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個人投資家がベンチャーキャピタリストから学べる3つのこと

モトリーフール・シンガポール支局、2018年11月30日投稿記事より

ベンチャーキャピタリストは、スタートアップや立ち上げの初期段階にある企業に投資する投資家です。

彼らはスタートアップの時期において重要な資本提供者と言えるでしょう。

上場株式の投資家とは異なり、ベンチャーキャピタリストはさまざまな課題に直面します。

例えば、スタートアップ企業で公開される情報は限られています。

上場企業のように、スタートアップ企業は年次報告書を出したり、過去の実績を詳細に提供したりすることはありません。

また、ベンチャーキャピタリストはいつ投資を終了できるかを分からないという問題にも直面します。

スタートアップ企業への投資では流動性が欠如しているため、ベンチャーキャピタリストは簡単に投資から逃げることはできません。

上記およびその他の課題により、個人投資家の上場企業への投資よりも、ベンチャーキャピタリストのスタートアップ企業への投資の方が複雑な決断になります。

それにもかかわらず、いくつかのベンチャーキャピタルファンドは非常に好調です。

私たちは彼らから何を学ぶことができるのでしょうか?

長期的に考える

すでに述べましたが、ベンチャーキャピタリストはいつ投資をやめることができるのかを知ることはできません。

流動性の欠如とは、スタートアップ企業が買収される機会が来るか、またはIPOを通じて株式を証券取引所に上場し、売買を始めるまで資本が取り出せなくなることを意味しています。

そのため、ベンチャーキャピタリストは、スタートアップ企業への投資がすべて長期的なものになる、と考えて投資しています。

上場株式の流動性は大きいですが、個人投資家も、ベンチャーキャピタリストと同様に長期的な考えを持って上場株式に投資すべきです。

ポジションを頻繁に変えることが、個人投資家が市場のパフォーマンスを下回ったり、損失を出したりする主な理由の1つであることが証明されています。

感情に振り回されたり、市場の変動により、投資家は間違った時期に売買をすることがあります。

ビジネスの裏にいる人を見て投資する

投資するタイミングによっては、スタートアップ企業は1ドルも売上を出していないかもしれません。

その場合、ベンチャーキャピタリストが手に入れられる情報はとても限られています。

したがって、投資決定プロセスの大部分は、情報の量ではなく質に焦点を当てなければなりません。

質で判断するための企業の重要なポイントは、企業のリーダーたちです。

ベンチャーキャピタリストは、スタートアップ企業の評価において、企業のリーダーが実行力とビジネスを推進させる能力を持っているかどうかに注目します。

私たちも上場企業の投資家として、有能な経営陣を擁し、彼らにより長年にわたりビジネスが推進されてきた企業に投資すべきです。

資家はよく財務報告書や業界統計を精査しますが、企業で最も重要なのは、実際に企業を動かしている経営陣であることを忘れてはいけません。

将来の可能性を追求する

ベンチャーキャピタリストは、業界全体に創造的破壊をもたらし、長年にわたって大きく成長できるような企業を常に探し求めています。

そのような企業を特定するには、業界が成長を続けているかどうか、そして、そういった企業が競合他社から市場シェアを奪取することができるかどうかを調べる必要があります。

同様に、上場企業の投資家も、成長の可能性がある企業を探すべきです。

これは、急成長する業界で事業展開出来る企業を探し、また、変化していく経済環境に常に対応できる企業を探すことを意味します。

最後に

スタートアップ企業への投資と上場企業への投資は明らかに異なるにもかかわらず、どちらにも同様の戦略が利用できます。

株式市場で高リターンを求めている個人投資家は、この3つのベンチャーキャピタリストの原則に従うことでうまくいくかもしれません。


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