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【米国株動向】2021年注目の長期投資に向くヘルスケア銘柄2選

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021114日投稿記事より

10年間保有する目的でヘルスケア株を選択するのであれば、私はその銘柄の10年以上にわたって売上を伸ばす能力と、その収益性について検証します。

その企業が臨床段階であれば、成長のための投資を優先し、損失を計上することを許容できますが、少なくともいくつか商品化された製品があるのであれば、現時点で黒字であるか、黒字化への道筋が明確であるべきです。

以下、売上と利益に実績があり、今後長年にわたって売上に貢献する新製品を有する確立された企業を2社紹介したいと思います。

バーテックス

バーテックス・ファーマシューティカルズ(NASDAQ:VRTX)は、4つの商品化された嚢胞性線維症(CF)治療薬のメーカーであり、最新の大型新薬は2019年10月に米食品医薬品局(FDA)の承認を受けたトリカフタ(Trikafta)です。

同社はこの分野のトップ企業ですが、少なくとも2030年代末まではトップの地位を維持できると考えています。

同社の予想によれば、CF治療薬の2020年度売上高は62億ドルに達する見込みであり、金融情報を提供するモーニングスターの調査によれば、同薬の売上高は2028年には100億ドルに達すると予想されます。

一方、同社は将来への備えとして治療領域を拡大しており、これまでに、痛み、血液疾患、および肺と肝臓の病気であるα1-アンチトリプシン(AAT)欠乏症の治療薬候補を臨床段階に進めています。

このうち最も進んでいる研究は臨床第2相にあり、医療専門サイトのスタット・ニュースによれば、同社は最近のJPモルガン・ヘルスケア・コンファレンスで、中期および後期試験の被験者を確保する準備も整っていると述べています。

同社にはこれまでで最高となる53億ドルの現金および現金同等物があり、また、2019年度の売上高は過去最高となる40億ドル超に達しています。

CF治療薬だけでも今後20年近くにわたり、数十億ドルの売上を同社にもたらします。

同社がJPモルガンのコンファレンスで語ったところによれば、世界中には、これまでの予想である7万5,000人を上回る8万3,000人の患者がいるとのことです。

したがって、同社には次のヒット薬を開発するまでの時間的な余裕もあります。

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アボット

アボット・ラボラトリーズ(NYSE:ABT)は新型コロナウイルス検査における役割で広く話題となってきました。

FDAは同社の8つの新型コロナウイルス検査に緊急使用許可を与えており、これにより同社はこれまでに10億ドルを超える売上を上げていますが、これらの検査が長期的に売上に貢献し続けるかどうかはまだわかりません。

しかし、同社の事業は診断部門、医療機器部門、栄養食品部門、医薬品部門から成り、新型コロナウイルス検査の売上が最終的に減少することになっても、同社には他にも売上をけん引する多くの製品があります。

昨年、米国および欧州の規制当局が、アボットの主力製品のひとつであり、糖尿病患者のグルコース値を継続的にモニタリングするための装置であるFreeStyleリブレの次世代バージョンを承認しました。

第3四半期のFreeStyleリブレの売上高は前年同期比で37%、糖尿病ケア事業全体の売上高は同26%増加しています。

最近、欧州の規制当局が世界トップレベルの低侵襲僧帽弁修復装置である第4世代MitraClipを承認しました。米国では2019年に承認済です。

ごく最近では、同社の外傷性脳損傷血液検査器がFDAに承認されましたが、これは脳しんとうを検知する初の携帯型簡易血液検査器です。

米国立衛生研究所のウェブサイトによれば、米国では毎年約5百万人が脳しんとうで救急医療を受けています。

同社の売上と利益は過去2年間増加しています。

今年度も増益が予想されており、将来も明るいようです。

バーテックスとアボットの製品は長年にわたって売上を増加させることから、両社に適した投資戦略は短期投資ではなく、少なくとも10年以上保有することをおすすめします。

長期投資に適したヘルスケア銘柄「アボット・ラボラトリーズ」

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Adria Ciminoは、バーテックス・ファーマシューティカルズ株を保有しています。モトリーフール米国本社は、バーテックス・ファーマシューティカルズ株を保有し、推奨しています。

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