The Motley Fool

【米国株動向】AMCは絶対に避けておくべき銘柄か

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021年2月24日投稿記事より

率直に言いますが、「買ってはいけないリスト」に属する銘柄があります。

これには、事業の衰退やバランスシートの不健全さなど、多くの理由があります。

それらの株は、決算が悪化するにつれて、株価がさらに下落する傾向があります。

AMCエンターテインメント(NYSE:AMC)は「買ってはいけないリスト」に属します。

今年のAMCの株価は、2021年初は約2ドルで始まり1月末までに約20ドルまで急騰しました。

RedditグループのWallStreetBetsの助けを借り、ショートスクイズに巻き込まれたため、ゲームストップのように大きく跳ねたのです。

この種の動きは予測不可能です。

同社の株価は、現在2021年初の2倍以上です。しかし、同様の急騰を期待しても、何も起きないでしょう。

厳しいビジネス環境

AMCの決算は、COVID-19の蔓延を防ぐための政府の規制によって深刻な打撃を受けました。

第3四半期には、売上高は91%近く減少して1億1,950万ドルになり、AMCの損失は5,480万ドルから9億580万ドルに拡大しました。

同社は、映画館よりもNetflixのようなストリーミングサービスの方が新作映画の公開が早いなどの大きな問題に取り組んでいます。

2019年、AMCの入場料収入は2.5%以上減少して33億ドルになりました。これは、広告収入の減少も一因です。

なお、食品および飲料からの売上高はこの減少を相殺するのに役立ち、2.9%増加して17億ドルになりました。

この飲食の売上高の増加は、値上げによるものです。

値上げというのは頻繁に行えませんから、AMCの立場は依然厳しいままだといえます。

COVID-19は、新作映画を映画館より早くストリーミングサービスに配信する流れに拍車をかけました。

たとえば、AT&Tのワーナーブラザーズは、2021年の新作映画の公開を、映画館でのリリースと同時にHBOMaxストリーミングサービスにリリースすることを計画しています。

ディズニーは、映画館での公開とDisney +の配信について様々な戦略を検討しています。

顧客は現在、新作映画を視聴するための様々な選択肢を持っているため、AMCにとっては厳しい状況だといえます。

多くの借金

AMCはかなりの負債を調達してきました。

そのおかげで、同社は昨年訪れた数回の破産危機を回避してきました。

最新の行動は、1月の9億1,700万ドルの債券と株式の発行です。

CEOのアダム・アロンは「AMCは破産しない。心配する必要はない。」と述べました。

2020年9月30日時点で、AMCは58億ドルの負債と4億1,790万ドルの現金を保有している状態でした。

そして、2020年の最初の9か月間の営業キャッシュフローは、マイナス7億7,160万ドルです。

経営陣はその場しのぎの資金を調達してきましたが、これは時間稼ぎにしかなりません。

事業を立て直すには、しっかりとした計画が必要です。

映画を観る方法が増え続けているので、事業の立て直しは難しいといえます。

AMCは事業改革をやってのけることができるかもしれません。

しかし、私はそれに賭けることはできません。

【米国株動向】アマゾンがAMCを買収するかもしれない理由

フリーレポート配信

コロナ禍で消費者が一斉にレストランや航空機の利用を敬遠した一方、在宅需要という大きな恩恵を享受し、新産業として伸びた分野もあります。過去1年で既に株価は大幅に上昇してしまいましたが、在宅関連銘柄としても、長期的な成長株としても注目できる3銘柄を取り上げます。

在宅需要で新たな産業が勃興する中、注目のコンスーマー関連3銘柄」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Lawrence Rothman、 CFAは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、ネットフリックス株、ウォルト・ディズニー株を保有し、推奨しています。

最新記事