【米国株動向】バフェット関連3銘柄が史上最高値に

モトリーフール米国本社、2021年2月9日投稿記事より
伝説の投資家であるウォーレン・バフェットの動向は、常に注目を集めます。
彼はCEOとしてバークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK.A)(NYSE:BRK.B)を率いています。
多くの批評家は「バフェットの神通力は衰えた」と主張しています。
その理由は「2020年初頭の最悪の時期に航空会社の株をすべて売却したのは愚かだ」というようなものです。
しかし、バフェットの投資銘柄のうち3つは、史上最高値を更新しています。
これらの3つの会社が、さらに上昇する余地があるかについて見ていきたいと思います。
ゼネラル・モーターズ
ゼネラル・モーターズ(NYSE:GM)は、100年以上にわたりアメリカの産業界のリーダーでした。
しかし同社は、2008年の金融危機をきっかけに最悪の時期を迎えます。
最終的に破産を宣言し、旧株主の株主価値はゼロになりました。
バフェットは2012年に新生ゼネラル・モーターズへの投資を開始し、約45億ドル相当の8000万株の株式を保有するに至ります。
これにより、GMはバークシャー・ハサウェイの保有銘柄上位10位以内に入ることになりました。
また、バフェットは直近の四半期に530万株を追加投資しています。
GM株は長い間低迷していました。
これは、テスラとは対照的です。
しかし、この1年でGMの株価は2倍以上になり、2020年末に史上最高値を更新しました。
投資家は、テスラに対するGMの対抗姿勢に興奮しています。
同社の自律運転子会社であるクルーズは、最近マーケットの注目を集めています。
そのクルーズがマイクロソフトと提携したことで、GM株が急騰しました。
その他のGMの取組みとしては、ナビスターやブライト・ドロップブランドの商用バンなどへの水素燃料電池の供給を行っています。
GMは決して戦うことを止めません。
投資家はその精神が好きで、最終的にはGMがテスラに勝つのではないか、と見ている人も大勢います。
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ストーン
最近、電子決済が注目されています。
そのため、フィンテック企業のストーン(NASDAQ:STNE)は上昇を続けています。
同社は2020年初頭のコロナショックで大きく下落しましたが、昨年夏に史上最高値を更新しました。
ストーンはバフェットが2018年に買入れを開始した新規銘柄です。
バークシャーの1,420万株は、現在12億ドル以上の価値があります。
同社のビジネスは「低コスト」の電子決済です。
メインマーケットはブラジルです。
ブラジルでは、現金取引が先進国市場よりもはるかに大きな割合を占めているため「低コスト」というのが非常に重要になります。
ストーンは、COVID-19のパンデミックの中で各店舗が電子決済を採用する流れに乗り、好調な業績を生み出しています。
ワクチンが普及すると、ブラジルの景気は大きく回復するでしょう。
それはストーンに利益をもたらし、株価はさらに上昇する可能性があります。
バークシャー・ハサウェイ
最後は、バークシャー・ハサウェイです。
同社の株価は2020年11月に史上最高値に達し、そこからさらに上昇しています。
バークシャー株は自社株買いを積極的に行っています。
同社は2020年の第2四半期に51億ドル、第3四半期に93億ドルの自社株買いを行いました。
バークシャーは今月末に決算発表を行いますが、その内容に全世界の投資家が注目しています。
コロナショック後の強気相場は、多くの企業の株価を大幅に上昇させましたが、バブルの懸念があります。
かつて1990年代のドットコム・バブルがはじけた後の弱気相場では、バークシャーはマーケットのリターンを大きくアウトパフォームしました。
現在の株式相場がバブルである場合、バークシャーに投資しておけば安全だと言えるのではないでしょうか。
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