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「Snapchat」のスナップ株は強気の予想を維持、2019年に株価の上昇を維持できるか?

モトリーフール米国本社、2019年2月11日投稿記事から

先週、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の上場株式の中で最大の上昇幅を記録したのはスナップ(ティッカー:SNAP)でした。

2018年第4四半期決算発表後に株価は約32%上昇しましたが、これは売上高が予想を上回り、2019年第1四半期の見通しも良好なものだったためです。

スマホ向け写真共有アプリSnapchat(スナップチャット)の親会社であるスナップの株価は2019年に入り65%も急上昇し、上場後の2年間の急激な下落局面から反転しました。

しかし、実態は完璧にはほど遠いです。

スナップの多額の現金流出は続いており、株価は2017年のIPO価格17ドルを大きく下回っています。

スナップ株への最近の熱狂は、2019年中続くのでしょうか?

強気の姿勢を維持

スナップの第4四半期決算は、一見したところ印象的ではないかもしれません。

日次アクティブユーザー数は3ヶ月前とほぼ横ばいの1億8,600万人で、1年前の1億8,700万人を下回っています。

さらに、スナップの調整後損失は1株あたり0.13ドルに拡大し、アナリストが0.08ドルを目標としていたよりもはるかに多くの赤字となりました。

投資家にとってありがたいことは、以上がスナップの四半期アップデートの悪いニュースの全てでした。

プラス面では、四半期売上高が、ウォール街のアナリストが予想していた32%増を大幅に上回って、36%増の3億8,980万ドルとなりました。

一般的には、オーディエンス増加が伸び悩んでいるようなプラットフォームにおいては、このような急激な成長は見込めません。

しかし、スナップチャットの場合は、アプリユーザーからより多くのお金を集め続けています。

ユーザー1人当たりの平均売上高は2.07ドルで、他のドットコム企業の最先端プラットフォームのものと同程度ですが、スナップ場合、過去1年間で37%の改善となっています。

四半期決算が市場予想を下回ってはいるものの、利益面は悪くないとみられます。

営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローはこの1年間で大幅に改善されています。

また過去数四半期にわたってコスト構造を安定させ、売上高拡大が続いているため、スナップは長期的な収益性を確立しつつあります。

スナップの投資家は、ユーザー数が増加するまで安心することはできませんが、プラットフォームの魅力は広告主にとってより明白になりつつあります。

スナップチャットのプレミアムビデオ広告は、マーケティング企業にとってアクセスが難しい13〜34歳の米国視聴者の70%に見られている、とスナップは強調しています。

今後の動きを注視

スナップが先週最も人気のあったNYSE株であり、今年最大の上昇株の一つであることは朗報です。

それは、スナップが2019年に最もパフォーマンスの良い低位株の1つになる可能性がある、という私の年末の予想を裏打ちしています。

しかし、先週の急騰に惑わされないことも重要です。

スナップの株価は、決算発表の週に大きく変動してきました。

過去2年間の四半期決算発表の週ごとの変動は以下の通りです。

  • 2017年第1四半期 –  17%減
  • 2017年第2四半期 –  10%減
  • 2017年第3四半期 –  18%減
  • 2017年第4四半期 –  37%増
  • 2018年第1四半期 –  24%減
  • 2018年第2四半期 –  3%減
  • 2018年第3四半期 –  8%減
  • 2018年第4四半期 –  32%増

スナップの株価は、第4四半期決算発表後に大きく上昇していますが、他の四半期決算発表後は大きく下落しています。

先週の上昇は、2019年のスタートとしては素晴らしいものでしたが、このモメンタムを維持するのは容易ではありません。

このため、スナップは収益性を向上させるか、顧客基盤を再び拡大させる必要があります。


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