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有名な投資アノマリー、セルインメイとは?その他のアノマリーについても解説

株式市場には、理由ははっきりわからないですが、周期的にある時期に株価が上がったり下がったりする時があります。

このことは、株式市場のアノマリーと言われていますが、セルインメイなどはたいへん有名で、その一つです。

今回は、この株式市場のアノマリーについて考えてみましょう。

セルインメイ

セルインメイは詳しくは、

「Sell in May, and go away. Don’t come back until St Leger day.」

言っていることは、「5月に売ってそのまま居なくなりなさい。セント・レジャー・デイ(9月第2土曜日)まで戻って来ないように」(セント・レジャー・デイに競馬の大レースが行われます)ということになります。

確かにこの言葉通り、5月の中旬くらいから株価が低迷することは多く、9月末までそれが続くということはよくあります。

これは、米国だけでなく、日本でもよくみられる現象です。

この理由はいろいろ言われています。

その一つに、米国ではヘッジファンドの比率が高く、ヘッジファンドでは決算が6月と12月に行われることが多いというのがあります。

その前の月、すなわち5月と11月にはトレーダーが持ち株を全部売って精算をするから株価が下落するということがよく言われています。

そしてトレーダーたちはその後は夏休みとなるので、9月末くらいまでは株式市場は閑散期が続くという説明です。

日本でも最近はこの傾向があるのは、米国のファンドが多く入ってきているからでしょうか?

ハロウィン効果

7〜8月の夏枯れ相場から9〜10月の下げ相場を経て、株価は10月31日のハロウィンの頃を境に反発して、以後は上昇トレンドに乗る場合が多いと言われています。

これをハロウィン効果と言います。

これについては、ヘッジファンドの決算がハロウィン効果に関連している、という説があります。

欧米のヘッジファンドは11月が決算月である場合が多く、決算前にパフォーマンスをよく見せるために、9〜10月に大きな売りで株価を下げておいて(9-10月の株安)、そこから反発で上げるというのが正体とも言われてます。

このハロウィン効果に関しては、比較的信憑性の高いものとして知られています。

というのも、過去の歴史的な暴落のいくつかが、ちょうどこの頃に起こっているからです。

例えば1929年の世界大恐慌、1987年のブラックマンデーは、いずれも10月下旬の大暴落でした。

1998年にも10月に通貨危機、2008年のリーマン・ショックも、10月の中旬に大暴落が起こりました。

これらのことから、米国の投資家は、ハロウィン効果の信憑性を疑わない人が多いようです。

そのほかのアノマリー

1月効果

12月末から1月第1週までの株価はよく上がると言われ、これを1月効果と呼びます。1月効果は米国だけでなく、日本や欧州でもよく見られるそうです。

12月から年末にかけては、税金対策などのため「含み損確定」などの売りが多く発生する傾向があります。

これは「節税売り」とも呼ばれています( 株式投資の損失は、損益通算をすれば、翌年の利益と相殺されることは、日本でも米国でも同じだからです)。

そして、このとき流入した資金が、1月に市場に流れ込むことにより、1月の株価上昇を生む、と言われています。

節分天井彼岸底

1月効果の株高が2月上旬まで及んで上げ(節分天井)相場、そして反動と3月決算に向けた調整売で下げ(彼岸底)、というアノマリーがあります。

2月上げというのは共感する人も多いようですが、彼岸底の方は賛成する人は少ないようです。

月曜株安

休場となる土日に悪材料が出たり、ニュースで経済学者が景気の先行き不安を語ったりして、月曜に大きな下落が生じることがよくあります。

これを月曜株安アノマリーと呼びます。 この株安を狙う投資家も存在すると言われています。

米国大統領選

米大統領選挙の前年は、株高になることが多いです。

次の任期にも支持を集めるために、景気がよくなるような政策を打ち出す傾向があります。こうした場合、多くのケースでは株高となります。

このような流れから、米大統領選を経済サイクルとして考えると、中間選挙の年が底となり、大統領選挙の年に向かって上昇していきます。

また、米株高は米に資本を集めることになり、 結果的にドル高に結びつきやすくなります。

小型株効果

時価総額が小さい小型株のほうが、大型株よりも倒産の可能性は高いですが、株数が大型株よりずっと少ないため株価の上昇率が高く、高収益をもたらす可能性が大きくなりま す。

ハイリスクハイリターンな取引となります。これについては、多くの支持する統計が示されていますが、必ずしも多くの投資家に受け入れられているわけではありません。

最後に

考えてみれば、株式投資で利益を上げるというのは、何らかのアノマリーがあるからなのかもしれません。

例えば、割安株投資法では、多くの人が考えているよりは、ある種の株は安く放置されており、それを購入した人が利益を上げることになります。

成長株投資法では、多くの人が考える成長度合いをはるかに超えて早く成長する会社の株を購入した人が利益を上げることになります。

見方を変えてみれば、これらは割安株効果であり、成長株効果というある種類の株式相場のアノマリーと考えても良いのかもしれません。


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