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2021年の注目産業になるか、データサイエンスの国内企業を紹介

出典:Getty Images

みなさんは、「マネーボール」というアメリカの映画をご存知でしょうか。

2011年に上映されたブラット・ピット主演のメジャーリーグ球団、オークランド・アスレチックスのGMが、いままでとは違った各種統計から選手を客観的に評価する「セイバーメトリクス」という理論を採用し、低予算でチームを改革しようと試みる話です。

オークランド・アスレチックスの成功により、メジャーリーグは、この理論によるチーム編成や、試合の作戦まで変えてしまう球団が多く現れました。

そして、日本でもそれに習うように、データから得る理論をチーム編成や試合の作戦に利用する球団が出てきました。

日本の野球界でデータ重視の野球といえば、故野村監督が提唱する「ID野球」が有名ですが、ID野球は試合中の作戦に使われる理論に対し、アメリカのセイバーメトリクスなどはどのような選手と契約するという、チーム編成全体にまで利用されている理論です。

この映画が公開された頃からでしょうか、メディアで「データサイエンス」という言葉をよく聞くようになったと思います。

今ではプロのみならず、アマチュアのスポーツ界でも取り入られています。

そして、現在ではスポーツ界のみならず、ビジネスの舞台でいろいろな産業に取り入られているという話を聞くようになりました。

今回はそのデータサイエンスに関わる銘柄をご紹介します。

テクノスデータサイエンス・エンジニアリング

2013年設立。法人向けにデータサイエンスで、ビジョン策定、データ分析・最適化、 AI を活用した運用しくみづくり、分析活用基盤の構築などのサービスを提供しています。

主にAI関連事業を展開しています。

ライブリッツ

2011年設立。AI・IoTなどの最先端技術を駆使し、経営・業務・ITの側面からスポーツビジネス関連のサービスを展開しています。

選手・チームの映像解析・データ分析から、チームに勝利をもたらす戦術・戦略立案、事業の拡大を目指すコスト削減・売上拡大、さらにファン満足度向上、新規ファン獲得、新サービス創出まで、幅広いスポーツビジネスに関するサービスを展開しています。

東証に上場するフューチャーグループの傘下です。

ディー・エヌ・エー

1999年設立。主な事業としては、インターネット関連やモバイルゲーム開発・配信がありますが、AI関連事業やAI研究開発も行っています。

プロ野球チームの横浜DeNAベイスターズ、プロバスケットの川崎ブレイブサンダースを保有しています。

データスタジアム

2001年設立。上場はしていませんが、野球、サッカー、ラグビー、バレーボールの試合内容をデータ化・分析し、情報を提供している会社です。

日本のプロ野球球団にデータの提供や、Jリーグ公認データ「StatsStadium」を提供している会社でもあります。

最近の日本のスポーツ界ではデータ分析でメディアに出てくる会社です。

データサイエンスという分野が最近の新しい分野であるせいでしょうか、メディアなどで見たデータサイエンス系の会社では、上場していない企業がたくさんありました。

おそらく野球関連のメディアでよく見かけるデータスタジアム社が一番有名かもしれませんが、今後、データサイエンス市場が更に注目されると、いろいろな企業名を見る事になるでしょう。

ビジネス界でも使われるデータサイエンス

データサイエンスというと、スポーツ界での話をメディアでよく見るかもしれませんが、最近では、ビジネスの世界でも多く聞かれるようになりました。

データを利用してより質の高いビジネス判断を行うという、新しい決断の仕方で「ビッグデータ」と呼ばれる膨大なデータを企業活動の重要な経営資産と位置付けられています。

そして、そのビッグデータの量は、2020年の終わりには44兆ギガバイトにまでなるといわれていて、その約80%がまだきちんと整理されていないそうです。

そうなると、それを素早く確実に処理する方法や、分析能力という分野の必要性が今後増してくるでしょう。

海外では、早くからデータサイエンスをビジネスに取り入れてきたようですが、日本では以前から話題になってはいたものの、実際にビジネスで取り入られるようになったのは、最近になってからでした。

日本のように歴史がある国となると、それなりの市場規模や歴史、しきたりなどがあり、「変化」に対してアメリカに比べると悲観的にとらえてしまうのでしょう。

最近、ビジネス界にてデータサイエンスが使われている分野は、主に保険、金融、販売業、製造業(在庫管理)などですが、これからいろいろな分野でも使われる事でしょう。

その魅力は何と言っても、データを利用する事により利益創出、機会損失防止、コスト削減が可能になるという事でしょう。

その成功例として有名な話は、楽天が運営するオンラインストアの事例です。

購買データを分析し、ランキング上位に入る商品は売上が増加し、ジャンルを細かくすれば全体の売上が上がる事を発見し、これらの結果が売上に大きく寄与したようです。

そして、回転ずしのチェーン店スシローは、自社で開発した「回転すし綜合管理システム」にてデータを収集・分析し、店内のレーンに流れる寿司の売上や鮮度について管理をしました。

それにより、店舗、時間帯、テーブルごとなどに分けて、売られた寿司を分析し、需要の予測、販売量を調節し、その結果、料理の廃棄ロスを減らし、売上が伸びたそうです。

このように、これからいろいろな場面でデータサイエンスは活用される事でしょう。

それに伴い、今回紹介した銘柄も含め、まだ上場していない多くのデータサイエンス系の企業の動きを見ておくのも良いと思います。

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