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【米国株動向】株価が倍になる可能性を秘めた米国株5銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020118日投稿記事より

どんな投資家も、保有株の株価が購入時の2倍になれば大喜びするはずで、誰もがそんな銘柄を探し求めていることでしょう。

以下では、そうなる可能性を秘めた5銘柄を、その強みと成長性にスポットライトを当てて紹介します(株価等は執筆時点)。

ピンタレスト

画像共有サービスのピンタレスト(NYSE:PINS)は、その独自性によって人気を高めており、月間アクティブユーザー数は4億4,200万人に達しています。

フェイスブックも同社に追随してアイデア共有に便利なサービスを提供しようと「ホッビ(Hobbi)」というアプリを立ち上げましたが、認知されないまま早々と撤退に追い込まれています。

つまり、同社はSNSの雄にも攻略できなかった牙城を、ニッチ市場に築いたということです。

同社の長期的成功に欠かせない要因の一つとして、米国外での人気が挙げられます。

第3四半期(7-9月期)の時点で米国外ユーザー数は全体の78%を占めていましたが、売上高への寄与度はわずか16%でした。

欧州などでは、まだ広告主への営業に向けて現地事務所を拡充している段階です。

ユーザー数が最も多い中南米でも今年から収益化が始まる予定で、成長のストーリーはまだ始まったばかりと言えます。

米国で収益化が進んでいるのに加え、中南米でも稼げるようになれば、売上高は急加速していきそうです。

株価は2020年に3.5倍以上になりましたが、2021年も注目の銘柄と言えるでしょう。

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ユナイテッド・レンタルズ

機器レンタル大手のユナイテッド・レンタルズ(NYSE:URI)は、一般認知度が低い会社ですが、同社株の2011年初めからのリターンは1,000%を超えています。

それでもなお時価総額は180億ドルと比較的小さく、実績ベースの株価収益率(PER)も20倍と低めです。

その強みとして、まず規模の大きさが挙げられます。

米国49州とカナダの全10州の計1,170カ所で営業しており、北米の機器レンタル市場で最大のシェアを誇っています。

地域的に分散している結果、パンデミックへの耐性も強く、コロナ禍による店舗の閉鎖や従業員の解雇を一切行っていません。

また、キャッシュフローが極めて良好で、コロナ禍の影響を受ける前の2019年のフリーキャッシュフローは15億7,000万ドルでした。

2020年は設備投資を抑えた結果、1-9月だけで20億ドル以上のフリーキャッシュフローを稼いでいます。

設備投資が元に戻っても、キャッシュフローは高水準に推移する見込みです。

キャッシュを武器に積極的な自社株買いや小規模な競合会社の買収によって、株主に長期的な恩恵をもたらすことも、十分に考えられそうです。

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スターバックス

世界で3万2,000店以上を展開し、非常に高い利益率を確保しつつ、30年前の上場から既存店売上高をほぼ毎年伸ばしてきたスターバックス(NASDAQ:SBUX)を脅かすコーヒーチェーンは、なかなか現れそうにありません。

それどころか、その地位はますます盤石になりそうです。

12月の投資家向け説明会では、店舗数を2030年までに5万5,000店に増やす計画を発表しました。

これが実現すれば、世界最大のレストランチェーンとなります。

従来型の店舗だけでなく配送専門店も展開し、利益を最大化していく考えです。

計画どおりにいけば、今後10年で売上高と利益が大幅に伸びることを見込めるだけでなく、この5年で2倍になった配当のさらなる増加にも期待できそうです。

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フロア・アンド・デコア

ユナイテッド・レンタルズと同様、フロア・アンド・デコア・ホールディングス(NYSE:FND)も投資の世界ではあまり注目されていませんが、床材専門店としてホームセンター市場で確固たる地位を築いています。

重量がある(そして時に壊れやすい)床材はeコマースに不向きです。

また、同社の倉庫型店舗は平均面積が約7,150平方メートル(約2,160坪)と広大で、床材に特化しているため、総合型のロウズやホーム・デポには太刀打ちできない品数を誇っています。

創業20年程度ながらすでに128店を展開し、最近12カ月の売上高は22億ドルを超えています。

2020年の正味売上高はコロナ禍をものともせず12%増加しました。

この増収に最も貢献したのは、層が厚く忠誠度も高い、業者顧客です。

店舗数を毎年20%増やして400店にする計画で、少なくとも今後6年は大きな増収に期待できそうです。

レモネード

保険外社のレモネード(NYSE:LMND)は2020年に上場したばかりにもかかわらず、その新しい仕組みによって市場で大きな注目を集めています。

支払われた保険料の25%を自社の収入として受け取り、保険金請求が多い場合は再保険から払われ、支払い保険金を引いてなお余った分は、保険契約者が選択したチャリティーに寄付されるという仕組みです。

こうすることで、契約者はチャリティーに参加でき、なおかつ不正請求のインセンティブが働きにくくなります。

このカスタマーバリューを高める仕組みにより、同社はシェアを高めていきそうです。

4カ月ほど前の設立ながらアクティブ顧客数は100万を突破していますが、市場規模は5兆ドルと膨大なため、成長の余地は無限に残されています。

顧客数の増加は、2つの理由で同社に大きな恩恵をもたらします。

まず、ITを活用しているため、必要な従業員数が同社の試算によると顧客2,000人に対して1人で済み(従来型の保険会社は顧客150~450人に1人)、顧客が増えれば営業レバレッジを大きく高めることができます。

そして、AIを導入しているため、顧客データが集まるほど損害率を改善でき、収益性を長期的に高めていくことができます。

損害率は実際に改善しており、その方向性は間違っていないと言えるでしょう。

株価が倍になるまでにかかる時間は?

各銘柄の説明からもご理解いただけるように、ここで紹介したのは今後数年での大きな成長に期待できる銘柄です。

筆者はこれらの銘柄の短期的な見通しは持っていません。

レモネードを除く4銘柄は上場来高値から7%以内の水準にあり、短期的には逆に株価を下げることも考えられます。

それでも、5銘柄とも大きな成長性を備えており、今後5年ほどで株価を大きく上げる可能性を秘めた銘柄として注目に値すると言えるでしょう。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アルファベットのエグゼクティブであるSuzanne Freyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Jon Quastは、フロア・アンド・デコア・ホールディングス株、レモネード株、ロウズ株、ピンタレスト株、スターバックス株、ユナイテッド・レンタルズ株を保有しています。モトリーフール米国本社は、ホーム・デポ株、フェイスブック株、レモネード株、ピンタレスト株、スターバックス株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ロウズ株を推奨しています。
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