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米国株式の魅力を解説!ETF・成長株・配当株の日本市場との違いは?

モトリーフール米国本社、2019年1月29日投稿記事より

米国株式市場は世界最大の株式市場であり、日本の株式市場とは異なり、長期的に上昇を続けています。その背景には、技術革新や起業家精神、そして株主重視に支えられたダイナミックな資本主義があります。

トランプ政権誕生後も米国企業の業績は好調で、株価の短期的な乱高下はあったとしても、長期的には着実な上昇が期待できるでしょう。

米国株式にご関心がある場合、投資方法については以下の選択肢を検討してみてください。

そして、モトリーフールで投資ノウハウや米国株の知識を得ながら、米国株の長期成長の果実を享受してみてはいかがでしょうか。

インデックスファンド(ETFを含む)

米国株式市場に投資するための最も良好な方法は、手数料の低いマーケットインデックスファンドへ投資です。

インデックスファンドの種類は多く、S&P 500指数に連動するもの、株式市場全体の収益に連動するものなど、いろいろあります。

個別銘柄に投資するのであれば、企業評価の知識等が必要となり難易度はやや高くなりますが、インデックスファンドに投資することで、そういった知識なしに、個別銘柄の投資と同様かそれ以上の利益を得る可能性があります。

パッシブ運用(S&P500指数などのインデックスに連動する成果を目指す運用)は、銘柄選定等によりインデックスを上回る運用を目指す投資信託よりも、手数料等費用面で優れ、パフォーマンスもよくなる傾向が見られます。

そういったミューチュアルファンドでは、アナリストやファンドマネージャー、そして営業にかかる費用が伴います。

実際、2018年6月までの15年間で、米国の大型株ミューチュアルファンドの約92%がS&P 500指数のリターンを下回っています。

これは、中小型株のインデックスでも同様のことが言えます。

この15年間で、米国の中型株ファンドの約95%が、一般的なS&P MidCap 400指数のリターンを下回っています。

そして、米国小型株ファンドの約98%が、S&P SmallCap 600指数のリターンを下回っています。

各インデックスファンドは特定のインデックスに連動しており、その手数料は非常に安価です。

  • 「The Vanguard 500 Index Fund」(ティッカー:VFINX)は、S&P 500インデックスに連動します。インデックスはアメリカの最大手500社で構成され、米国の株式市場全体の価値の約80%を占めています。
  • さらに広範な「The Vanguard Total Stock Market Fund」(ティッカー:VTSMX)は、中小型株を含む米国の株式市場全体に連動しています。
  • 「The Vanguard Total World Stock Index Fund」(ティッカー:VTWSX)では、世界全体の株式市場を投資対象とします。

バンガード以外にも、以下のような、低コストのインデックスファンドが提供されています。

  • The SPDR S&P 500 ETF (ティッカー:SPY)
  • The Vanguard Total Stock Market ETF (ティッカー:VTI)
  • The Vanguard Total World Stock ETF (ティッカー:VT)

ポートフォリオの分散のために債券を含めたい場合は、インデックスミューチュアルファンドやETFを利用してそれを行うことができます。

「The Vanguard Total Bond Market ETF 」(ティッカー:BND)はその選択肢の一つです。

多くのインデックスファンドがありますが、できるだけ手数料の低いものを選択すべきでしょう。

単に市場のパフォーマンスに追随するだけなので、余計な手数料を支払う必要はありません。

当たり前ですが、手数料が高いほど、得られるリターンは低くなります。

典型的なインデックスミューチュアルファンドは、1%~1.5%、またはそれ以上の手数料を取るかもしれませんが、多くのマーケットインデックスファンドは0.25%未満または0.10%程度の手数料で済みます。

インデックスファンドへの投資は簡単で安価であり、より多くの高価なファンドに勝る収益をもたらすと期待されます。

インデックスファンドへの定期的な投資は、大半の個人投資家にとって最も望ましい運用と言えるでしょう。

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成長株

ポートフォリオの価値をインデックスのパフォーマンス以上に上げたいと考える場合、成長株への投資という選択肢もあります。

成長株投資戦略においては、一般的な株式投資および投資対象の個別株企業のビジネスについて、ある程度精通する必要があります。

投資にあたり、以下のことを行う必要があります。

  • 投資対象となる企業の主要な製品、サービス、および競合他社を理解する
  • 株式の売買理由について明確に説明できる
  • 企業の競争上の優位性を理解する
  • 企業が直面しているリスクとその企業が成長しないかもしれないリスクを把握する
  • 財務諸表を研究し、利益率や成長率などのさまざまな指標を評価する
  • さまざまな観点から複数の情報源を持つ
  • 業績を追跡し、四半期決算報告を読み込むことで、最新の状況を把握する

