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今後の成長が期待できるテクノロジー企業「MediaAlpha」について

出典:Getty Images

2020年の10月28日にニューヨーク証券取引所に新規IPOされたMediaAlpha(NYSE:MAX)について解説していきます。

大手ソフトフェア企業に並ぶようなポテンシャルを持っている優良企業です。

MediaAlphaについて

MediaAlphaは、2011年にカリフォルニア州のロサンゼルスに設立されたソフトフェア企業です。

保険会社や代理店の顧客獲得を支援するプラットフォームを提供しています。

テクノロジーとデータサイエンスを用いて、保険業界やその他の業界で、最善の顧客獲得が可能になることが特徴です。

損害保険や健康保険、生命保険、個人金融などの考慮する余地のある買い物に対して、最適な商品設計を展開する事ができます。

また、今までブラックボックス化されてきた顧客獲得までのプロセスを透明化することにより、顧客獲得までのコストを大きく調整する事ができるようになります。

ユーザーは、年齢、住所、持ち家、所有自動車等の項目を入力する事で、興味のある保険が紹介されます。

そこで表示される広告に対して、クリック等のアクションが行われる事で、広告主からMediaAlphaは収益を受けられる仕組みとなっています。

よくあるビジネスのように感じますが、例としては、「ユーザーがベンツに乗っている」「賃貸住宅に住んでいる」「30代」などの項目を入力することで、その消費者が興味を示しそうな保険が最適化され、提示されます。

大まかなくくりでしか選べなかった保険を、パーソナライズできるようなシステムを提供しています。

MediaAlphaの優位性

MediaAlphaの最も大きな特徴は、データサイエンスにあります。

テクノロジープラットフォームは、リアルタイムで透明性が高く、結果を重視したエコシステムによって、主要な保険会社と意欲的な消費者を見つけます。

過去2年間で、同社のプラットフォーム全体で10億ドルを超える取引額をサポートしています。

また、他社との差別化要素として、広告主にとって複数の高品質な消費者紹介チャネルへとアクセスする事ができるようになること、データの蓄積によってアルゴリズムが洗練され、顧客の獲得が最適化されることなどがあげられます。

またセルフサービスモデルとなっているため、リアルタイムで価格の提示ができる点も独自性があります。

今後大きく成長する可能性

12月の直近の簡潔な決算は以下の通りです。

  • 売上成長率:39.52%
  • 粗利:15.9%

新規上場の銘柄であることや、昨今の情勢などを加味し、最初の決算では黒字を出していることに注目すると、まずまずの期待が持てる企業であると言えるのではないでしょうか。

また現在の株価ですが、上場後においても比較的安定しており、40ドル前後を維持しています。

またMediaAlphaは外部のベンチャーキャピタルの資金を一切入れずに会社を大きくしてきました。

今回の上場が始めての外部資金調達になります。

自社の持ち株を経営陣が所有していますので、持ち株が企業外部の人間に渡っていません。

長期で見た場合は、足切りのような資金回収が行われない事もメリットとして挙げられます。

懸念事項としては顧客への依存度の高さが挙げられます。

MediaAlphaは収益依存度が上位20社の自動車保険のうち15社が最大の広告主となっています。

最大売り上げの40%を占める企業群が、長期的な契約を結んでいないため、何かの拍子に契約が途切れる事になると、売り上げが大きく減少することになるでしょう。

今後の展開について

今度同社が大きく成長して行く為に必要な事を解説していきます。

一つめはシンプルですが、プラットフォームの利用による取引量の増加です。

これはプラットフォームを提供するビジネス全てにおいて言えることになりますが、利用者が増えなければ、利益が増加することはありません。

利用者の増加は、広告を掲載する企業側にもメリットがありますので、重要度は高いと言えます。

二つめはプラットフォームのエコシステムの効率性向上です。

MediaAlphaはデータを用いたシステムを展開しています。

利用者が増えればデータは蓄積され、さらに最適化されたシステムへと進化するため、一つめのポイントと関連して、利用者増加によるシステムの向上が期待されます。

三つめは、現在の保険領域に加えて、同様の特徴を持つ新事業分野への事業進出です。

MediaAlphaのような事業は、一度型が出来れば新規分野への進出も他の業種と比較して行いやすいため、他業種へデータテクノロジーで切り込んでいく事が出来れば、大きな武器になりうるでしょう。

競合視される企業として「ROOT」が挙げられます。

保険関連のテクノロジー企業という大きなカテゴリーですと同一視されがちですが、根本的なビジネスモデルが違いますので、競合による淘汰は発生しないかと考えます。

ROOTもデータテクノロジーを用いて最適化された保険を売りにしているビジネスで、このようなテクノロジー産業は注目を浴びています。

大きな発展の波に乗る事ができるのであれば、両社とも大きな成長が期待できます。

参考元:S-1

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