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【米国株動向】来年に向けすぐに投資を検討するべきエネルギー3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、20201214日投稿記事より

主要な株式指数は活況を取り戻しました。

苦しんできたエネルギーセクターでさえ、先月は41%上昇してS&P500指数の上昇率5.5%を上回りました。

アレイ・テクノロジーズ(NASDAQ:ARRY)、エンブリッジ(NYSE:ENB)、キンダー・モルガン(NYSE:KMI)の3銘柄は、2021年に向けたポートフォリオの再構築、あるいはエネルギーセクターのリバウンドに乗るための候補になるでしょう

1. 太陽光発電:アレイ・テクノロジーズ

太陽電池パネルが自動的に太陽を追尾するトラッキングシステムを設計・製造するアレイ・テクノロジーズは10月15日に上場しましたが、比較的静かなデビューでした。

同社には30年の歴史があり、太陽光発電業界では定評のあるソフトウェアおよび装置のメーカーですが、新規上場銘柄では民泊仲介大手のエアビーアンドビーや、宅配デリバリーのドアダッシュほど知られていません。

時価総額は45億ドルと、エアビーの880億ドルやドアダッシュの650億ドルを下回ります(いずれも執筆時点)が、太陽光発電ブームに沸く株式市場では、2社よりも成長余地が大きいかもしれません。

上場後初の四半期決算で、アレイ・テクノロジーズは、年初から9カ月間の売上高を前年同期比64%増の6億9,200万ドル、調整後利払い・税引き・償却前利益(EBITDA)を同96%増の1億4,000万ドルと発表しました。

通期予想は中央値で売上高8億5,500万ドル、調整後1株当り利益(EPS)は84セントです。

執筆時点の株価36ドル50セントから計算すると株価売上高比率(PSR)は5.4倍、株価収益率(PER)は43.5倍となり、最近上場したグロース株では魅力的な水準です。

実際バリュエーションは、米国に上場する太陽光発電の時価総額上位3銘柄を下回ります。

短期的な株価の動きは不透明ですが、現在の株式市場ではバリュエーションが割安な太陽光発電銘柄の1つと考えます。

2. 石油:エンブリッジ

エンブリッジは北米トップクラスの石油とガスのインフラ企業です。

同社は、分配可能キャッシュフロー(DCF)の半分強を石油パイプライン、42%を天然ガス輸送・販売・貯蔵、そして5%を主に再生可能エネルギーの発電と供給で上げています。

DCFの98%は長期契約によるもので、配当原資となる利益やDCFの予測可能性は高く、配当利回りも執筆時点で7.5%の高さです。

同社は、2040年の石油需要の大半が大型トラック、海上輸送など輸送需要が占め、工業生産や発電を支える燃料は天然ガスが世界的にも主流になると予想しています。

洋上風力発電や太陽光発電も、政策、補助金、ESG投資に促され、加速する見通しです。

こうした予測に基づき、エンブリッジは再エネ投資の拡大を計画しています。事業計画では、配当と既存および進行中の石油、ガス事業にDCFを充て、余剰キャッシュと恐らく有利子負債を使って数多くの再エネプロジェクトに投資します。

再エネ事業は、いまだに売上高、利益にそれほど貢献していません。

しかし経営陣は第3四半期決算コンファレンスコールにおいて、再エネプロジェクトは、洋上風力発電さえも、プロジェクトの規模や使用する機器が進化したことで優位になりつつあると強調しました。

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3. 天然ガス:キンダー・モルガン

キンダー・モルガンの事業は、全て天然ガスのインフラで構成され、北米最大級の天然ガスパイプライン、輸送、貯蔵のオペレーターです。

エンブリッジ同様、DCFの大半は予測可能な長期契約から得ています。

キンダー・モルガンは、配当の維持・拡大とフリーキャッシュフローの確保を最も優先しています。

同社は国内の燃料調達源としての天然ガスと液化天然ガス(LNG)輸出に注目しており、主に米国産天然ガスとLNG輸出の拡大を支えるパイプラインへの投資を行っています。

カギを握る2つのプロジェクトは、完成間近のパーミヤン・ハイウェイ・パイプライン(PHP)とエルバ液化プロジェクトです。

PHPはテキサス州西部のパーミヤンガス田とメキシコ湾岸の輸出基地を結ぶ最大級の天然ガスパイプラインになる見通しです。

エルバ液化プロジェクトは、ジョージア州サバンナ市の沿岸に位置し、海外の需要家に向けた米国産LNGの輸出を支えます。

キンダー・モルガンの配当利回りは、執筆時点で7.1%、配当はFCFで賄えています。

事業環境は明るいとは言えませんが、今年はこれまでに十分な利益を上げています。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Daniel Foelberは、アレイ・テクノロジーズ株、エンブリッジ株、キンダー・モルガン株を保有しています。モトリーフール米国本社は、エンブリッジ株、キンダー・モルガン株を保有し、推奨しています。
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