最初は真似でOK?有名な投資ファンドから個別銘柄を探してポートフォリオを組む方法

日本のネット証券から投資できる米国株だけでも、多いところでは3,000銘柄以上の中から投資先を選ばなければいけません。
3,000以上の銘柄を何も見ずに挙げることができるでしょうか。
米国企業は日本人にもよく知られていますが、それでも難しいはずです。日本企業でも同じく難しいでしょう。
「個別銘柄を選ぶのは難しいから、インデックス投資をしよう」という意見もありますが、インデックスで買うと自分が買いたくない銘柄までセットで含まれてしまうこともあります。
投資家の中には分散投資をするにしても、投資先は全て自分で選びたいという方も多いのではないでしょうか。
しかし、自分の知っている銘柄の中だけで選ぼうとすると、偏ったポートフォリオになってしまいそうです。
そこでおすすめなのが、投資の達人のポートフォリオを覗いてみることです。
そして、その投資先の銘柄の中から興味のある銘柄を選んで調べてみましょう。本記事ではその具体的な方法をご紹介します。
投資の達人のポートフォリオやETFは個別銘柄を探す参考になる
投資の達人のポートフォリオや有名なETFには、それぞれの運用方針に沿った銘柄で組成されています。
例えば、バリュー投資を採用していれば割安な銘柄、テック系のテーマ型のファンドならテック系の銘柄、グロース投資型ならば成長株でポートフォリオは構成されているはずです。
それなら自分の運用方針や考え方に近いファンドのポートフォリオを覗けば、運用方針にあった銘柄が見つかりやすいはずです。
投資メディアから話題の個別銘柄を選ぶ人もいるかもしれません。
しかし、その時々で話題の銘柄ばかりが取り上げられてしまうため、メディアの発信ばかりを見ていても、情報が偏ってしまうことがあります。
自分の運用方針に近いファンドやETFから銘柄を探してみるのは、投資先を探す方法の一つとして知っておくと便利です。
バフェットやソロスのファンドから個別銘柄を選ぶ方法
参考:gurufocus
バリュー投資家のウォーレン・バフェットや、イングランド銀行を破綻に追いこんだグローバル・マクロ戦略をとるジョージ・ソロスの名前は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
彼らのような有名な投資家のポートフォリオを参考に投資先を探す方法があります。
例えば、海外のgurufocusというサイトでは、ソロスファンドのポートフォリオのヒートマップや投資先一覧を、表示させることができます。
ウォーレン・バフェットのポートフォリオも同じ要領で表示可能です。
海外の有名投資家やファンドのポートフォリオの中身は意外に調べてみると分かることも多いのです。
米国のモトリーフールのポートフォリオやETFからも個別銘柄を探せる
参考:米国版モトリーフール
例えば、モトリーフールの米国版ではプレミアムサービスで、やや保守的な運用、成長性重視の運用などの切り口のポートフォリオが有料版ではありますが確認できます。
他にも米国の投資家向けのメディアや新聞などでは、投資情報を提供するだけでなく、具体的なポートフォリオを教えてくれるサービスもあるので、それらから自分なりのポートフォリオをつくってみるのもおすすめです。
話題になっている個別銘柄をなんとなく買ったりするよりも、運用方針に沿った銘柄選びをしやすくなります。
他にも成長株投資で有名なウィリアム・オニールのインベースターズ・ビジネス・デイリー紙の選んだIBD50をサブスクライブすれば、オニールの視点が反映された成長株ポートフォリオの中から好みの銘柄を探せます。
イノベーションを重視したテーマ型の投資をするならば、今話題のアーク・イノベーションETF(ARKK)の構成銘柄から個別株を選ぶという手もあります。
参考:ブルームバーグ
自分と運用方針の近い投資のプロや投資信託、ETFなどから個別銘柄を探す方が、膨大な個別銘柄から闇雲に投資先を探すよりも簡単で現実的です。
特に細かいことを気にしないなら、ETFやファンドをそのまま買えてしまうなら買ってしまうのも手です。
個別銘柄を詳しく知るならエドガーを参考にしよう
参考:米国証券取引委員会
米国証券取引委員会の公式ページから、「エドガー」という上場銘柄の情報が集まっているシステムにアクセスすることができます。
より個別株を深く自分の目で研究するなら、エドガーで決算書をみたり、企業のIRページにアクセスしたりすることをおすすめします。
あのウォーレン・バフェットが選んでいる銘柄だから必ず良い銘柄だと考えるなら、はじめからバフェット率いるバークシャー・ハサウェイ株やETFをそのまま買えば良いでしょう。
最初はファンドやETFを模倣しながらポートフォリオをつくると楽
投資をはじめたばかりだと、一から個別銘柄を探すのは簡単ではないでしょう。
しかし、ソロスやバフェットなどの投資の達人、ETFのポートフォリオを参考にすることで、具体的な銘柄を選びやすくなります。
個別銘柄のポートフォリオをつくることは簡単ではありません。
最初は真似からはじめて、少しずつオリジナルのポートフォリオを制作する方が一からつくるよりも簡単です。
例えば、絵を描く、料理をつくる、スポーツをする、など様々な分野の上達のコツも真似をすることです。
そして少しずつ個性を出していきます。
投資でも同じように真似からはじめて、少しずつ自分なりのアレンジを加えていくことで、オリジナルのポートフォリオを組むことができるのではないでしょうか。
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