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【米国株動向】ショートポジションの大きい5つのダウ銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021年2月1日投稿記事より

4か月後、ダウジョーンズ工業株30種平均(DJINDICES:^DJI )の125周年記念日が訪れます。

ダウ・インデックスは市場で最も尊敬されており、開始以来50以上の銘柄変更が行われてきました。

現在は、30のブランド力のある多国籍企業で構成されています。

ダウ30銘柄のすべては、素晴らしい企業です。

しかし、だからといってショートセラーがポジションを持たないわけではありません。

ショートセラーは、会社の株価が下落したときに利益を上げます(会社の株価は、0ドルを下回ることはできないため、利益は100%に制限されます)。

逆に、会社の株価には上限がないため、ショートセラーの損失は無限大となります。

それでは、ダウ30銘柄のうち、その浮動株に対して2%を超えるショートポジションがかけられている銘柄をご紹介したいと思います。

IBM:浮動株の2.95%がショートポジション

過去10年間のほとんどを通じて、IBM(NYSE:IBM)にはショートポジションがかけられており、ショートセラーは利益を得てきました。

ショートセラーがIBMにポジションを取った理由は、2012年以降の急激な売上高減少のためです。同社はクラウドへの投資タイミングが遅すぎ、レガシー事業の売上がゆっくりと減少していきました。

IBMにとっての良いニュースは、現在のクラウド運用がうまくいっているという点です。クラウドの売上は第4四半期に10%増加し、総売上高の約37%を占めるまでに至りました。

クラウドの利益はIBMの他のすべての事業セグメントよりもはるかに大きいのです。

そのため、クラウド部門が総売上高に占める割合が大きくなるにつれ、同社のキャッシュフローはより堅調になっていくはずです。

【米国株決算】IBMの2020年第4四半期決算と今後の株価の推移

セールスフォース:浮動株の2.74%がショートポジション

ショートセラーはまた、最も急成長しているダウ銘柄の1つであるセールスフォース(NYSE:CRM)に対しても、ショートポジションを積み上げています。

どうやら、ショートセラーは、同社が2020年に3桁の利益を達成した後、株価が大幅に下落するというシナリオを描いているようです。

しかし、セールスフォースは他のクラウド株よりも優良な株式といえます。同社株は、PSR約8倍で購入できます。

これは、ほとんどのSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)株のPSRの半分未満です。

また、セールスフォースは並外れた成長を遂げており、4年ごとに売上が2倍になる予定です。

同社のクラウドベースの顧客管理アプリケーションは、今後何年にもわたって2桁の速度で成長する可能性があり、あらゆる消費者向けビジネスに適用できます。

おそらく、ショートセラーの戦略は失敗するでしょう。

【米国株動向】ZoomInfo Technologiesはセールスフォースを倒せるのか

トラベラーズ:浮動株の2.39%がショートポジション

セールスフォースはダウで最もエキサイティングな成長株ですが、損害保険会社のトラベラーズ(NYSE:TRV)はダウの中で最も保守的なビジネスを行っています。

トラベラーズのショートポジションの高まりは、ショートセラーがコロナウイルスの不況による損害保険の落ち込みを予想したためだと思われます。

確かに、非常に多くの人が仕事を休んでいるため、様々な損害保険の更新率が下がると考えるのが普通です。

さらに、歴史的に低い金利のために「保険会社が高い運用収益を上げることが困難だ」と見られたのだと思います。

さて、トラベラーズは、2020年の第4四半期および通年の業績を1週間強前に発表しました。

なんと、その結果は非常に良好でした。

歴史的なパンデミックの中で、通年の純利益は緩やかに増加し、直近の四半期の保険の更新率も高いレベルを維持しました。

損害保険は、どのような環境においても必要なものだということです。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス:浮動株の2.11%がショートポジション

IBMのように、薬局チェーンのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(NASDAQ:WBA)をショートするのはある程度理にかなっています。

ウォルグリーンは、新型コロナのパンデミックの際に店舗への来客数が減少しました。

そして、アマゾンという巨人がオンライン薬局ビジネスに参入しようとしています。

ただし、これらの課題が発生している間、ウォルグリーンは何もしなかったわけではありません。同社の再生計画は順調に進んでいます。

この戦略には、2022年までに年間20億ドルの運営費を削減するだけでなく、デジタル化に積極的に投資することが含まれます。

さらに素晴らしいのは、ウォルグリーンとヴィレッジMDの提携です。

両者は、薬局であるウォルグリーンに、フルサービスのクリニック併設する予定です。

ウォルグリーンは、幅広い治療オプションを提供することで、リピーターを引き付けるだけでなく、利益率の高い薬局セグメントを維持しようとしています。

現在、すでに株価の安いウォルグリーンにショートポジションをとるのは、素晴らしい考えとは思えません。

【米国株動向】注目のNYダウ3銘柄

ビザ:浮動株の2.11%がショートポジション

ショートセラーは、ビザ(NYSE:V)に対する賭けに魅了されているようです。

ここ数週間はショートセラーにとって有利な相場でしたが、ショートポジションを持ち続けることは悪い決断となるでしょう。

ビザの浮動株式の2%がショートされている理由ですが、おそらくコロナウイルスの不況と関係があります。

ビザは手数料から収入を得ています。

企業や消費者がクレジットカードに請求する金額が減少すると、ビザの売上高と利益は減少します。

驚いたことに、ショートセラーはビザが純粋に決済処理事業者であり、貸し手ではないことを考慮に入れていません。

ビザのビジネスは手数料ビジネスであり、貸付の延滞の増加に対して直接的な責任は負いません。

言い換えれば、米国または世界経済が低迷したときであっても、損失のために資本を確保する必要はありません。

ビザは、米国で誰もが認めるクレジットカード業界のリーダーです。

ショートセラーはそのビジネスモデルをよく理解する必要があります。

【米国株動向】ビザの調査によればパンデミック後の非接触型決済は大きく増加

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Sean Williamsは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、セールスフォース株、ビザ株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株のオプションを推奨しています(2022年1月の1940ドルのショート・コール、2022年1月の1920ドルのロング・コール)。
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