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【米国株動向】2021年に最も注目すべきクラウドコンピューティング銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020111日投稿記事より

新型コロナウイルスにより企業のデジタル化が加速したことから、トゥイリオ(NYSE:TWLO)の株価は2020年に220%もの上昇を遂げました。

そして、同社は今後何年にもわたり力強く成長するとみられます。

顧客との関係を築くプラットフォームを提供

同社は当初、ソフトウェア開発者向けにコンピューターからテキストメッセージや音声メッセージを作成するサービスからスタートし、一連の買収や革新的な社風を通じて、顧客との関係を築くための強力なプラットフォームへと変貌を遂げてきました。

同社は現在、獲得した顧客のデータを実用的でタイムリーなコミュニケーションへとつなげる数多くのツールを提供しています。

形態はビデオチャット、Eメール、テキストメッセージ、音声通話と様々ですが、トゥイリオのスーパーネットワーク(同社プラットフォーム構築の土台となるソフトウェア)を用いれば、ソフトウェア開発者は自社の既存のアプリケーションとつなげて顧客とのコミュニケーションを容易に作り出すことができます。

トゥイリオの顧客企業はあらゆる機能を備えたコンタクトセンターを迅速にセットアップすることもでき、顧客とよりパーソナルなコミュニケーションを取ることができます。

こうした一連のサービスにより、同社の獲得可能な市場は2017年の450億ドルから現在の790億ドル超にまで拡大しました。

しかし成長のカギは巨大な市場だけではなく、施策を実行する能力にあります。

成長戦略の実行

同社は、新規顧客への訴求、既存顧客の支出拡大、新たな市場への進出、同社製品の利用促進など、多岐にわたる成長戦略を実行しています。

過去4半期にわたり、前年同期比で見た売上成長率やドルベースでの既存顧客からの売上成長率は、下表のとおり印象的な数値です。

指標 2019年

第4四半期

2020年

第1四半期

2020年

第2四半期

2020年

第3四半期

売上高 3億3,100万ドル 3億6,500万ドル 4億100万ドル 4億4,800万ドル
前年同期からの売上高成長率 36% 57% 46% 52%
ドルベースの既存顧客からの売上成長率 125% 135% 132% 137%

出所:トゥイリオ決算資料

しかし成長機会はいまだ豊富にあります。

海外での売上高は売上全体の27%にとどまり、収益性の高いアプリケーション・サービス事業は売上高の12%しか寄与していません。

そして2020年第2四半期末時点で同社を利用している企業は、世界のトップ2,000社のうち359社に過ぎません。

経営陣は将来の展望に自信を持っており、今後4年間の売上成長を年率30%と予想しています。

なお、この予想値にはトゥイリオが最近買収した顧客データプラットフォーム「Segment」からの潜在的な売上は含まれていません。

その他の好ましい点

2008年のトゥイリオ創業以来、創業者兼CEO(最高経営責任者)のジェフ・ローソン氏が同社を率いています。

創業者の継続的なビジネスへの関与は投資家が好む点ですが、さらにローソン氏は組織運営のために才覚のある人々を自身の周りに配置しています。

同氏は昨年、5人の経営幹部を雇用しましたが、こうした人材は同社が次の段階へ事業を拡大するために重要な外部からの視点をもたらします。

テクノロジー投資家にとっては、トゥイリオの開発者に焦点を当てた事業運営は魅力的でしょう。

同社は開発者がすべてのプラットフォームにアクセスできる無料トライアルのダウンロードを許可しています。

開発者は簡単な手続きですぐにメッセージングアプリケーションを試作でき、ソフトウェアの価値を実際に試すことが可能です。

無料トライアル終了後も、トゥイリオは利用ごとに課金するビジネスモデルを採用していることから、開発者は低コストでメッセージを試作したり、新たな機能を試すことができ、何が最も顧客に響くのかを模索できます。

最後に、トゥイリオは32億ドルの現金と有価証券を有し、バランスシートは堅固です。

そのため、同社は赤字が継続しながらも、成長施策への投資ができています。

投資家にとって重要な点

同社の過去12カ月の売上高は15億ドルと、獲得可能な市場規模790億ドルからするとごくわずかです。

効果的な市場獲得策と堅固な一連のアプリケーションにより、同社は継続的にソフトウェア開発者を引き付け、売上高を伸ばしています。

株価売上高倍率(PSR)は30倍と高水準ですが、トゥイリオにはそれだけの価値があります。

このクラウドコンピューティング銘柄には明るい展望が開けています。

【米国株動向】顧客から学び成長を続けるクラウド企業トゥイリオ

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Brian Withersは、トゥイリオ株を保有しています。モトリーフール米国本社は、トゥイリオ株を保有し、推奨しています。
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