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投資信託への分散投資!「ファンド・オブ・ファンズ」のメリット・デメリットについて

近年、投資信託は銀行や郵便局はもちろん、ネット証券の著しい普及により多くの人にとって身近な存在となりました。

そして、投資信託の情報を見ていると、「この投資信託はファンド・オブ・ファンズ形式で運用します」と言った表示を見かけることがあります。

ファンド・オブ・ファンズは、投資信託の形式の一つです。

「ファンド」とは投資信託のことなので、ファンド・オブ・ファンズを直訳すると「投資信託の中の投資信託」と言うことができます。

これだけではよく意味がわからないですよね。

さらにファンド・オブ・ファンズと並んで比較されがちな「ファミリーファンド」という運用形式もあります。

大切な資産を運用するのにわからないことがあっては、上手くいくものも上手くいきません。

そこで今回は、ファンド・オブ・ファンズについての基礎的知識と、比較されがちなファミリーファンドとの違いについて説明していきます。

投資信託の銘柄選びの参考となれば幸いです。

ファンド・オブ・ファンズとは?

ファンド・オブ・ファンズとは、投資信託の運用形式の一つです。

一般的に投資信託といえば、株式や債券、金、不動産といった資産にファンドマネジャーと呼ばれる資産運用のプロが投資してくれる、というイメージだとされています。

ファンド・オブ・ファンズの投資対象は投資信託そのものです。

複数の投資信託、商品によっては会社まで異なる銘柄へ分散投資ができます。

つまり、ファンド・オブ・ファンズは運用会社に投資対象の資産選びをしてもらうのではなく、投資信託選びをしてもらうことが可能です。

代表的なファンド・オブ・ファンズとしては、セゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」やユニオン投信の「ユニオンファンド」などが挙げられます。

ファンド・オブ・ファンズとファミリーファンドの違い

ファンド・オブ・ファンズと並んで比較されがちなのがファミリーファンドです。

ファミリーファンドは、一般の投資家が直接購入できる「ベビーファンド」とベビーファンドを運用する「マザーファンド」という2種類のファンドからできています。

なぜ、このように2段階にして運用をするのかというと、運用効率が良くなり規模も大きくなるからです。

例えば、三菱UFJ国際投信が「eMAXIS Slim シリーズ」という投資信託を展開しています。

eMAXIS Slim シリーズには「バランス型」「先進国株式型」「全世界株式型」といった様々な種類の商品があります。

これらの商品は名前こそ違いますが、中身の投資対象とする資産には共通しているものが含まれています。

共通している資産であれば、商品ごと(ベビーファンドごと)に別々に運用するのではなく、マザーファンドがまとめて運用したほうが効率的です。

実際に、複数のベビーファンドをマザーファンドが運用して効率化することで、売買コストを削減し手数料の軽減することができています。

ファンド・オブ・ファンズと違い、同一会社内での運用であるからこそ効率化が可能なのがファミリーファンドです。

運用形式を確認したい場合は、投資信託の目論見書に記載されていますので購入前に確認しておきましょう。

ファンド・オブ・ファンズのメリット

ファンド・オブ・ファンズ形式での運用の3つのメリットについて説明していきます。

分散効果が高い

元々、投資信託は複数の資産に分散投資されており、さらにファンド・オブ・ファンズによって投資信託そのものを分散させますので、非常に高いリスク軽減効果が実現可能です。

異なる運用会社の投資信託を組み合わせれば、運用方針の違いをカバーすることができ、さらに分散効果を高めることもできます。

複数の投資信託を選ぶ手間が省ける

通常、複数の投資信託を利用して資産運用をしようとすれば、複数の銘柄同士を比較し検討しなければなりません。

ファンド・オブ・ファンズ形式を利用すれば、一つの商品を購入するだけで複数の投資信託を購入したことになりますので、手間を省くことができます。

アセットアロケーションを運用会社に判断してもらえる

長期間資産運用をしているとアセットアロケーション(資産配分)が偏ってしまい、バランスが悪なってしまうことがあります。

アセットアロケーションが偏ったまま運用を続けてしまいますと、資産運用全体のリスクが高くなってしまいますので、定期的な見直しをしなければなりません。

ファンド・オブ・ファンズ形式を利用すれば、アセットアロケーションを運用会社に判断してもらい、必要に応じて見直しがされますのでバランスを保つことができます。

ファンド・オブ・ファンズのデメリット

今度はファンド・オブ・ファンズ形式での運用の3つのデメリットも説明していきます。

手数料が高い

ファンド・オブ・ファンズ形式の投資信託は手数料が高くなりがちです。

その理由は、ファンド・オブ・ファンズ形式の投資信託への手数料に加えて、投資対象となる投資信託への手数料を支払わなければならないからです。

手数料が二重に取られてしまうということですね。

運用に関わる人が増えますので、その分手数料を多く支払う必要が出てきます。

ファンドの中身がわかりにくいためリスクの把握がしにくい

ファンド・オブ・ファンズ形式の投資信託がどのようなファンドを組み合わせているかは目論見書を見ることで確認することができます。

しかし、ファンドの中身がどのような資産に、どのような配分で運用されているかは、さらに個別に目論見書を確認しなければなりません。

ファンドの詳細を知るためにワンクッション置かなければなりませんので、その分透明性が悪くなり、資産運用全体のリスクが把握しにくいといえます。

不透明性を悪用した悪質な商品も存在する

さらに、不透明性を悪用し手数料を過剰に支払わせたり、投資家が許容できないようなリスクのある商品を購入させたりといった、悪質な商品が存在するのも事実です。

大切なお金を使った資産運用ですので、目論見書をしっかりと読んでいきたいですね。

まとめ

今回は、ファンド・オブ・ファンズについての基礎的知識と、比較されがちなファミリーファンドとの違いについて説明しました。

近年は手数料が抑えられたファンド・オブ・ファンズ形式の投資信託も販売されています。

リスクが低い分、大きなリターンは狙いにくいですが、守りの資産運用の選択肢の一つとしてみてはいかがでしょうか。


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