはできるが、男の狂気を計算することはできない』と説明しました。

もし、このことで彼が深く傷ついていなかったら、彼は4つ目の運動法則を発見していたかもしれません。

それは『投資においては、動きが増えるにつれ、リターンは低下する』というものです。」

リターンを上げるためには、動きを減らさなければなりません。

つまり、市場から出たり入ったりを繰り返すことをやめなければならないということです。

偶発的な売却

場合によっては、市場全体の不可解な動きから、売却したいと思っていた価格よりもはるかに低い価格で逆指値注文を執行してしまうことがあります。

2010年5月6日、米国株式市場でフラッシュクラッシュ(瞬間暴落)が発生しました。

不可解なことに米国株式市場と指数先物が数分で10%急降下するというものでした。

急落した優良株の中には株価が一時的に1ドルを下回る水準になるものもありましたが、市場が閉まる前にほとんどが回復しました。

逆指値注文は取引可能な価格で実行されます。

フラッシュクラッシュ時に逆指値注文をしていた場合、設定していた価格よりもはるかに低く取引されていた可能性があります。

価格下落は買い足す機会

長期投資家にとって、株価の下落は株式を安く買い増すチャンスになります。

株を購入後、保有し続けることより、損失を限定するために逆指値注文を利用し、売却後にさらに安くなった株を買い直す方がいいのではないかと主張する人がいるかもしれません。

しかし、頻繁な売買によって不要な手数料が発生することに加え、市場のタイミングを計ることは非常に困難であり、思った通りにいかない場合があるということを忘れないでください。

株で勝つための最重要ポイント!「損切り」の必要性と判断基準


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