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【米国個別株動向】エレクトロニック・アーツの決算、投資家の期待に応えられず

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2019年2月7日投稿記事より

エレクトロニック・アーツ(ティッカー:EA)は2月5日、2019年度第3四半期(2018年10-12月)決算を発表しました。

2桁増の同四半期売上高にもかかわらず、主要ゲームタイトルの予想を下回る売上および困難なモバイル市場の状況により、同社は通期の売上高予想を引き下げました。

エレクトロニック・アーツの決算数値

財務指標 2019年度

第3四半期

2018年度

第4四半期

前年同期変化率
純売上高 12億8,900万ドル 11億6,000万ドル 11%
純利益 2億6,200万ドル (1億8,600万ドル) N/A
1株当たり利益 0.86ドル (0.60ドル) N/A

出典:エレクトロニック・アーツの2019年第3四半期決算資料

第3四半期の状況

デジタルネットブッキング(基本的には、エレクトロニック・アーツがデジタルチャンネルを通じて販売した製品およびサービスの金額)は、前年同期比3%減の11億9,900万ドルでした。

サブスクリプションサービスおよびゲーム内売上を含むライブサービスネットブッキングは、0.4%減の7億8,400万ドルでした。

一方、モバイルネットブッキングは22%減の1億4,200万ドルでした。

ビデオゲーム業界は、激しい競争と変革の一年を経て、成長を続けています」とCEOのアンドリュー・ウィルソン氏はプレスリリースで言及しています。

第3四半期はエレクトロニック・アーツにとっては困難な四半期であり、当初の収益予想に届きませんでした」と続けています。

業績低迷の原因の1つは、「バトルフィールドV」の売上が予想を下回ったことにあります。

これは、開発の遅れにより発売が11月に延期されたためです。

ウィルソン氏はアナリストとの電話会議の中で、「残念ながら、発売が遅れたことで競争の激しいホリデーシーズンに突入してしまい、大幅値引きの影響を大きく受けました」と述べています。

目覚ましい成功を収めたエピックゲームズの「フォートナイト」によって普及しているマルチプレイヤーバトルロイヤル形式ではなく、主にシングルプレイヤーエクスペリエンスとしてバトルフィールドVを立ち上げたことも、売上に悪影響を及ぼしました。

エレクトロニック・アーツは第3四半期に バトルフィールドVを730万本販売しましたが、これは同社の予想を約100万本下回りました。

全体では、エレクトロニック・アーツの純売上高は11%増の12億8,900万ドルで、同社の予想を8,600万ドル下回りました。

ただし、予想よりも低い営業経費により、同社の1株当たり利益(0.86ドル)は予想を0.25ドル上回りました。

今後の見通し

ウィルソン氏は、著しく厳しい競争環境が第4四半期の業績を引き続き圧迫するだろうと述べました。

このため、同社は通年のネットブッキング見通しを当初の52億ドルから47億5000万ドルに引き下げました。

また、売上高予想も51億5,000万ドルから48億7,500万ドルに引き下げました。

しかし、経営陣は、新しいゲームの業績への貢献について引き続き楽観的です。

同社は最近、「Apex Legends」を発売しました。

これは、無料の対戦バトルロイヤルゲームで、すぐに人気の高いゲームプラットフォームTwitchで第1位になりました。

2月22日に待望の「アンセム」と、今秋、有望な「Star Wars Jedi:Fallen Order」を発売する予定です。