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【米国株動向】3月に投資を検討するべき好配当株3選

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202137日投稿記事より

配当株は投資家に安定したインカムをもたらす一方、株価の上昇でリターンが増加する可能性もあり、再投資分を含む配当株のトータルリターンは実績で市場を上回っています。

数多くの有望な配当株の中から、3月に注目するべき銘柄として、水道公益事業のアメリカン・ウォーター・ワークス(NYSE:AWK)、資産運用会社ブルックフィールド・アセット・マネジメント(NYSE:BAM)、オフィス用不動産投資信託(REIT)のSLグリーン・リアルティ(NYSE:SLG)を取り上げます。

増配持続の可能性が高まる

執筆時点でアメリカン・ウォーター・ワークスの配当利回りは約1.7%と、S&P500指数の1.5%をわずかに上回るにすぎません。

しかし長期的な成長性は際立っており、投資家には有望な選択肢でしょう。

同社は昨年実績をベースとして、2025年までの1株当たり利益(EPS)の年間成長率(複利)を7~10%と予想しています。これを支えるのは、今後4年間の103~105億ドルに上る設備増強計画です。

多くはインフラ更新プロジェクトですが、水質改善や設備の耐久性向上に加え、内在的成長あるいは企業買収を通じた拡大にも投資を計画しています。

最上級の信用格付けや保守的な配当性向を含め、優れた財務内容で成長資金を賄えるでしょう。

同社は拡大に向けた資金調達と並んで、長期的な予想利益のレンジの上限で増配するとしており、今後数年間のリターンは市場を上回るかもしれません。

キャッシュを創造する「マシーン」

ブルックフィールド・アセット・マネジメントの執筆時点の配当利回りは1.2%前後と、市場平均を下回ります。

しかし同社は何年にもわたって増配し、2021年は配当を8%増やし、今後も増配は続きそうです。

同社は、プライベートエクイティファンドへの投資や、インフラ、不動産、再生可能エネルギーに特化した企業への投資などの事業を展開し、2025年までの累積フリーキャッシュフローが230億ドル程度、今後10年間では720億ドルに達する可能性があると見ています。

現在の年間配当原資は10億ドルを下回っており、今後増配を続ける余地は十分と言えます。

同社は、株主価値の増大を維持するために、配当支払後の余剰資金を手元に残すことも計画しています。

新たな投資戦略の策定や時宜にかなう戦略的経営の資金確保と共に、自社株買いによる株主還元の実施が可能になるでしょう。

今後数年間、計画以上のキャッシュフローを獲得する可能性もあり、増配余力は加速的に増加するかもしれません。

事業基盤は盤石

マンハッタンのオフィス物件に特化するREITのSLグリーン・リアルティは、過去10年にわたり毎年増配している素晴らしい配当株です。

昨年は主要不動産の売却資金を得て、特別株式配当を実施しました。

毎月の配当支払いも同社の配当の魅力を高め、執筆時点の配当利回りは5%です。

同社の高配当利回りは、保有物件が集中するニューヨーク市の最近の混乱にもかかわらず、盤石な事業基盤に支えられています。

昨年同社は資産を売却してバランスシートを強化し、自社株買いや開発プロジェクトの資金を確保しました。

マンハッタンではオフィス市場の回復が予想され、新規のオフィス開発機運も高まりつつあることから、同社は将来も増配を持続できるはずです。

増配期待は最上位

以上に取上げた3銘柄はすべて増配していますが、投資家は安定したインカムゲインだけでなく、株価の上昇も期待できます。

3月の投資を検討してみてはいかがでしょう。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Matthew DiLalloは、ブルックフィールド・アセット・マネジメント株、SLグリーン・リアルティ株を保有しています。モトリーフール米国本社は、ブルックフィールド・アセット・マネジメント株を保有し、推奨しています。
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