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【米国株動向】2021年に急騰する可能性のある3つのヘルスケア銘柄

モトリーフール米国本社、202114日投稿記事より

経済状況が良好なときにも悪いときにも優れたリターンを提供し得る株式を探している方のために、ナノックス・ビジョン(NASDAQ:NNOX)、テラドック・ヘルス(NYSE:TDOC)、トリリウム・セラピューティクス(NASDAQ:TRIL)という3つのヘルスケア銘柄をご紹介します。

いずれの銘柄にも2021年に大きなリターンをもたらすと予想できる正当な理由があります。

1. ナノックス・ビジョン

ナノックス・ビジョンはデジタル X線源を開発しているイスラエルの企業です。

デジタル X線源には、現在は多くの人にとって手の届かない料金となっている医療用X線画像サービスを急速に普及させる可能性があります。

デジタル技術はX線画像の画質を大幅に向上させてきましたが、X線を発生させる管球(X線管球)は依然として高価であり、交換費用となるとさらに高価です。

ナノックスは2020年8月に株式を上場し、低コストのデジタルX線画像システムNanox.ARCを生産するための資金として約1億9,000万ドルを調達しました。

Nanox.ARC は、大量の電気を使って電子の流れを発生させる高価なX線管球を使用しない代わりに、半導体上に数百万個もの小さなナノコーン(ナノ技術で生成された円すい状構造の物質)を形成して電子の流れを低電圧で発生させます。

同社は複数のX線源を備えたNanox.ARCシステムを販売するための承認を、米国食品医薬品局(FDA)から2021年半ばまでに、欧州委員会からは2021年後半に取得する見込みです。

米国と欧州で販売が承認された場合、同社は世界展開を2021年末までに開始できる可能性があります。

2. テラドック・ヘルス

テラドッグ・ヘルスはデジタル医療プラットフォームのパイオニアであり、投資家に価値をもたらす企業買収の面で優れた実績を残してきました。

同社の遠隔医療訪問件数は2015年に約50万件でしたが、今や年間2億件を突破するのも時間の問題となっています。

成功の秘訣は、米国の複雑な医療制度の中で同社の役割を拡大してきた企業買収によるものですが、2020年に同業のリボンゴ・ヘルスを約185億ドルで買収したとき、多くの投資家がその金額の大きさに驚きました。

リボンゴのプラットフォームは、インターネットに接続したデバイスを通じて高血圧や糖尿病などの慢性疾患を日常的にデータ管理・分析することで、患者ごとにパーソナライズされたアドバイスやガイダンスを提供できます。

米国の成人のおよそ半数が少なくとも1つの慢性疾患を抱えていますが、日常的なケアを受けている人はほとんどいません。

そのため、米国の総医療費の約5分の4が慢性疾患の治療に費やされています。

医療保険の資金を負担する企業(支払者)は従業員が病院に行かないことを望んでいます。

そのため、従業員のためにリボンゴのサービスを契約する支払者の数はテラドッグがリボンゴを買収する前から急増していましたが、市場の開拓はまだ緒に就いたばかりでした。

クロスセルによる成長の兆しが2021年に加速すれば、テラドック・ヘルスの株価は急騰する可能性があります。

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3. トリリウム・セラピューティクス

トリリウム・セラピューティクスは新しいがん治療薬を開発しており、この新薬の開発が成功すれば、大手製薬会社が同社を年内にも買収する可能性があります。

同社が開発中の主要な新薬候補にはTTI-662およびTTI-621の2つがあり、いずれもがん細胞が免疫系を避けるために使用するタンパク質であるCD47を標的としています。

初期の臨床試験は、少なくとも2つの標準的治療が効果を示さなかったリンパ腫患者と、少なくとも3つの標準的治療が効果を示さなかった多発性骨髄腫患者を対象に実施され、

その結果は同社の開発が正しい方向に向かっていることを示唆しています。

TTI-662を単剤療法で使用した臨床試験では、様々な用量が適用された17人の患者のうち6人の腫瘍が縮小したことが確認されました。

臨床試験では、TTI-662の用量を上げると応答速度は改善することが観察された一方、用量を制限するような毒性はまだ見つかっていません。

言い換えれば、2022年3月末に臨床試験の新たな結果が公表される段階では、TTI-662の効能ははるかに高まっている可能性があります。

株価の直線的な上昇を期待してはいけない

以上の3つのヘルスケア株の長期的な見通しは総じて良好ですが、「トップパフォーマーといえども株価が直線的に上昇することはない」ことを覚えておくことが重要です。

これら3銘柄は2021年に急騰する可能性がありますが、そうならなかったとしても手放すべきではありません。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Cory Renauerは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、テラドック ・ヘルス株を保有し、推奨しています。

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