The Motley Fool

【米国株動向】均等加重ETFで次の弱気相場をしのげるか?

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202133日投稿記事より

3月初めの米国株式相場は軟調で、特に昨年終盤の強気相場を牽引したハイグロース株がアンダーパフォームしています。

ここ数週間の流れでは、ダウ工業株30種平均(DJINDICES:^DJI)が相対的に持ちこたえる一方でS&P500(SNPINDEX:^GSPC)が下落し、ナスダック総合指数(NASDAQINDEX:^IXIC)はそれ以上に下落しています。

ハイテク偏重のポートフォリオは、拡大を続ける間は何の問題もありませんでしたが、最近のハイグロース株安によって短期的に打撃を受けています。

その中、たとえばS&P500指数を構成する500銘柄に同額を投資するというシンプルな戦略が人気を取り戻しつつあります。

最近6カ月で見ると、この戦略は市場を大きくアウトパフォームしており、次の弱気相場で投資家のダメージを軽減することさえ期待されています。

均等加重の仕組み

SPDR S&P500(NYSEMKT:SPY)は、独自の時価総額加重方式によってS&P500指数をトラックしています。

そのため、アップル(NASDAQ:AAPL)がポートフォリオに占める割合が約7%である一方、石油精製会社ホーリーフロンティアの割合は0.02%にすぎません。

これに対し、均等加重ファンドは時価総額を考慮せず、インベスコS&P500均等加重ETF(NYSEMKT:RPS)は全500銘柄に同額を投資しています。

当然、株価変動によって割合が変わるため、たまにリバランスして加重をリセットしています。

リセット後のポートフォリオに占める割合はアップルもホーリーフロンティアも0.2%で、

ここ数カ月で大幅な株高となった銘柄も割合は0.35%程度です。

結果的に従来型のS&P500ファンドとは大きく違う構成になり、執筆時点で時価総額加重指数の約27%を占めるハイテクセクターの割合は、均等加重ファンドでは15%にとどまっています。

逆に、時価総額加重指数の9%を下回る資本財と3%を切るエネルギーは、均等加重ファンドではそれぞれ14%と5%となっています。

均等加重ETFの強み

そのため、ハイテクセクターの好調時は従来型のS&Pファンドが有利ですが、ここ6カ月はホーリーフロンティアのような銘柄の健闘もあり、均等加重ETFが大きくアウトパフォームしました。

セクターローテーション(好調セクターの交替)が起きると、従来型ファンドの方が均等加重ファンドよりも大きな影響を受けます。

均等加重ファンドではリバランスが行われるため、セクター配分が大きく変わるのはファンドマネジャーが構成銘柄を変えた場合のみです。

対照的に従来型ファンドでは、ハイテクセクターの株価が下落すれば、それに応じてハイテクセクターの比率も下がります。

均等加重ETFはあらゆる弱気相場から投資家を守れるわけではありませんが、次の弱気相場で特に株価を落とすのはそれまで最も好調だったセクターだとすれば、従来型ファンドよりも損失を抑えられるかもしれません。

一部のセクターの株価が上昇すれば、弱気相場でも利益を生み出す可能性さえあります。

フリーレポート配信

コロナ禍で消費者が一斉にレストランや航空機の利用を敬遠した一方、在宅需要という大きな恩恵を享受し、新産業として伸びた分野もあります。過去1年で既に株価は大幅に上昇してしまいましたが、在宅関連銘柄としても、長期的な成長株としても注目できる3銘柄を取り上げます。

在宅需要で新たな産業が勃興する中、注目のコンスーマー関連3銘柄」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Dan Caplingerは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。

最新記事