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【米国株動向】市場が調整局面に入ったらすぐにポートフォリオに加えたい優良3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202117日投稿記事より

昨年、コロナ禍でS&P500指数は5週間で時価総額の3分の1以上を失い、その後の9カ月間は一転して力強く上昇、通年では16%のプラスに終わりました。

しかし、今後株式市場が大幅下落・調整局面に入ることは過去の投資サイクルの実績が示す通り、避けようのない未来です。

過去71年間において、同指数が高値から10%以上の下げを演じた局面は38回(平均1.87年に1回)ありました。

次がいつになるのか、どれぐらい長く続くのか、どれだけの下げ幅になるのかは誰も明言できません。

今年に関しても、パンデミック関連や、連邦議会による不十分な経済支援策など、株価下落につながる可能性のある要素は十分すぎるほど存在します。

しかし悪いニュースばかりではありません。

見方を変えれば、長期の利益を追求する投資家にとって、優良企業の株を割安に手に入れる機会が近づいています。

その時が来たらポートフォリオに加えたい3銘柄を紹介します。

インテュイティブ・サージカル

ヘルスケア・セクターは市場の変動が大きい時の投資先に適しています。

いつ体調不良に陥るのか、どんな症状に見舞われるのかを選ぶことはできませんし、薬や医療機器の需要は景気の良し悪しに左右されず安定しています。

外科手術についても同様で、手術支援ロボットを開発するインテュイティブ・サージカル(NASDAQ:ISRG)が注目される理由です。

市場のリーダー格である企業に投資することは好況、不況にかかわらず賢い投資戦略です。

インテュイティブのダビンチサージカルシステムの導入数は、昨年9月末現在で全世界合わせて5,865あり、これは他社の合計より大きい数字です。

また、資金が豊富な競合他社の中には、装置の市場投入が遅れているところもあります。

ダビンチの様々なモデルは、今後も軟組織を対象とする手術支援分野で確固たる市場シェアを長期的に維持することができるでしょう。

同社の強みは、一般に「替え刃モデル」として知られる収益モデルですが、本体の利幅は小さくても、長期的に買い替えが必要で、かつ利益率の高い刃の売上から利益を得ることができます。

ダビンチの本体は高価ですが、製造コストも大きいため利幅は限られます。

むしろ同社の利益の主な源泉は、インストゥルメント(鉗子、かんし)や付属アクセサリー、メンテナンス・サービスです。

本体を売れば売るほど、総売上に占める利益率の高い売上の割合が増えていく仕組みです。

今年、市場が急落する機会があればぜひ検討したい銘柄です。

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アナリー・キャピタル・マネジメント

次に注目したいのは、不動産投資信託(REIT)のアナリー・キャピタル・マネジメント(NLY)です。

アナリーのように住宅ローン担保証券(MBS)に投資するREITは、短期の資金借り入れ金利と長期の運用利回りの差から利益を得ますが、この差が大きいほど利益は大きくなります。

過去の例では、米国経済が回復の初期ステージに突入すればイールドカーブは顕著にスティープ化していきます。

アナリーの利益も株式市場の変動の大小にかかわらず今後数年で拡大すると期待されます。

さらにアナリーが保有するMBSの殆どが債務不履行に関して政府保証があるエージェンシー証券です。

保証の付かない証券と比べて利回りは低くなりますが、これをプロテクションとして、ポートフォリオのレバレッジが可能になります。

穏やかな株価上昇が期待できるのに加えて、配当利回りは過去10年以上に渡り、10%前後を維持しています。

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ジョンソン・エンド・ジョンソン

最後はヘルスケア製品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)(NYSE:JNJ)です。

幅広い事業を展開する同社ですが、3つの部門が柱となっています。

消費者向け製品は、成長速度は最も遅いセグメントながら、比較的強い価格設定力をもち、またキャッシュフロー予測の点で最も優れている事業ラインです。

医療機器は、米国および世界で進む高齢化社会を背景に長期的な成長が見込めます。

医薬品開発は、特許には期限があるものの、同社の利ざやの大半を生み出す事業です。

同社は米国最大の上場ヘルスケア企業であり、58年にわたって通年配当の増配を継続しています。

パンデミック以前は、調整後営業利益の増益を36期連続で続けていました。

また、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)から最上位「AAA(トリプルA)」の信用格付けを受けている世界で2つしかない上場企業の1社です。

インテュイティブ・サージカルのように驚くような成長を見せる企業ではありませんが、夜も安心して眠れるような安定感のある投資先です。

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短期的にはボラティリティが高い傾向がありますが、グロース株投資は長期の資産形成に最も寄与するといっていいでしょう。そういった成長株として注目できる5銘柄紹介します。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Sean Williamsは、インテュイティブ・サージカル株を保有しています。モトリーフール米国本社は、インテュイティブ・サージカル株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ジョンソン・エンド・ジョンソン株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、インテュイティブ・サージカル株のオプションを推奨しています(2022年1月の580ドルのロング・コール、2022年1月の600ドルのショート・コール)。
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