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2021年のトップピックに上げられた「The AZEK Company」について

出典:Getty Images

今回紹介するのは2020年の6月に上場したThe AZEK Company(NYSE:AZEK)です。

投資家、パーソナリティとして著名なジム・クレイマー氏もこの銘柄を注目していたことで有名です。

AZEKは次世代の建材を原料として建設資材を製造する企業です。

昨今では環境問題に配慮したモノ作りが主流になってきており、同社は注目を集めています。

建築製品メーカーとしてではなく、リサイクルメーカーとしても注目することができるため、話題性の高い銘柄と言えるでしょう。

企業概要

AZEKは1983年に創業した企業です。

昔は石油から作られた、プラスチックの角材等を生産していた企業ですが、その後は廃プラスチックをメインで使用するようになりました。

大規模で急成長しているアウトドアリビング市場の焦点をあて、環境に配慮した製品の設計、製造を行っています。

エクステリアトリム、アクセサリー、デッキ等、アウトドアリビング製品の革新的な商品を提供しています。

製品のカテゴリーの売り上げでは、各製品ともに市場のシェアで上位に位置付けています。

建材を取り扱う企業は、昨今の注目されているテクノロジー産業や、バイオ産業に比べて、注目度は低くなりがちですが、AZEKはグロース企業として注目されています。

AZEKのビジネスモデル

木材など自然由来の素材を使うのではなく、無機物を使用するので、腐食や変色に強く、シロアリなどの被害を最小限に抑える事ができるので、メンテナンス費や総合コストを大幅に抑える事に成功しています。

さらにできるだけ本物の木材に近い角材などに再生しますので、概観を壊さずに導入できるという点も独自性が強いと言えるでしょう。

廃材をリサイクルして、メンテナンスの少ない付加価値の高い商品を生み出すビジネスは投資家にとっても魅力的です。

ESG投資(環境・社会・企業当時を重視)の面から見ても評価の高いビジネスとなっています。

2019年においては年間3億ポンドのリサイクル材料を使用しています。

売り上げ成長率は年率15%程度とさほど高くはないですが、リサイクルメインのビジネスとなっているので、大きな資本ダメージはありません。

しかしながら、営業損失が続いています。

ただESG投資のブームが続いている限り、注目度は高いビジネスと言えます。

AZEKの事業には、「住宅用(Residential)」「商業用(Commercial)」というセグメントがあります。

2020年の売上高のうち、86%は住宅用のセグメントから売り上げており、ウッドデッキ、手すり、トリム、モールディングといった木材やその他の伝統的な素材からの転換を促進するアウトドアリビング製品の設計・製造からなっています。

製品設計から原材料の調達、製造に至るバリューチェーン全体に至るまで、「持続可能性」をキーワードにした専用の事業用のプラットフォームを構築しています。

またReturn Polymersの買収をし、自社のリサイクル能力を強化するために大規模な投資を積極的に行い、製造事業の持続可能性をさらに高めることで、コストを削減しています。

住宅用のセグメントは、販売代理店を通じて販売されており、2020年9月30日に終了した年度の上位10社の代理店は、その期間中の総売上高の大部分を占め、上位販売に対して、依存度が高いものとなっています。

ライバルとなる企業ですが、エンジニアリング製品や複合製品、木材や金属等の伝統的な素材を使用した製品を製造するほかのメーカーが競合としてあげられます。

リサイクルを行っていますが、それらが普遍的なエンジニアリング製品との優位性次第では、簡単にビジネスモデルが破綻する可能性が出てきます。

投資すべき対象か?

AZEKは、リサイクル産業としての新たな価値を生み出し、浸透させるという重要な役割を担っている企業です。

しかし、投資の際に考えられるデメリットも存在しています。

その一つに、同社製品の一部は、熱に弱いことがあげられます。

例としてはCapped Polymer等があります。

これは塩化ビニール100%のプラスチック角材です。

耐久性はありますが、高温になると変形しやすいといった性質を持ちます。

値段も高価なため、明確なデメリットを持った商品となっています。

材料の約50%がリサイクルの廃材となっています。

このように廃材にしては、少し値段が張るものを取り扱っていますので、簡単に導入ができるというものではありません。

住宅事情等によっては従来のものを使用したほうが安上がりで、解体した場合のコストもかからないといった矛盾も抱えています。

熱に弱いため、温暖な地域、日光が比較的長時間当たる場所などにも導入しにくいです。

財務状況からの判断ですが、営業キャッシュフローはプラスとなっています。

借り入れの大きさが気になるものの、流動項目での借り入れ項目は無く、返済ピッチはそこまで急ではないと考えます。

大きなリスクとして挙げられるのは、製品需要が経済状況や消費支出の動向、経済の健全性、工業生産や機関の資金調達の制約などの不利な傾向に大きく影響されるため、不確定要素が大きくなってしまうという点です。

これらのことを総合して判断すると、AZEKが成長するための軌跡がはっきりとわかるようになった段階での投資でも問題ないと考えています。

成長への道筋は、市場を拡大する革新的新製品の導入、市場転換の加速、リサイクル強化による生産性向上、利益率の拡大などが上げられます。

自身のポートフォリオにESG銘柄を組み込みたい場合は、検討に値するといえるでしょう。

引用元:

HP

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