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【米国株動向】2020年のパフォーマンス上位10銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202117日投稿記事より

2020年のパフォーマンス上位10銘柄は種々多様です。

これらの銘柄には、4社のバイオテクノロジー企業、3社のビットコインマイニング(採掘)企業、3社の再生可能エネルギー企業が含まれています。

また、ほとんどの銘柄は1年前には超小型株でした。

以下に、リターンのみから見た2020年の上位10銘柄を紹介します。

1. ビット・デジタル(3,691%上昇)

ビットコインマイニング会社ビット・デジタル(NASDAQ:BTBT)は、どこからともなく現れて2020年のトップを獲得しました。

2020年初めはゴールデン・ブルという名前のレンタカー会社でしたが、2月にビットコインマイニングを開始し、9月にビット・デジタルに改名しました。

11月までに、同社はマイニング活動によって1,220ビットコインを獲得しました。

直近の1ビットコイン当たり3万3,000ドル(執筆時点)の価格に基づくと、これは4,000万ドルに相当します。

時価総額は昨年12月31日に9億5,700万ドルを記録しました。

2. ノババックス(2,889%上昇)

超小型のワクチン開発会社ノババックス(NASDAQ:NVAX)は昨年5月、同社のワクチン候補の製造・販売に関して、世界的な官民連携組織である感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)から3億8,800万ドルの資金提供を受けました。

さらに、ワクチン開発の加速を目指す米政府の「ワープ・スピード作戦」(OWS)から16億ドルの助成金を獲得しています。

フェーズ1臨床試験の前向きなデータを受けて、株価は181ドルの高値を付け、年初から4ドル上昇しました。

その後、株価は高値から下落、調整しており、英国でのワクチン候補のフェーズ3臨床試験結果を待っています(執筆時点)。

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3. ブリンク・チャージング(2,332%上昇)

ジョー・バイデン氏の大統領選勝利を受けて、株式市場では再生可能エネルギー関連銘柄の株価が大幅に上昇しました。

電力設備メーカーのブリンク・チャージング(NASDAQ:BLNK)は、2020年初は超小型株でしたが、時価総額が13億ドルへ急増しました。

同社は2万3,000カ所の電気自動車(EV)向け充電ステーションを所有・運営しています。

現在、ブリンクの利益率は3桁台のマイナス(285%)で、売上の伸びはわずか18%です。

それでも、同社の株価は2020年の大きな勝者の1社であり、ペニー株(低位株)から1株42ドル(執筆時点)へ急成長しました。

4. バクサルト(1,606%上昇)

バクサルト(NASDAQ:VXRT)は、ノババックスと同じく、新型コロナウイルスワクチンの開発を手掛ける超小型のバイオテクノロジー企業です。

株価は、1月には1ドル未満でしたが、7月には16ドルを付けました。

投資家心理はある程度落ち着いてきており、株価は12月までに6ドルへ下落しました。

バクサルトはOWSの助成金を獲得できず、ワクチン開発競争における臨床試験の進捗はリーダー企業よりも遅れています。

しかし、同社にはワクチンが錠剤という切り札があります。

5. ライオット・ブロックチェーン(1,441%上昇)

2017年、ビットコイン価格が急騰し始めた時期に、ライオット・ブロックチェーン(NASDAQ:RIOT)はバイオテクノロジー企業からビットコインマイニング企業へと転身しました。

株価は、ビットコイン価格と同様に、急上昇した後で2018年に急落しました。

しかし、ライオットは現在も存続しており、ビットコインマイニングを続けています。

2020年、ビットコイン価格が12月に3万ドルを付けたことを受けて、ライオットの株価は急上昇しました。

6. ビーム・グローバル(1,358%上昇)

グリーンエネルギー企業ビーム・グローバル(NASDAQ:BEEM)は、EV向けの充電ステーションの提供に重点を置いています。

ブリンクとは異なり、ビームのビジネスモデルは、市民にサービスを提供したい市、州、連邦政府にソーラー技術を提供することに焦点を当てています。

同社は96の市を顧客としています。

過去12カ月の売上はわずか400万ドルです。

7. カーディフ・オンコロジー(1,311%上昇)

カーディフ・オンコロジー(NASDAQ:CRDF)はがん分野のバイオテクノロジー企業です。

同社の新薬候補は「オンバンセルティブ」1種のみで、複数の適応症(治療の対象となる疾患や症状)に関して臨床試験中です。

現在は前立腺がんと白血病についてフェーズ2臨床試験が実施されています。

しかし、投資家が興奮している理由のほとんどはフェーズ1臨床試験にあります。

この試験は、KRAS遺伝子の変異を持つ患者が対象となっています。

このセクターの有名な銘柄としては、ミラティとアムジェンが挙げられます。

カーディフはまだ小型株ですが、初期の臨床試験データが前向きだったため、株価は急上昇しています。

8. トリリウム・セラピューティクス(1,202%上昇)

トリリウム・セラピューティクス(NASDAQ:TRIL)もがん分野のバイオテクノロジー企業で、2020年に超小型株から時価総額14億ドルへと急成長しました。

同社の医薬品は、がん細胞のタンパク質CD47を遮断することによって、自然免疫システムががん細胞を発見・破壊できるようにします。

昨年3月、バイオ製薬会社ギリアド・サイエンシズは、トリリウムと同様の科学研究を手掛けるバイオ医薬ベンチャーのフォーティーセブンを49億ドルで買収しました。

トリリウムの医薬品はまだフェーズ1の段階にありますが、初期の臨床試験データは非常に有望です。

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9. マラソン・パテント・グループ(1,134%上昇)

マラソン・パテント・グループ(NASDAQ:MARA)も、第4四半期のビットコイン価格上昇に伴って株価が急騰したビットコインマイニング企業の1社です。

同社は従来、さまざまな知的財産を所有していました。

2017年に仮想通貨が初めてメインストリームに乗った際に、同社はビジネスモデルを転換し、ビットコインのマイニングを開始しました。

現在の株価売上倍率は88倍で(執筆時点)、2020年末までに時価総額は7億ドルへ急増しました。

10. ニーオ(1,103%上昇)

ニーオ(NYSE:NIO)は中国のEVメーカーで、スポーツ用多目的車(SUV)市場に重点を置いています。

時価総額は830億ドルで(執筆時点)、上記の中で唯一の大型株です。

現在、ニーオの売上は3桁台で伸びており、直近四半期は146%増となっています。

同社はEV市場で、同業のテスラと世界的リードを争うことを目指しています。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Taylor Carmichaelは、ノババックス株を保有しています。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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