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バフェットの右腕、チャーリー・マンガーから学ぶ投資のメンタルモデルを解説(その2)

出典:Getty Images

モトリーフール・シンガポール支局、2018年12月6日投稿記事より

この記事はパート1に続き、チャーリー・マンガーのメンタルモデルから、投資家が世界をより理解し、よりよい意思決定をするために取り入れるべき9つのメンタルモデルを解説していきます。

では、パート1に続く次の3つのメンタルモデルを見ていきましょう。

バフェットの右腕、チャーリー・マンガーから学ぶ投資のメンタルモデルを解説(その1)

メンタルモデル4:オッカムの剃刀

これは中世の哲学者・神学者オッカムの指針にちなんで命名されたもので、シンプルな説明の方が一般的に正しい、というヒューリスティック(問題を解決するための一般的な方法)なものです。

時には本質的に複雑なものも多いので、これは絶対的なルールではありませんが、必要以上の情報を加えないことを考える方法になります。

投資において何かが起こった理由を考える際に、壮大な理論を考えるのではなく、時にはより簡単な説明を考えるべきであることを意味しています。

メンタルモデル5:ハンロンの剃刀

ハンロンの剃刀では、愚かさゆえに起こったと説明できる出来事を、悪意が原因と考えてはいけないとしています。

言い換えると、無秩序で説明できない事象がたくさん起きる世の中において、神経症になるような複雑な悪意のある理論は避けるべきであることを意味しています。

投資の場合、悪い結果は、必ずしも誰かがあなたを妨害しようとして起きているとは限らないのです。

実際には投資家の論理や分析ミスから生じている結果かもしれません。

メンタルモデル6:二次的思考

二次的思考は、多重構造において最初の一層で起きる事象に気づきますが(これは「一次的思考」)、その次の層で起きる事象には気づきにくいという概念です。

一言で言うと、ある効果が別の効果を引き起こし、これによって最初の効果に影響を与えるということです。

そうすることで、さらなる結果をもたらす可能性があります。

投資で考えると最も分かりやすい例は、人々が企業に対して楽観的に考えており、成長するための資金を投資家が次々と注ぎ込むということです。

その後、その企業はその資金を活用することで利益を出し、投資家はより楽観的になり、さらに資金を注ぎ込み、フィードバック(または一次的思考)が増幅されます。

投資家は、その後の二次的思考を含む多重構造がどのように機能し、どのように相互作用していくのかを把握することが重要です。