2月第一週に同意づいた銘柄をおさらい

2月1日に同意づいた銘柄
ノババックス(NASDAQ:NVAX)…+21.4%
前週、英国で実施した新型コロナウイルスワクチンの最終段階の臨床試験で高い効果が確認されたと発表しました。
ワクチン承認に向けた進展を好感した買いが続き、大幅高になりました。
ゲームストップ(NYSE:GME)…▲30.8%
個人の投機的な買いやヘッジファンドなどによる売り手じまいが一巡しつつあり、 上昇余地が乏しいとの見方が売りを誘いました。
29日に米ネット証券ロビンフッドが新規の購入停止を解除しましたが、購入できる株数とオプションの契約件数には厳しい上限を設定しました。
ベッド・バス・アンド・ビヨンド(NASDAQ:BBBY)…▲14.4%
キーバンク・キャピタルが1月31日に投資判断を「中立」から「売り」に引き下げました。
年初来で株価が 99%上昇し、割高過ぎると指摘。
今後は 「巣ごもり消費」 の恩恵が受けにくくなるのに加え、 小売業の経営再建の難しさも指摘しました。
スティッチ・フィックス(NASDAQ:SFIX)…▲11.0%
アメリカの証券会社であるスタイフェルが1日までに投資判断を「買い」から 「中立」に引き下げました。
株価が昨年2倍以上になり、今年に入っても40%以上上昇していたため、割高感強いと指摘したのです。
モデルナ (NASDAQ:MRNA)…▲9.1%
バンク・オブ・アメリカが1日付で投資判断を「中立」から 「売り」に引き下げました。
コロナワクチン市場での競争激化などを背景に、 株価の割高感を指摘しました。
2月2日に同意づいた銘柄
パロアルトネットワークス (NYSE:PANW)…+7.2%
クレディスイスが投資判断を 「中立」から「買い」に引き上げました。
在宅勤務の浸透に加えて、昨年12月に発覚した米政府や主要企業を狙った大規模なサイバー攻撃に伴うセキュリティー強化が業績を押し上げるとの見方を示しました。
デル・テクノロジーズ (NYSE:DELL)…4.4%
ゴールドマンサックスが1日付で投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を68ドルから 96ドルに引き上げました。
堅調なフリーキャッシュフローによる債務返済が進むとの見方を示し、利益率の改善見通しなども評価した格好です。
ゲームストップ…▲60.0%
個人投資家による投機的な売買の勢いが弱まり、ヘッジファンドの持ち高調整も一巡しつつあります。
株価は急騰前の水準に落ち着くとみた売りが続きました。同様に映画館運営のAMCエンターテインメント・ホールデイングスも売りがかさみました。
2月3日に同意づいた銘柄
ティルレイ (NASDAQ:TLRY) …+12.0%
バイオ製薬のジャズ・ファーマシューティカルズが3日、大麻で医薬品を開発する同業のGWファーマシューティカルズの買収を発表しました。
大麻企業が買収対象になるとの思惑が広がった格好です。
EOGリソーシズ (NYSE:EOG)…+9.0%
3日の米原油先物相場が約1年ぶりの高値を付け、石油企業の業績持ち直しが見込まれました。
オキシデンタル・ペトロリアムやアパッチなどシェール関連株が軒並み上げました。
スポティファイ・テクノロジー (NYSE:SPOT)…▲8.1%
3日発表の20年10~12月期決算で最終赤字幅が市場予想より大きかったうえ、21年1~3月期の売上高見通しが市場予想に届かなかったです。
目先は有料会員の新規加加入数が減るとの慎重な見通しも嫌気されました。
マッチ・グループ(NASDAQ:MTCH)…▲8.0%
2日夕に発表した 21年12月期通期の業績見通しが市場予想を下回ったのが嫌気されました。
一方で「ペアーズ」「ティンダー」などのアプリを提供する日本では今後の市場シェア拡大を見込むといいます。
2月4日に同意づいた銘柄
ペイパルホールディング(NASDAQ:PYPL)…+7.4%
上場来高値を付けました。
3日夕に発表した2020年10~12月期決算は、年末商戦期のネット通販利用の拡大で売上高と純利益ともに四半期として過去最高となりました。
決算を受け、アナリストの目標株価引き上げが相次ぎました。
イーベイ(NASDAQ:EBAY)…+5.3%
3日夕に発表した 20年10~12月期決算と21年1~3月期見通しが市場予想を上回り、好感した買いが入りました。
新型コロナウイルス禍で巣ごもり消費が拡大したのが要因です。
スクエア (NYSE:SQ)…+4.3%
同業のペイパル· ホールディングスの好決算を受け、連想買いが集まりました。
スクエアは23日に20年10~12月期決算の発表を予定しており、市場では大幅な増収が見込まれています。
ゲームストップ…▲42.1%
大幅反落し、1月28日に付けた高値から5営業日で9割近く下落しました。
ロビンフッド・マーケッツは4日、購入制限を一段と緩和しましたが、投機の再燃はみられなかったです。
ゲームストップ株を売り、低位のパイオ銘柄に個人の投機マネーが移っているとの見方もありました。
クアルコム(NASDAQ:QCOM)…▲8.8%
3日夕に発表した20年10~12月期決算は大幅な増収増益でしたが、 売上高は市場予想を下回りました。
経営陣が決算説明会で供給面の問題から 21年前半の売上高の神びが鈍ると示唆したのも嫌気された格好です。
シティグループは「5G特需は終わった」との見方から投資判断を「買い」から「中立」に引き下げました。
2月5日に同意づいた銘柄
エクソンモービル (NYSE:XOM)…+3.4%
バイデン米大統領が掲げる1兆9,000億ドル規模の経済対策について、与党民主党だけで可決できるよう議会上下両院で手続きが進んでいることを好感し、株価は上昇しました。
TモバイルUS (NASDAQ:TMUS)…▲4.1%
TモバイルUS は、米国の移動通信サービス会社です。
後払い・前払い無線通話、メッセージ送信、データサービスおよび卸売無線サービスを、全国ネットワークを通じて顧客に提供しています。
今期の見込み、 これまで程の伸びが無さそうということで大幅に下落しました。
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免責事項と開示事項 記事の作者、渡辺たけしは、記事内で言及されている銘柄を保有してはいません。記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。