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2019年は米国のヘルスケア成長株に注目。代表的な3銘柄を紹介

-市場拡大と圧倒的な先進性により急成長の見通し-

モトリーフール米国本社、2019年1月27日投稿記事より

投資に必要なもの、それは成長です。

ビジネスが力強く成長していくためには、2つの要素が必要です。

第一に、企業の製品やサービスに対して急拡大する需要です。

そして企業は、その需要に対して十分な供給を行う必要があります。

これらの条件をクリアすると、売上が増加し、株価も上昇します。

経済の全般的な状況は、ほとんどの産業に大きな影響を与えます。

しかしヘルスケアは、世界経済の動向にかかわらず、需要が増加し続ける可能性がある分野の1つです。

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このためヘルスケア成長株は、多くの投資家のポートフォリオに組み入れられています。

そして、強い需要に支えられた2019年のヘルスケア成長株のトップ3として、イルミナ(ティッカー:ILMN)、インテュイティヴ・サージカル(ティッカー:ISRG)、およびテラドック・ヘルス(ティッカー:TDOC)があります。

イルミナ

Ancestryや23andMeのような企業が、祖先の出身国を特定するために唾液をどのように分析しているのか疑問に思ったことはありませんか?

こういった企業は、イルミナの技術を使っています。

世界のトップ遺伝子研究者も同様です。

イルミナのシステムは、これまでに行われたすべての遺伝子配列解析の90%以上で使用されています。

個人需要の急増も、イルミナにとっては成長要因の一つに過ぎません。

同社は、次世代の遺伝子配列解析システムNovaSeqを発売しました。

NovaSeqは販売の初期段階ではありますが、既に大きな成功を収めています。

同社はまた、NovaSeqプラットフォームがコスト削減につながることを期待しています。

例えば、ヒトゲノムの地図作成に必要な約1,000ドルのコストは、今後約100ドルに低下すると期待されます。

これにより、遺伝子配列解析サービスを多くの人が利用するようになるでしょう。

また、他のいくつかの要因がイルミナの成長を後押ししています。

多くの人が、妊娠した際に出生前診断を行うようになってきています。

そして、腫瘍学の研究は、遺伝子配列解析にさらに依存することになっています。

これらすべてがイルミナの成長を加速させます。

インテュイティヴ・サージカル

外科手術は、依然として極めて多くの複雑な手法を必要としています。

インテュイティヴ・サージカルは、こういった現状の一つの解決策がロボット手術システムと考えています。

同社のダビンチ・ロボット手術システムを使うことで、外科医は患者の肉体にできるだけ傷をつけずに手術を行うことができます。

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これは、ロボット手術システムによる正確な制御と手術領域の視認性向上によるものです。

同社は、世界の高齢化の長期トレンドにより、大幅に成長すると見込まれています。

高齢化が進むにつれ、人々はより多くの手術を受けるようになります。

例えば高齢者は、若者よりも前立腺摘除手術および結腸や直腸の手術をより頻繁に受けます。

ロボット手術システムは両タイプの処置に使用することができます。

さらにインテュイティヴ・サージカルは、ロボット手術システムの使用用途を拡大しています。

同社はロボット手術システムの用途を広げる新しい機器を発表し続け、新たな成長軌道を切り開いています。

テラドック・ヘルス

ヘルスケアにとっておそらく最大の課題は、急上昇するコストです。

テラドック・ヘルスのオンライン診療サービス(バーチャル・ヘルスケア)は、患者の支払いコストを抑制すると同時に、患者にとって魅力的なサービスとなっています。

オンライン診療サービスを提供している会社はたくさんあります。

しかし、そのどの会社もテラドック・ヘルスの幅広いサービスと世界的なプレゼンスの足元にも及びません。

同社は急成長し、Fortune 500企業の約40%が顧客になっていると強調しています。

インテュイティヴ・サージカルと同様に、テラドック・ヘルスは人口高齢化から利益を得ることができます。

医療コストをなるべく抑制したい高齢者は、おそらくオンライン診療サービスに頼るでしょう。

そして、オンライン診療サービスにおいては、テラドック・ヘルスよりも優れた企業は存在しません。

米国では、提供された医療サービスそのものへの対価ではなく、その質に対して払い戻しを行う、価値ベースの医療への移行を模索しています。

この動きは、テラドック・ヘルスに大きなチャンスをもたらすでしょう。

これらの企業の成長の妨げになるもの

遺伝子配列解析、ロボット手術、オンライン診療の需要は今後数年間に大幅に拡大する可能性があります。

しかし、この需要の増加が、上記の企業に利益をもたらさない可能性もあります。

株式非公開のオックスフォード・ナノポア・テクノロジーズが、イルミナのシェアを奪うと考える人もいます。

同社は、低コストで携帯型の新しい遺伝子配列解析機器を開発しています。

インテュイティヴ・サージカルも競争に直面しています。

大手医療機器会社メドトロニックは、近いうちに自社開発のロボット手術システムを市場に投入する予定です。

そして、テラドック・ヘルスの成長の多くは買収によるものです。

大きな資金力を持つ潜在的なライバル企業が台頭し買収を進めた場合、テラドック・ヘルスは資金難に直面する可能性があります。

しかし、成長株にとって最大の脅威が競争の激化である場合、それ自体は悪いことではありません。

イルミナ、インテュイティヴ・サージカル、およびテラドック・ヘルスは、2019年以降のヘルスケア成長株のトップ企業になるための絶好の位置にあります。


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