【米国株動向】ナスダックは2021年に20,000ドルを達成できるか

モトリーフール米国本社、2021年1月5日投稿記事より
ナスダック総合指数(NASDAQINDEX:^IXIC)の2020年に力強いパフォーマンスを示した後、投資家は2021年も引き続き上昇することを期待しています。
ダウが最近30,000ドルを超えたことから、ナスダックがこの大きなマイルストーンをたどることができるかどうか疑問に考える人もいるでしょう。
ナスダックが12,800ドルを超えていることを考えると、2021年のインデックスの健全な目標を15,000ドルと見なすでしょう。
しかし、2020年に非常に多くのナスダック株が急上昇したことを考えると、より楽観的な投資家は20,000ドルを目標と考えることもできるでしょう。
以下では、この目標を達成するために必要なものを見ていきます。
もう一つの大きな利益
まず、ちょっとした計算を行います。
ナスダックが20,000ドルに達するには、12月31日終値の12,888から7,100ポイント以上上昇する必要があります。
これは12か月で55%増となります。
株式市場の長期年間リターンの平均は10%近くであるため、55%になると考えるにはナスダックの利益の見通しについて非常に前向きである必要があります。
しかし、最近はこのような増加が確認できており、2020年にナスダックは44%上昇しました。
さらに、3月の安値からの利益は88%増となっています。
したがって、55%増は達成できないものではないでしょう。
ナスダックをここまで上昇させるにはどうしなければならないでしょうか?
大きな問題
ナスダック総合指数には何千もの株式が含まれています。
ただし、インデックスの最大手企業は市場全体のパフォーマンスに大きな影響を与えます。
ナスダックの場合、アップル(NASDAQ:AAPL)、マイクロソフト(NASDAQ:MSFT)、アマゾン(NASDAQ:AMZN)の3つの銘柄がインデックスの30%以上を占めています。
次の大きな7つの銘柄はさらに15%に値します。
2020年にナスダックを44%引き上げるには、一流のハイテク株による驚くべきパフォーマンスが必要でした。
アップルとアマゾンはどちらも約75%〜80%上昇し、マイクロソフト株は40%以上上昇しました。
これらの次に大きな企業も大きく上昇しています。
テスラ(NASDAQ:TSLA)による700%の急上昇は確かに役に立ちましたが、すでに確立していたエヌビディア(NASDAQ:NVDA)やペイパル・ホールディングス(NASDAQ:PYPL)がそれぞれ2倍以上になったという事実は、ナスダックを大きく持ち上げる役割を果たしました。
大きな希望
ナスダックが素晴らしい2020年を超える2021年にできるかどうかはわかりませんが、長期投資家はナスダック20,000ドルが2021年、2022年、または今後数年で達成できるかどうかあまり心配する必要はありません。
2020年にナスダックに有利に働いたものが、すぐに再び起きる可能性は低いでしょう。
実際、インデックスが20,000を超える前に、インデックスが10,000を下回る可能性が高いと考える人もいます。
2年連続で株式市場が驚くほど力強いパフォーマンスを出すことをあまり期待してはいけないでしょう。
しかし、信頼できる企業に投資している限り、ポートフォリオから健全なリターンを得て、個人の投資目標を達成する可能性を高めることができるでしょう。
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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Dan Caplingerは、アップル株、アマゾン株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、アップル株、エヌビディア株、テスラ株、マイクロソフト株、ペイパル・ホールディングス株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを推奨しています(アマゾン株の2020年1月の1940ドルのショート・コール、アマゾン株の2022年1月の1920ドルのロング・コール、ペイパル・ホールディングス株の2022年1月の75ドルのロング・コール)。