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投資信託とETF。インデックス投資をするならどっち?

出典:Getty Images

インデックス投資を投資信託とETF(上場投資信託)のどちらを通して行おうか悩む人も多いのではないでしょうか。

投資信託とETFのどちらも米国株・全世界株式・新興国株式など種類が豊富です。

だからこそ、投資信託を使うべきかETFを使うべきか悩んでしまうのではないでしょうか。

投資信託というと、昔は金融機関の手数料稼ぎの商品で、有り体に言えば「ぼったくり」、「わりにあわない」金融商品というイメージもありました。

一方、ものにもよりますが、ETFは投資信託よりも信託報酬が安く有利なこともありました。

しかし、投資信託にも信託報酬が安く購入手数料もノーロード(無料)で、投資家に優しいものも近年、数多くリリースされてきました。

特にインデックス型の投資信託の信託報酬と手数料は、この10年でかなり下がりました。

投資信託とETFの違いを整理して、自分に合っているのはどちらなのかを改めて考える機会を設けてみましょう。

投資信託とETFの違いは?

投資信託とETFの違いは上場しているかどうかです。

投資信託は非上場ですが、ETFは上場しています。

ETFは日本語に訳すと「上場投資信託」です。

投資信託とETFの大きな違いは上場しているか否かです。

ETFは市場に上場されているため、株式と同じ感覚で売買できます。

そしてETFを裏づける資産に連動した動きを市場でします。

一方で投資信託は積み立てで定期的に買ったり解約したりしますが、ETFのように指値や成行で自分のタイミングで売買はできません。

投資信託とETFにかかるコスト

投資信託とETFでは投資家が負担するコストが変わります。

コストは概ね以下の4つに分かれます。

  • 買う時の手数料(投資信託が有利)
  • 信託報酬(ETFが有利)
  • 売却時の手数料(投資信託が有利)
  • 為替手数料(投資信託が有利)

アクティブファンドでは、買い・信託報酬・売り・為替の全ての手数料がETFよりも高く、投資家の負担が重いものもあります。

しかし、インデックスファンドの場合、投資信託はノーロード(買い付け手数料無料)、売却時の手数料(解約手数料と信託財産留保額)がありますが、投資信託の中には手数料0円のところもあります。

為替手数料は円建てならば無料です。

一方でETFは買い付け手数料と売却手数料は株投資と同じ、為替手数料もかかります。

ETFが投資信託に比べ有利なのは信託報酬程度です。

ただ投資信託の信託報酬も下がっており、ETFの信託報酬と大して違いがありません。

つまり、単純な積立投資ならばノーロードで買える普通の投資信託の方が有利になるケースが少なくありません。

投資信託とETFの取引形態

投資信託とETFでは取引形態が異なります。

ETFは上場しているため、株投資と同じように市場が開いている時間ならば自由に売買ができます。

また指値・成行などの注文でタイミングを見計らった投資もETFならば可能です。

一方で投資信託の買い付けタイミングは1日に1回のみです。

株投資と同じように投資したいならETF、タイミングを考えるのが面倒ならば投資信託が良いでしょう。

ただETFは市場に上場されており、うまく裏づけられている資産と価格が連動しない局面があります。

そのため、割高・割安になるタイミングがあります。

つまり乖離が発生してしまいます。

これをメリットと捉えるか、デメリットと捉えるかは投資家次第です。

投資信託とETFの分配金の自動再投資

分配金の自動再投資は複利効果も得られ、資産を拡大していくには良い方法です。

結論から言えば、自動再投資で資産を育てていくなら投資信託が有利です。

分配金は個別元本に応じた税金を差し引かれた後、その資金が手数料なしで同じ投資信託に再投資されるからです。

また、投資信託によっては分配金をそのまま出さずにファンド内に再投資をすることで、節税効果がある投資信託もあります。

米国のETFにはDRIPという分配金再投資の仕組みはありますが、あまり一般的ではありません。

投資信託は小口からでもはじめやすい

投資信託はETFに比べて小口からでもはじめやすいという特徴があります。

例えば、100円、1,000円といったかなり小さい単位からでも投資できます。

一方でETFは一口単位で取引するため、ETFによっては、一口でも数万円以上は必要になります。

毎月、定額で小さい額でコツコツと積み立てるならば、投資信託の方がETFよりも有利なのではないでしょうか。

投資信託とETFの使い分け

投資信託とETFは、結局どのように使い分ければ良いのでしょうか。

まず分配金のことを考えると、投資信託は分配金の自動再投資を活用できますが、ETFは自動再投資が苦手です。

分配金の面から考えると、投資信託は長期で資産そのものを育てていくのに向いている、ETFは分配金を定期的に受け取りたい人に向いていると言えそうです。

ただ、ETFは売買のしやすさと種類の豊富さから、ポートフォリオの変更などが容易です。

そのため、投資信託の積立をメインにしつつ、ETFをサブのような扱いにしてポートフォリオを組んでいけるのはETFの強みです。

投資信託は交付目論見書を読もう

投資信託は個人投資家にもかなり良心的な金融商品となりました。

資産をコツコツと積み立てるならETFよりも投資信託の方が使い勝手は良いでしょう。

ただ、長期で積立をする投資信託とは長い付き合いになります。

一般論を頭に入れつつも最終的には交付目論見書に目を通しながら、ETFとも比較するべきです。

投資信託で目論見書を読む5つのポイント。運用方針を決めて確認しましょう

最近は良心的な投資信託(特にインデックスファンド)が多いため、有名どころの米国や世界株インデックスの目論見書を自分でいくつか読んでみて、納得のいくものを選べば十分なのではないでしょうか。

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