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【米国株動向】2021年に注目の風力発電2銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、20201223日投稿記事より

急落から過去最高値まで乱高下した2020年は株式市場にとって激動の年でした。

新型コロナウイルスのワクチン開発の進展は心強いものの、2021年の経済見通しは依然として非常に不透明です。

新たな投資機会を探す投資家は、電力大手ネクステラ・エナジー(NYSE:NEE)と石油・ガス大手エクイノール(NYSE:EQNR)を検討することをお勧めします。

両銘柄ともに、四半期配当によるインカムと、風力発電への多額の投資による成長を併せ持っています。

1. ネクステラ・エナジー

ネクステラは再生可能エネルギー業界において最も独特な成長ストーリーを有する企業の1つです。

同社は規制対象の公益企業ながらも、新規投資による成長と、配当を支える既存インフラからの予測可能な収入を併せ持つ稀有な企業です。

ネクステラの優れた再生可能エネルギーポートフォリオは、20年以上にわたる投資の結果です。

しかし、同社は過去数年間で再生可能エネルギーへの投資をさらに増額しています。

第3四半期には、契約締結による再生可能エネルギー発電の受注残の増分は過去最大の2.2GWとなりました(正味の増分は1.44GW)。

風力発電はネクステラにとって最大の再生可能エネルギー投資です。

第3四半期時点で、新規の風力発電プロジェクトと既存の風力発電所の設備更新は、2019年と2020年の再生可能エネルギー関連契約の80%を占めています。

ネクステラ株は、風力発電に投資する最も安全な方法の1つです。

定評ある大手企業の同社は、大規模な再生エネルギー投資のための資本を有しています。

こうした投資は、化石燃料発電プロジェクトと同等の安定したフリーキャッシュフローをもたらすはずです。

配当利回りは1.9%です(執筆時点)。

26年連続で増配しており、誰もが望む配当貴族(25年以上連続で増配している企業)の地位を得ています。

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2. エクイノール

エクイノールはノルウェーの石油・ガス企業です。

同社は何十年にもわたり、北海のノルウェー領で石油とガスを生産してきました。

現在、エクイノールは海洋エンジニアリングのノウハウを生かし、世界最大規模の洋上風力発電ポートフォリオを開発しています。

ネクステラと同様に、エクイノールは中核事業による収入を、多額の資本を要する再生可能エネルギープロジェクトに充当します。

現在、1日当たり約200万バレルの原油を生産していますが、石油換算(石油と天然ガスの指標)の埋蔵量は60億バレルに上ります。

損益分岐点価格は1バレル当たり35ドル未満で、現在の原油価格を30%下回っており、長期的な原油価格予想から見ても競争力があります。

2020年はエクイノールにとって困難な年であり、同業のBPに米国の風力発電プロジェクトの持ち分50%を売却しました。このパートナーシップは賢明であるように見えます。

なぜなら、エクイノールは長期目標の達成を妨げることなく、短期的に大きな変化を遂げることができたからです。

プロジェクト開発に関しては、エクイノールは再生可能エネルギープロジェクトの「名目アンレバードリターン」を8~12%と予想しています。

これは税金、投資手数料、インフレ、負債による財務レバレッジを考慮しない予想リターンです。

同社は発電能力を2019年の0.5GWから2026年には4~6GWまで成長させることを計画しています。

投資家が留意すべき点は、洋上風力発電が比較的新しい産業であることです。

許認可や建設の関係上、プロジェクトには何年もかかる可能性があり、利益を生むにはさらに長期間を要する場合もあります。

明るい点は、巨大産業となり得る洋上風力発電業界においてエクイノールが先行者利益を有することです。

同社は、2050年までに欧州の洋上風力発電の規模が450GWになり、そのうち212GWが北海で発電されると考えています。配当利回りは2.1%です(執筆時点)。

完璧な追い風

洋上風力発電は依然として成長の初期段階にあります。

国際エネルギー機関(IEA)によれば、洋上風力発電は2018年の世界の発電量のわずか0.3%を占めるにすぎません。

しかし、IEAの持続可能な開発シナリオでは、2025年までに発電能力は4倍以上に増加し、さらに2025年から2030年にかけて2倍になる可能性があります。

そのため、追い風を捉える機会は十分に存在します。

ネクステラは再生可能エネルギー投資に関して安全な道を歩んでいます。

インフラを建設し、キャッシュフローを安定的に確保しているのです。

石油・ガス会社であるエクイノールの業績は、電力会社のように安定はしていません。

しかし、洋上風力発電はエクイノールに最適な事業であり、同社が長期にわたって洋上風力発電への投資に専念することをあらゆる面で示唆しています。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Daniel Foelberは、エクイノール株を保有しています。Daniel Foelberは、以下のオプションを保有しています(エクイノール株の2021年4月17.50ドルのショート・コール、BP株の2022年1月15ドルのロング・コール)。モトリーフール米国本社は、ネクステラ・エナジー株を推奨しています。
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