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【米国株動向】現時点で非常に割安な米国バリュー株3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202128日投稿記事より

株式市場ではグロ-ス株の人気が高まっています。これは、多くのバリュー株が投資家によって見過ごされていることを意味します。

この状況は長期的に、よりリスクが低くてよりバリュー志向の株式を探している投資家に買いの好機をもたらしている可能性があります。

バリューの測定方法にはいくつかありますが、筆者はトップバリュー株を見つけだすため、株価収益率(PER)が割安な水準にあり、しかも今後10年間にわたり成長するための選択肢を備えた、収益性の高い事業を有する企業を探してきました。

こうした基準に基づいて筆者のリストの最上位にランクされたのが、ゼネラルモーターズ(NYSE:GM)、ベライゾン(NYSE:VZ)、ビザ(NYSE:V)です。

ゼネラルモーターズ:10年後の成長の原動力は自動運転車開発子会社のクルーズ

ここ数年、投資家が電気自動車に関連する銘柄に夢中になる中、伝統的な自動車株は見過ごされてきました。

損益が赤字なのに時価総額が数十億ドルと評価されている電気自動車メーカーさえあります。

電気自動車事業と比べると、GMの大規模で高収益の従来型自動車事業はひどく退屈なものに感じられるかもしれません。

しかし長期投資家は、GMの株式が割安であり、しかも同社の事業は今後10年にわたり高成長を遂げる可能性があることを覚えておくべきです。

GMの株式がどの程度割安なのかを検証するため、まずは筆者が最も期待している自動運転車開発子会社のクルーズを見てみましょう。

クルーズが最近実施した20億ドル規模の資金調達時の開示情報に基づくと、GMのクルーズにおける持ち分には234億ドルの価値があります。

クルーズは完全自律型のライドシェアリング事業を立ち上げる準備を進めており、その事業規模は急成長しています。

GMの時価総額からクルーズにおけるGMの持ち分の価値を差し引くと、わずか539億ドルになります。

すなわち、クルーズにおける持ち分を除くとGMの調整後PERは約16倍となります。

コンセンサス予想による2021年予想1株当たり利益(EPS)は5.89ドルで、クルーズにおける持ち分を除外した場合、GMの2021年予想PERはたったの6.4倍となります。

GMの既存事業の長期見通しを強気に見ている投資家は少ないかもしれません。

しかし、6.4倍という2021年の予想PERは割安です。

しかも同社は2035年までに完全に電気自動車に移行すると約束しており、電気自動車のリーダーになる可能性もあります。

今から10年後にGMの株式リターンを牽引する可能性があるのは、従来型の自動車製造事業ではなく、クルーズと完全自律型のライドシェアリングの潜在力です。

GMは株価が割安であるにもかかわらず2つの素晴らしい事業を有しています。

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ベライゾン:5Gネットワークが今後の成長基盤となる

現時点で通信株に投資するのはやや逆張り的なポジションですが、それが成り立つのはベライゾンのような株式がバリュー株であるからです。

ベライゾンの損益は一貫して黒字であり、過去に増配を続けてきた結果、配当利回りは4.5%となっています(本稿執筆時点)。

しかもPERは約12.9倍にすぎません。

ベライゾンは5G携帯電話通信ネットワークの構築に数百億ドルを投資する必要がありますが、同社はこれにより再びグロース株になる可能性があります。

同社の未来は5Gネットワークにあり、自律走行車、エッジコンピューティング、仮想現実などの新しい技術が成長するにつれ、同社のネットワークに接続する5G対応端末の数は増加するでしょう。

ベライゾンが5Gでプレミアムネットワークを維持できれば、投資家は今まであまり価値がないとみなしていた携帯電話通信の成長の波に乗ることができます。

【米国株決算】ベライゾン・コミュニケーションズの最新決算情報と今後の株価の推移

ビザ:今後の成長が見込まれるデジタル決済で中心的地位を確立

デジタルの時代にあってビザより耐性の高い企業はほとんどありません。

同社は多くのデジタル決済の新興企業によって破壊的影響を受ける立場にあったのですが、実際はそうはならず、現在のデジタル決済の仕組みの中心的存在となっています。

過去10年間の業績を見ると、デジタル決済の利用が増えたため売上高は着実に増加し、利益率は70%を大きく上回り続けています。

この10年で純利益は3倍以上に増加しました。

ビザの本稿執筆時点のPERは43.1倍で、GMやベライゾンより割高です。

しかし同社は、デジタル決済に牽引されて成長する可能性の高い領域で事業を展開しています。

信じられないほどの強さを考えると、ある程度のプレミアムを支払う価値があります。

その意味で、同社は依然として割安です。

【米国株決算】ビザの最新決算情報と今後の株価の推移

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Travis Hoiumは、アップル株、ゼネラル・モーターズ株、ベライゾン・コミュニケーションズ株、ビザ株を保有しています。モトリーフール米国本社は、マビザ株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ベライゾン・コミュニケーションズ株を推奨しています。
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