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【米国株動向】ZoomInfo Technologiesはセールスフォースを倒せるのか

出典:Getty Images

ZoomInfo Technologies(NASDAQ:ZI)は、2020年の5月にナスダックに上場した銘柄です。

名前は似ていますが、ビデオ会議のZoomとは関係はありません。

上場した初日に62%上昇し、多くの人達の注目を集めた企業です。

ブルームバーグによると、ZoomInfo Technologiesと同規模かそれ以上の企業では、取引初日の上昇率は、ここ10年の米国株市場では最大規模となりました。

巷で噂されるテンバガーのように、10倍以上の価値を持つ企業となる可能性もあります。

今回は、そんなZoomInfo Technologiesについて言及していきます。

会社概要

ZoomInfo Technologiesは、企業の営業やマーケティング部門に向けて、ウェブ解析を始めとしたデータを得られるクラウドサービスである「ZoomInfo」を提供する、所謂SaaS企業です。

企業の営業担当やマーケティング担当は、同社のサービスを用いることによって、ウェブ上において、適切なメッセージを適切な人に適切なタイミングで送る事が可能になります。

一般的に、営業担当は実際に販売に関わる時間に業務時間の30%ほどしか使えていないといわれています。

その理由は、営業活動に必要なデータ集計や整理に多くの時間を要するからです。

ZoomInfo はこのような業務時間の配分に着目することで、営業担当が本来の業務に時間を割き、効率的な業務遂行ができるようなサポートをするサービスを開発しました。

顧客の情報は常に最新状態でかつ、常に自動で更新されるなど、営業担当の手間を減少させる様々な機能を持ったサービスを展開しています。

現在のZoomInfoの顧客数は約1.5万人で、セールスサイクルは30日です。

99%がサブスクリプションからの売り上げとなっており、売り上げの見通しも立てやすいと言えるでしょう。

サービスの強み

ZoomInfoは2020年の時点で、既に約420万人もの米国企業の情報をカバーしています。

この情報を常に自動で最新のものに更新する事ができるので、95%以上の情報の正確性を保障しています。

常に最新の情報を提供できるシステムとなっているので、従来の顧客管理システムに比べて、さらに業務の効率化を図る事ができるようになっています。

「ZoomInfo」自身の営業力も強く、データによる要素分析を行い、スコア制にし、数値を用いて効率的に顧客を獲得できるように営業をかけていきます。

分析、構築、展開を繰り返し、自社の営業でさえも効率性を考えて発展させている理想的な企業と言えます。

ZoomInfoの営業サポート能力は、自社の営業成績によって保障されていると言っても良いでしょう。

さらにZoomInfoは企業ごとに連絡先としてアカウントを管理し、アカウント先のメールマガジンの情報の取得や、公式HPの閲覧、資料のダウンロードなどといったマーケティン施策の結果情報をアカウントごとに更新・管理しています。

ZoomInfoに登録されている企業は、既に約1,400万社に達しており、アカウントの個人情報は、約12億件が集められています。

顧客の中には、フェイスブックやウーバー、スターバックス、マリオット、コカ・コーラといった有名企業が既に名前を連ねています。

ZoomInfoはセールスフォースキラーとなるのか

セールスフォースはSaaSの業界では名の知れた企業です。

会社も急成長し、知名度と共に大きくなりました。

ビジネスモデルとしては、サブスクリプション型のサービスで、自社のソフトフェアを持っていない企業に事業環境の整備を支援する方式です。

ZoomInfoとセールスフォースの企業としてのビジネスモデルはさほど違いはないと考えてよいのではないでしょうか。

ZoomInfoがセールスフォースキラーと言われる所以は、情報の正確さと速度です。

ZoomInfoのサービスは、見込みのある顧客への営業に必要なデータベースをクラウドで提供しています。

その際にリアルタイムで見込み客への情報がアップデートされるため、営業をしている人々は常に最新で精確なデータを持って営業を行う事ができるようになっています。

従来のCRMやERPと呼ばれるシステムと大きく異なる点はここです。

ZoomInfoを利用する事で、他社に比べて情報優位性を常に持って営業する事ができるので、激しい競争の中で優位に成約ができる可能性が大きくなります。

営業、マーケティングの最適化と情報の自動更新といった最先端のテクノロジーによって全てを合理的に行っているZoomInfoは、一歩先をいっていると言っても良いでしょう。

上記に述べたように、初日での爆発的な株価の上昇を見ても、世界的に期待されていることは間違いありません。

競合他社の存在

現在ではZoomInfoに直接的な競合他社は存在していません。

しかし同様のSaaSサービスを展開している企業は多くあります。

そのため、近い将来競合になるだろう企業、または、同様のサービスを展開するだろう企業を書いていきます。

セールスフォース

上記でセールスフォースキラーになるかと書きましたが、セールスフォースも巨大なテクノロジー企業です。

そのため、進化の速いテクノロジー産業でこのような企業が現れたことは競争の中でさらに成長する可能性を秘めています。

マイクロソフト

オンライン会議ツールの「Teams」を提供しています。

マイクロソフトはいわずと知れた米国テクノロジー産業の頂点にいる企業です。

このような大型の企業であるならば、後手の参入だとしても資金力と、技術力でZoomInfoにとって大きな障壁となる可能性が出てきます。

ドキュサイン

電子署名ビジネスの分野で世界最大の企業です。

SaaS業界と今は関わり合いがないような企業ですが、今後の発展次第では、関係性を持つ可能性があります。

3社あげましたが、実際のところ、ZoomInfoの明確な競合他社の存在は今のところは確認できません。

まとめ

ZoomInfoの株価は2020年の9月に一度、上場初日の価格を割り、底値を付けましたが、そこからは上昇基調のトレンドを形成しています。

世界でテクノロジー産業が発展する中で、今のところ大きな競合が存在せず、安定した利益を生み出し、既に大企業を顧客に持っているので、今後さらに成長することのできる可能性を持っています。

参考元:

ブルームバーグ

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