これらのチェックリストを見ると、単純にインデックスファンドに投資している方に取って、個別銘柄の投資はハードルが高いと思われるかもしれません。

一般的には、個別株式投資よりもインデックスファンドへの投資のほうがうまくいきます。実際、ほとんどの人はそうしています。

しかし、もし長期的に大きく成長する株式に投資することができれば、信じられないほどのリターンを得る可能性があります(投資の大部分をインデックスファンドに投資し、ポートフォリオのごく一部で個別株式に投資することも可能です)。

以下の表は、米国主要成長株銘柄の過去20年間のリターンをまとめたものです。

大きな利益を生み出しているのは、ハイテク企業だけではありません。

スニーカーメーカー、航空機メーカー、コーヒーメーカーへの投資でさえ、投資家に莫大な富をもたらすことがあります。

企業名 20年平均年間成長率 20年前に1000ドル投資した場合の現在価値
アップル 27.2% $122,344
ユナイテッドヘルスグループ 22.2% $54,268
アマゾン 18% $27,186
スターバックス 17.5% $25,228
シャーウィン・ウィリアムズ 16.6% $21,410
ナイキ 16.1% $19,510
ボーイング 14.9% $16,068
コストコ 10.2% $6,955
ホームデポ 9.8% $6,526
バークシャー・ハサウェイ 8.1% $4,733
アメリカン・エキスプレス 7.8% $4,477
コカ・コーラ 4.6% $2,435
ファイザー 3% $1,820

なお、S&P 500の同期間の年間平均成長率は約5.6%で、これは同インデックスの長期平均の約10%を下回っています。

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配当株

より堅実に投資をしたい方には、配当株をポートフォリオに含めるのも賢明な選択肢といえます。

というのも、企業のバランスシートが健全で、長期的な事業の成長が見込める限り、株式市場の低迷期にも、配当を支払い続ける可能性が高いためです。

また、配当株の長期平均年間利益は、配当が再投資された場合にいっそう高くなる傾向があります。

たとえば、過去20年間のボーイング株の年間平均成長率は、配当金の再投資なしの場合13.1%、配当金をボーイングの追加株式に再投資した場合は14.9%でした。

質の良い配当株で構成されるポートフォリオを構築した場合、退職後に継続的な現金収入を得ることが期待できます。

配当利回りが3%の配当株に4000万円を投資すると、税前年間収入は120万円になります。そして、配当は時間とともに増加する傾向があります。

下の表は、代表的な配当株と執筆時の配当利回りを示しています。

配当利回りは、年間配当金額を株価で割ったものです。

具体的には、四半期ごとに1ドルを支払う会社は、4ドルの年間配当となり、その株価が100ドルの場合、その配当利回りは4%になります。

株式 最近の配当利回り
AT&T (ティッカー: T) 6.7%
ナショナル・グリッド (ティッカー: NGG) 5.9%
ベライゾン・コミュニケーションズ (ティッカー: VZ) 4.3%
シェブロン (ティッカー: CVX) 4%
ゼネラルモーターズ (ティッカー: GM) 3.9%
ファイザー (ティッカー: PFE) 3.5%
フィリップス 66 (ティッカー: PSX) 3.4%
ノバルティス(ティッカー: NVS) 3.4%
ペプシコ(ティッカー: PEP) 3.4%
プロクター&ギャンブル  (ティッカー: PG) 3.1%
シスコ・システムズ (ティッカー: CSCO) 3%
3M (ティッカー: MMM) 2.8%
スターバックス(ティッカー: SBUX) 2.2%
アップル(ティッカー: AAPL) 1.9%

継続収入が得られるインカムゲインとは?代表的な商品やリスクも解説

以上、米国株式投資におけるETF、成長株、配当株についてご説明しました。

米国株式投資について複雑に考える必要はありません。

日本のオンライン証券会社等に口座を開設し、余裕資金を定期的に手数料の低いマーケットインデックスファンドに投資します。

そして米国市場に慣れた段階で、個別銘柄投資により、インデックスを上回るリターンを目指してみるのもいいでしょう。そのために、モトリーフールのコンテンツをみながら、企業評価や実際の株式市場の動向について勉強してみてください。

 


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