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【米国株動向】テスラを超える成長が期待できるSPAC3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021131日投稿記事より

手頃な価格で革新的なテスラの電気自動車(EV)は世界中で人気を博し、時価総額は現在8,000億ドルです。

しかし今後10倍、あるいは100倍に値上がりする銘柄を求める若い投資家には、以下のSPAC(特別買収目的会社)3銘柄は、テスラよりも大幅に低いコストで大きなリターンをもたらす可能性を秘めています。

TSイノベーション・アクイジションズ(ラッチ)

テクノロジーが既存のプレーヤーを打ち負かせていないセクターの1つは、不動産です。先週、不動産デベロッパー大手ティシュマン・スパイヤーがスポンサーのSPAC、TSイノベーション・アクイジションズ(NASDAQ:TSIA)は、不動産のハイテクスタートアップ企業ラッチと合併しました。執筆時点で株価は約30%上昇し、時価総額は20億ドル前後です。

ラッチの特長は、集合住宅の管理業務を一括して請け負うハード・ソフトウェアです。スマートアクセスのデジタルロックやスマートホームセンサー、インターネット接続などのソフトウェアサービスをパッケージで提供します。

設立間もないため売上高はわずかですが、契約済みの売上高は過去2年間に475%増加し、1億6,700万ドルに達しました。特に利益率の高いソフトウェア部門は546%増加して、9,600万ドルです。

既存顧客からの売上げを拡大し、また同社は創業以来、顧客の解約が一度もない点にも注目できます。

経営陣は、同社の売上高が2025年までに8億7,700万ドルに成長し、約半分は利益率の高いソフトウェアがもたらすとともに、売上げの繰延べでその時点のフリーキャッシュフローは会計上の予想利益2億4,900万ドル(GAAPベース)を上回るだろうと見ています。

また2025年の増収率は、46%の予想です。成長余地は大きく、経営陣は米国の集合住宅市場を540億ドル、参入したばかりの欧州市場は900億ドルと推計しています。

オフィスビルへの事業拡大も期待できます。また、世界的なデベロッパー大手との提携は、巨大市場への参入を容易にするでしょう。

クローバー・ヘルス・インベストメント

巨大なヘルスケア保険市場で既存プレーヤーにとって代わりそうなSPACは、クローバー・ヘルス・インベストメント(NASDAQ:CLOV)です。同社の時価総額は56億ドル前後です。

同社は患者のビッグデータや人工知能(AI)を使い、所見を医師に直接伝えることで、より正確で速い診断を可能にし、治療費の低減を図っています。

理論的には治療費の削減分で保険料を引き下げることが可能です。

同社は利用拡大のためソフトウェアを医師に無料で提供し、安い保険料により保険契約者数が伸びるはずです。

AIにより多くのデータを学習させ、アルゴリズムとソフトウェアを向上させる好循環にもつながります。

クローバー・ヘルスが狙う公的医療保険プログラム、メディケア・アドバンテージ保険の市場規模は現在2,700億ドルと巨大ですが、高齢化で2025年までに5,900億ドルと2倍以上に増え、年平均成長率は14%とされています。

同社は治療費が高い25の生活習慣病の診断に特化し、患者に対し効率性の高い治療プランを提供します。

2019年の26郡から2020年9月末には34郡に事業を広げ、増収率も2019年の29%から2020年の9カ月間で前年同期比46%に拡大しました。

調整後利払い・税引き・償却前利益(EBITDA)の赤字も大幅に縮小しています。

ロメオ・パワー

テスラが計画するセミトレーラートラックの競争相手の1社は、ロメオ・パワー(NYSE:RMO)かもしれません。

同社はEV用電池メーカーですが、テスラやスペースXを退社したエンジニアによって設立され、大型商用車市場を狙っています。

独立調査機関によれば、EV用電池の重量エネルギー密度において世界の同業他社をリードしています。

ラッチ同様、まだ売上高はわずかですが、既に5億4,400万ドルの納入契約を結び、22億ドルの交渉を進めています。

市場規模は米国と欧州で2,250億ドル、世界では6,650億ドルと見込まれ、23億4,000万ドルの時価総額は妥当と考えます。

また同社には戦略的パートナーであり大株主として、自動車部品大手のボルグワーナー(NYSE:BWA)、電池リサイクルや環境サービスを展開するヘリテージクリスタル・クリーン(NASDAQ:HCCI)の大株主ヘリテージ・エンバイロンメンタル・システムズがいます。

ボルグワーナーとの提携によって、世界の商用車メーカーへのアクセスはすぐに実現するでしょう。

現在の技術面の優位性を維持し、様々な商用車に同社の電池モジュールの設計が広まれば、同社は短期間に主要サプライヤーの1社になる可能性がありそうです。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Billy Dubersteinは、ロメオ・パワー株、TSイノベーション・アクイジション株を保有しています。Billy Dubersteinの顧客は、記事で言及されている株式を保有しているかもしれません。モトリーフール米国本社は、テスラ株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、クローバー・ヘルス・インベストメント株を保有しています。モトリーフール米国本社は、ボルグワーナー株を推奨しています。
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