MENU

バフェットが次に売るかもしれない3つの米国株式はどれか

出典:Getty Images

-バークシャー・ハサウェイのポートフォリオには約50の銘柄があり、以下の銘柄が次に売られる可能性があります-

モトリーフール米国本社、2019年1月29日投稿記事より

ウォーレン・バフェットほど洞察力を持った投資家はほとんどおらず、そのため「オマハの賢人」と呼ばれています。

バークシャー・ハサウェイ(ティッカー:BRK-A)(ティッカー:BRK-B、以下「バークシャー」)の最高経営責任者であるバフェットは、1950年代半ばにおよそ1万ドルのシードマネーで投資を開始しました。

運用の結果、今日の個人資産は830億ドル超に達しています。

バフェットは長年にわたって数十億ドルを慈善団体に寄付してきました。

そのため、彼の純資産は実際には830億ドル以上あるといえるでしょう。

バフェットが、5年に4回の割合で株式市場のリターンを上回ることに成功してきたため、投資家は彼のあらゆる動向に注目しています。

彼のアプローチは、質の高い企業を購入し、長期保有するという単純なものです。

それにもかかわらず、投資家たちは次の「バフェットの選択」についてかたずをのんで見守っています。

【2019年版】バフェットが直近で投資を行なっている株式3銘柄を紹介

バフェットは次にどの株式を売るのか?

バフェットは、時間の経過とともに成長する可能性のある手堅いビジネスモデルを特定することで、利益を上げてきました。

そして、彼のもう一つの成功要因は、いつ売るべきかを決定することです。

彼の判断は、絶対的に確実とは言えませんが「オマハの賢人」の売りは、彼の買いと同じくらい注目されています。

バークシャーは1億ドルをはるかに超える運用資産を保有しているため、四半期末の45日後に、米証券取引委員会にForm 13-F(ポートフォリオの運用開示資料)を提出する必要があります。

Form 13-Fの提出により、バフェットと彼のチームが前四半期に何を達成してきたかを、マーケットは把握することができます。

バークシャーの11月中旬の資料提出により、バフェットと彼のチームが、第3四半期に2つの株式を完全に売却したことが明らかになりました。

それは、小売大手のウォルマートとフランスの製薬会社サノフィです。

本当に知りたいのは、バークシャーのポートフォリオに含まれる47の銘柄のうち、どれが次の売却候補になっているのかということです。

おそらく次の3つの株式は、すでに売却候補に入っていると考えています。

ジョンソン&ジョンソン

バークシャーは、現在ジョンソン&ジョンソン(ティッカー:JNJ)を327,100株(4,200万ドルの市場価値)しか所有していませんが、次の売却候補になる可能性があります。

ジョンソン&ジョンソンは、医薬品、医療機器、消費者向け健康製品を手がけているヘルスケア企業であり、一見すると勝者のように見えます。

同社は35年連続で1株当たり利益を増加させ、平均以上の利回りを持つ配当貴族であり、そしてAAA信用格付を持つ2つの上場株式のうちの1つです。

ヘルスケアは、景気後退にほとんど影響されないため、同社は長期保有に適した銘柄のように見えます。

しかし、バフェットは、常に研究開発の必要があるヘルスケア企業を所有することにそれほど熱心ではありませんでした。

つまり、臨床試験のために十分な準備を必要とする製薬会社は、バフェットの好みではありません。

近年、ジョンソン&ジョンソンは買収を通じて利益率の高い医薬品セグメントに注力しています。

2012年から2018年の間に、総売上高に占める医薬品の割合は、37.7%から49.9%に上昇しました。

これは、バフェットにとっては厄介な傾向です。

なぜなら、今後何年にもわたって売上高のボラティリティが高まる可能性があるからです。

同社はまた、タルカムパウダーに関する問題に直面する可能性があります。

同社は、タルカムパウダーに少量のアスベストが含まれていることを知っていたとの疑惑があります。

昨年夏にすでに47億ドルの訴訟で敗北しましたが、同社の法的リスクは今後何年にもわたって続くことになるとの見方があります。

バフェットは、ジョンソン&ジョンソンの保有株式数を数回に渡って減らしてきました。

バークシャーのポートフォリオには既に4,200万ドルしか残っていないので、同社はバークシャーのポートフォリオから外されるのではないかと思われます。

アメリカン航空グループ

バフェットが次に売る3つの株式のうちの一つは、おそらくアメリカン航空グループ(ティッカー:AAL)だと思われます。

先週、アメリカン航空グループは、2018年通年の純利益が21億ドルであることを発表しました。

旅客収入は年間で4%近く上昇しました。

この純利益21億ドルは、通年の燃料費が2017年の13億8,000万ドルから2018年には18億4,000万ドルに増加したにもかかわらず、達成されました。

しかし、バフェットは、航空業界の特徴である、小さな利益を生み出すために大きな資本投入を必要とするビジネスを好みません。

また、アメリカン航空グループは、USエアウェイズとの相乗効果と、配当および買戻しによる10億ドル近くの株主還元にもかかわらず、約300億ドルの負債を抱えています。

多額の負債は、金融引き締めのサイクルにおいて企業の負担となります。

ヘルスケアは比較的不況に強いですが、航空会社はそうではありません。

経済が縮小すれば、大きな負債を抱えている航空会社は問題に直面する可能性があります。

このため、バークシャーのポートフォリオにも含まれているユナイテッドコンチネンタルホールディングス、デルタ航空、サウスウェスト航空よりも、アメリカン航空グループが売却候補として特定されるのです。

また、バフェットが第3四半期にアメリカン航空グループを100万株売却したことも見逃せません。

2%強の株式削減(バークシャーは依然4億3,700万株を保有)について話しているだけですが、それは「オマハの賢人」による、より大きな動きを予見している可能性があります。

ベライゾン

バークシャーのポートフォリオにおけるベライゾンの保有割合は極めて小さいですが、売却候補の一つと考えられます。

2016年第4四半期に、バークシャーは実質的にベライゾンの全株式である1,500万株式を売却しました。

しかし、現時点で5万2,000ドル強の928株が残っています。

これらの株式が残った理由は、バークシャーがベライゾン株式のための配当再投資計画に関与しており、基準日までに一定数の株式を保有した結果としてこれらの株式を受け取ったからです。

ベライゾンは、バフェットが投資において重視する主要基準に合致していません。

同社は比較的ゆっくり成長していて、短期的なカタリストに乏しく、利益を得るには大きくなりすぎています。

また、2年前にバフェットが基本的にベライゾンをポートフォリオから外したため、928株を売却しても、マーケットはほとんど動揺しないでしょう。