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【米国株動向】ハイグロース株になる可能性のある半導体銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020225日投稿記事より

半導体大手のアナログ・デバイセズ(NASDAQ:ADI)は、ここ数四半期にわたり成長加速のための努力を重ねてきましたが、その成果が第1四半期(11-1月期)決算に表れました。

加速に成功

少し前まで伸び悩んでいた同社ですが、第1四半期の売上高は前年同期比20%増の15億6,000万ドル、調整後1株当たり利益(EPS)は同40%増の1.44ドルと大きく伸びました。

いずれもアナリスト予想の15億1,000万ドルと1.32ドルを上回っています。

売上高の89%を占める産業用、通信用、自動車用の3大部門が揃って2桁で伸びました。

中でも産業用部門は前年同期比24%の増収を記録し、全社売上高に占める割合は55%でした。

第2四半期(2-4月期)のガイダンス中央値は売上高が16億ドル、調整後EPSが1.44ドルで、こちらもアナリスト予想の15億5,000万ドルと1.39ドルを上回っています。

ガイダンス通りなら前年同期比21%以上の増収、33%の増益となり、ハイペースの成長が続くことになります。

ここ数年は業績が低迷し、2020年は世界各地でのパンデミックによる工場閉鎖が産業用部門と自動車用部門の売上に打撃を与えました。

しかし当初から同社が見込んでいたように業績は回復し、今やハイグロース株になりつつあります。

今後さらに成長

主要なエンドマーケットはハイペースで拡大しています。

中でも資本財市場では産業用ロボットの設置台数が今後5年で60%伸びる見込みだと、前回のカンファレンスコールで説明がありました。

同社はコネクティビティ、省電力、センシングなど、この市場で求められる幅広いチップを提供しています。

産業用ロボットで使われるモーターの消費電力を4割減らすことができるというチップにより、産業用半導体市場で顧客基盤を強化していきそうです。

この市場は長期的成長が見込まれ、コロナ禍終息後の自動化の加速によって世界全体の市場規模は2027年には1,070億ドルと、昨年の490億ドルの倍以上になると予想されています。

自動車市場でも運転車支援システム、衝突警報、バーチャルコックピットなどエレクトロニクスの使用が増えており、同社にとって追い風が吹いています。

電気自動車へのシフトも、同社のバッテリーマネジメントシステム(BMS)にとってプラスとなっています。

調査会社のモルドール・インテリジェンスによると、自動車半導体市場は2026年まで年率18%のペースで伸びていく見込みで、同社の2桁成長が今後も続く可能性は十分にありそうです。

バリエーション

実績ベースの株価収益率(PER)は執筆時点で43.4倍で、これは2020年の平均である45倍強に比べると低くなっています。

また、予想ベースのPERは執筆時点で27倍で、昨年度を超えるペースで売上高と利益が伸びていることを踏まえると、今の時点で買うことを検討する価値のある銘柄と言えるでしょう。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Harsh Chauhanは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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