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【米国株動向】現時点で極めて割安な3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020311日投稿記事より

株価が安い背景には、企業の将来性が見落とされている、市場が不安定である、リスクが高い、といった様々な理由があります。

現時点で株価が極めて割安なコストコ・ホールセール(NASDAQ:COST)、ニューコア(NYSE:NUE)、TPGペース・ベネフィシャル・ファイナンス(NYSE:TPGY)はリスクのレベルは異なりますが、全てのポートフォリオに必要な分散化を投資家に提供しています。

コストコ・ホールセール:買い物客にお買い得品を提供

コストコは長きにわたり買い物客や投資家とって信頼できる買い物先となってきましたが、目下、コストコ株を買う好機ともなっています。

従業員の待遇が良いことで知られる同社は、2020年12月に1株当たり10ドルの特別配当による株主還元も実行しました。

株価は2021年初来で16%強反落したため、株価収益率(PER)は2019年6月当時の水準まで低下しています。その間に売上高は約20%増加し、利益も増加しています。

2020年第4四半期決算発表で同社が「コロナ禍による割増賃金」と称した安全・衛生面の追加経費が原因で、EBITDA(利払前・税引前・減価償却前利益)の伸びは増収率を若干下回っていますが、この追加コストが解消されれば、売上高の伸びがこれまで以上に利益に寄与する見込みです。

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ニューコア:業績の上振れサプライズ

米鉄鋼最大手のニューコアは景気循環型の鉄鋼セクターに属しているため、PERが常に最良のバリュエーション指標であるとは言えませんが、ある時点の実績PERと予想PERが大きく乖離している場合には、今後の見通しを占うヒントになり得ます。

2020年利益に基づくPERは約28倍と、一見すると割安とは言えませんが、同社は直近の決算発表に続き、2月9日に最新の事業状況を発表しました。

その中で、トパリアンCEOは、良好な景気動向と対象市場全体にわたる堅調な需要を背景に、(2021年第1四半期純利益が)2008年に記録した過去最高の四半期純利益を大きく上回るとの見通しを示しました。

この発表後、株価は20%上昇していますが、純利益は過去最高を更新した2008年通期の18億3,000万ドルに対して、2020年通期は7億2,150万ドルでした。

市場の需要が継続して、2021年利益が2008年に匹敵する水準になるとすれば、現時点の2021年予想PERは10倍に近づく計算です。

同社の経営陣は一般に保守的なため、現時点ではこれが実現する可能性はありそうです。

事業が2021年を通じて堅調に推移すれば、業界リーダーにとってこのPERは極めて割安と言えます。

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TPGペース・ベネフィシャル・ファイナンス:高いリスク、高いポテンシャル

最近のテクノロジー関連株の反落には、電気自動車(EV)セクターの投機的な銘柄も含まれています。

投資家の関心を集めている資産グループの一つに、EV関連企業を合併した特別目的買収会社(SPAC)があります。

SPACであるTPGペース・ベネフィシャル・ファイナンスは、EV充電スタンドを展開するEVボックスを合併によって上場する計画を発表しました。

EVボックスは10年前に設立され、欧州で最大のEV充電スタンド・ネットワークを擁し、70カ国以上で合計20万台以上の充電ポートを保有しています。

また、北米にも本社を構えており、今後3年間の充電ポートの出荷台数が年率65%で増加すると予想しています。

通常の新規株式公開(IPO)とは異なり、こうした合併を計画する企業は経営陣の裁量に基づいて売上高予想を遠い先まで立てることができますが、EVボックスはEBITDAの損益分岐点の達成を目指す2023年までの見通ししか示していません。

これは、実現しないかもしれないリスクの高い想定ではなく、より確実な情報に基づいているため、責任ある姿勢と言えます。

EVボックスの合併完了時に発行される株式とワラントに基づく現時点の企業価値(EV)は22億ドルで、2022年予想売上高に対するEVに基づくバリュエーション(すなわち、2021年予想EV/売上高倍率)は約8.1倍です。

電気自動車(EV)のような高い成長見通しを備えたセクターでは、このバリュエーションは割安に見えます。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Howard Smithは、ニューコア株、TPGペース・ベネフィシャル・ファイナンス株を保有しています。モトリーフール米国本社は、コストコ・ホールセール株を推奨しています。

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