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【米国株動向】投資初心者のための3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021211日投稿記事より

本稿執筆者が投資銘柄候補を検討する際、その銘柄に強みがあるか、成長の可能性があるかの2点を確認するようにしています。

これは投資初心者であろうがウォール街の達人であろうが、ぜひ考えるべきポイントです。

この2点を頭に入れながら、クレジットカード大手ビザ (NYSE:V)、IT大手マイクロソフト (NASDAQ:MSFT)、娯楽大手ウォルト・ディズニー (NYSE:DIS)の3銘柄を見ていきましょう。

これらは投資初心者がまず注目したい銘柄です。

ビザ:決済の巨人

ニールセン・レポートによると、ビザは世界最大の決済ネットワークを運営し、200を超える国や地域で金融機関、店舗、利用者とつながっています。

そのサイズを表現すると、ビザカードの利用者が実店舗で1ドルの買い物をすると15セント、オンラインであれば1ドルにつき43セントがビザのネットワークに渡ることになっています。

驚きの数字です。

そのようなスケールの大きさにもかかわらず、同社経営陣は、さらに大きな市場機会を見込んでいます。

アル・ケリー最高経営責任者(CEO)によると、現在、現金あるいは小切手で行われている個人決済の額は、年間18兆ドルにのぼっています。

ビザは金融機関やスクエア、ペイパル・ホールディングスといったフィンテック企業との提携を拡大することで、この市場に攻め込もうとしています。

さらに同社は、企業間(B2B)あるいはピア・ツー・ピア(P2P)送金といった、金融機関の口座をベースとした決済に185兆ドルのチャンスがあると見ています。

この市場に対して、同社は国際送金ソリューション企業のアースポートやフィンテックのイエローペッパーといった企業を買収し、銀行間送金やリアルタイムでの送金キャパシティを積極的に構築しています。

同社は現在、全世界で金融機関に口座を持つ人の約90%〜95%にアクセスできる状態にあります。

同社にも、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)で逆風は吹いていますが、ここ5年のビザの売上成長は69%増と堅調です。

さらに同期間の営業利益率も4%ポイント上昇しています。

今後長期にわたり、デジタル決済はさらに普及することが見込まれます。

ビザの事業は成長を続け、株主の期待に応えてくれることでしょう。

【米国株決算】ビザの最新決算情報と今後の株価の推移

マイクロソフト:テクノロジーの巨人

マイクロソフトは時価総額で世界屈指の規模を誇り、ソフトウエアからクラウドコンピューティング、さらにゲームまで幅広い製品を持っています。

中でも最も広く知られるのは、世界で最も利用されているデスクトップ型オペレーティング・システムのウィンドウズや、サブスクリプション型ソフトウエアのマイクロソフト365でしょう。

加えて同社は、サイバーセキュリティ分野の強化も行なっています。

最近ブランドの再構築を実施したマイクロソフト・ディフェンダーは、エンドポイント、Eメール、IDを保護し、アジュール・ディフェンダーは、クラウド・ワークロードを保護します。

同社によると、セキュリティー関連の顧客数は40万、2020年の売上高は100億ドルとのことです。

全体の売上に占める割合は小さいものの、サイバーセキュテリティ業界は急激に拡大しており、今後このトレンドの恩恵を受けて同事業は拡大すると思われます。

同社には信頼できるブランドと、非常に拡張性のあるソフトウエアおよびクラウドコンピューティング事業を抱えており、売上と同時に営業利益も急激に成長しています。

この5年で売上は68%増、利益率は10%ポイント拡大しています。

【米国株決算】マイクロソフトの最新決算情報と今後の株価の推移

ウォルト・ディズニー:コンテンツ帝国

2020年は、ディズニーにとって厳しい年でした。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)により、ディズニーワールドやディズニーランドは休園あるいはキャパシティを縮小しての営業を余儀なくされ、ここ20年で初の赤字を計上しました。

しかし希望の光もあります。

現在ディズニーは、見事な変革を遂げつつあるのです。

今まで、同社のメディア事業は、ABCやESPN、ディズニー・チャンネルといった地上波TVネットワークから売上を上げていました。

ところがこれらは、ストリーミングサービスに取って代わられつつあります。

そこでディズニーは2019年11月に動画配信サービス、ディズニー+(プラス)の配信を開始しました。

ディズニー+ではディズニーの旧作アニメやマーベル、ルーカスフィルム、ピクサーの作品を配信していますが、同社は『ライオン・キング』、『アナと雪の女王』、『スター・ウォーズ』、『アベンジャーズ』など、最も価値あるメディアコンテンツを抱えています。

また、歴代興行収入トップ10作品のうち7作品を制作しています。

これは同社にとって非常に大きな強みであり、この市場で長期にわたって成功することは確実でしょう。

ボブ・チャペック最高経営責任者(CEO)によると、ディズニー+の初年度の業績は、同社の高い期待を上回るものでした。

2020年12月時点の会員数は8,680万となっています。

一方でネットフリックスの2020年末の会員数は2億300万です。

ディズニー+はわずか1年間で、世界で2番目の会員数を抱える動画配信サービスとなりました。

ディズニーには、成長の余地がかなりあります。

今後もディズニー+に、マーベルやスターウォーズ・シリーズ、さらに実写作品やピクサーの作品を次々と追加する予定です。

ディズニー+が急速に会員数を伸ばすことは間違いないでしょう。

経営陣は、会員数は2024年までに3億〜3億5,000万になると見込んでいます。

したがって、ディズニーは投資先として注目すべき銘柄だと考えられます。

【米国株動向】ディズニーとノルウェージャン・クルーズラインを比較

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2021年に株価が倍になるようなポテンシャルの高い成長株を4つご紹介します。これらは、短期的なリスクは高いものの長期的に大きなリターンを目指す個人投資家向けの成長株です。こちらからメルアドを登録していただき、レポートをご覧ください。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Trevor Jennewineは、スクエア株、ビザ株、ペイパル・ホールディングス株、ウォルト・ディズニー株を保有しています。モトリーフール米国本社は、マイクロソフト株、スクエア株、ビザ株、ペイパル・ホールディングス株、ウォルト・ディズニー株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、イーベイ株を推奨しています。モトリーフール社は、イーベイ株に関するオプションを保有しています(2022年1月の75ドルのロング・コール)。
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