The Motley Fool

【米国株動向】高配当利回りの3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021211日投稿記事より

金利は依然として、今年初めに付けた数年ぶりの極めて低い水準付近にあるかもしれません。

しかし、全ての配当が金利に追随したわけではありません。

幾つかの銘柄は、通常のインカムを追求する投資家に十分な配当を提供しています。

現時点で極めて高水準な配当を誇る3銘柄を紹介します。

ウィリアムズ・カンパニーズ

配当利回り:7.4

天然ガス会社ウィリアムズ・カンパニーズ(NYSE:WMB)の株価は、他のエネルギー企業の株価と同様に、パンデミックが初めて拡大した2020年初頭に石油・ガス価格とともに急落しました。

しかし、市場はウィリアムズのビジネスモデルを誤解していた可能性があります。

同社は、米国全土に天然ガスを配送する3万マイル相当のパイプラインなどを保有しており、天然ガス1立方フィートをある地点から別の地点まで配送するごとに手数料収入を得ています。

買い手と売り手が合意する販売価格は、配送サービスの需要にはあまり影響を与えません。

このことは、パンデミックの悪影響が最も大きかった昨年第2四半期のウィリアムズの業績を見れば分かります。

天然ガス価格は2019年末から2020年5月の底値にかけて30%超下落しましたが、4-6月期のウィリアムズのサービス売上高はわずか3%減にとどまりました。利益についても同様です。

賢明な投資家は、ウィリアムズのキャッシュフローが減少しており、配当支払い能力が低下することを懸念しているかもしれません。

しかし、キャッシュフローは見た目ほど悪くありません。

昨年第1四半期、同社は9億3,800万ドルという異例の高水準な減損費用を計上しました。

また、第3四半期にはパイプライン会社トランスコンチネンタル・ガス・パイプラインとの間で2億8,400万ドルの支払いに合意しました。

これらの1回限りの費用を業績に足し戻すと、2020年の利益とキャッシュフローは2019年のより健全な水準に復帰します。

このことは、売上高が継続的に発生するというパイプライン事業の性質が、持続的な配当支払いを支えるのに適しているということがわかります。

【米国株動向】利回り6%超の注目すべき高配当株6銘柄

AT&T

配当利回り:7.2

通信会社AT&T(NYSE:T)は複数の問題を抱えています。

特に大きな悩みの種は、苦戦している衛星放送ブランドのディレクTVです。

ケーブルテレビ契約者数は前四半期に61万7,000件減となり、長期にわたり減少が続いています。

映画・テレビ部門のワーナー・メディアによるコンテンツ制作も、新型コロナウイルスのパンデミックによって引き続き困難な状況にあります。

しかし、AT&Tは主として通信会社であり、通信事業に問題はありません。

前四半期の無線通信による売上高は、総契約者数の約600万件増加によって、前年同期比7.6%増の201億ドルとなりました。

同社の無線ネットワークに接続された端末は8,080万台で、前四半期から約500万台増加しています。

1株当たり営業利益は0.75ドルで、前年同期から減少してはいるものの、0.52ドルの1株当たり四半期配当をカバーするのには十分です。

ディレクTVによる損益計算書とバランスシートへの重しは軽減されつつあります。

AT&Tは、2015年に480億ドルで買収したディレクTVの価値減少に関連して155億ドルの費用を計上しました。

このことは、頻繁に取りざたされているディレクTVの(一部)売却の実現が近いことを示唆しています。

これにより、負債の重しが約180億ドル減少するだけでなく、さらに重要な点として、AT&Tは株式の評価にとってマイナスとなる重荷を下ろし前進することができるでしょう。

【米国株動向】IBMとAT&Tが5G活用ハイブリッドクラウド事業で提携

PPLコーポレーション

配当利回り:6

電力会社PPLコーポレーション(NYSE:PPL)は、業界をリードする6%の配当利回りを有し、公益セクター内で突出しています。

この配当について興味深い点は、同社が無理をして株主還元を増やしているのではないということです。

同社の営業利益率と全体的な利益率も、同業他社を大幅に上回っています。

PPLは米国と英国で1,000万人超の消費者に電力を提供しています。

ただし、米国事業のみに集中するため、英国事業の売却手続きを進めています。

PPLは1月、ケンタッキー州の太陽光発電施設の建造計画を拡大すると発表しました。

また同社は長年にわたり、電気自動車(EV)充電ステーションの建設によってEVの普及を支持しています。

PPLは、化石燃料による発電から、よりグリーンかつクリーンな資源へと計画的に移行しようとしています。

PPLの業績が英国事業の売却後にどうなるかは不明です。

成長率が高い英国事業がなくなると、既に低調な成長率は横ばいへ鈍化するかもしれません。

さらに、1株当たり利益の約3分の2を配当として株主に還元していることを踏まえると、将来の成長に投資する資金はあまりない可能性があります。

とはいえ、現在の平均を上回る配当利回りのために、平均を上回る成長を後回しにしても良いなら、間違いなく検討に値する銘柄でしょう。

フリーレポート配信

短期的にはボラティリティが高い傾向がありますが、グロース株投資は長期の資産形成に最も寄与するといっていいでしょう。そういった成長株として注目できる5銘柄紹介します。

長期成長株投資で注目の米国株5銘柄」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者James Brumleyは、AT&T株を保有しています。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。
最新記事