2020年12月の株主優待。1年の締めくくりにふさわしい優待銘柄を紹介

2020年は新型コロナウイルスの拡大による市場の大暴落があり、優待を目的に長期投資をしている方々の中には辛い思いをした人もいるかと思います。
様々な出来事があった2020年でしたが、12月の優待とともに終わりを迎えます。
12月の優待銘柄は150銘柄以上で、今年最後の優待を締めくくるのにふさわしい優良銘柄があるので、まだ使い切れていないNISAの非課税枠で投資先を探してみるのもいいかもしれません。
今回は今年最後を締めくくる12月の株主優待を紹介していきます。
12月の株主優待をもらうにはいつまでに株を買う必要がある?
株主優待をもらうためには、株式の権利確定日の2営業日前に株を持っている必要があります。
2020年12月の権利確定日は12月30日(水曜)であるため、2営業日前の12月28日(月曜)に株を購入する必要があります。
休業日になる土日・祝日を挟むと2日前ではなくなるので気をつけましょう。
2020年12月の株主優待10選
これからご紹介する2020年12月の株主優待の銘柄は次の通りになります。
※優待内容は記事執筆時点
- 日本マクドナルドホールディングス(2702)
- キリンホールディングス (2503)
- アサヒグループホールディングス (2502)
- 日本たばこ産業(2914)
- ライオン(4912)
- ホットランド(3196)
- すかいらーくホールディングス(3197)
- ダイナックホールディングス(2675)
- KeyHolder (4712)
- ベルパーク(9441)
日本マクドナルドホールディングス(2702)
日本マクドナルドホールディングスは誰もが知るファーストフード店です。
株主優待は3種類のメニューが無料になるシートが6枚入った株主優待食事券になります。
6月と12月の年2回もらえるので、マクドナルドをよく利用する方におすすめの優待です。
- 株主優待食事券(優待は12月・6月の2回、1冊でシートが6枚)
- 100株:1冊
- 300株:3冊
- 500株:5冊
キリンホールディングス (2503)
キリンホールディングスは「キリンビール」「キリンレモン」などの飲料で有名な飲料事業会社です。
株主優待は自社商品ですが、選択肢の幅が広く豪華なのが特徴となります。
- 自社商品(以下から1点を選択)
- キリンビールギフト
- キリンビバレッジ商品詰め合わせ
- キリンシティ食事券
- サッカー日本代表応援グッズ
- 「キリン飲酒運転根絶募金」への寄付
- メルシャンワイン詰め合わせ
- 機能性表示食品
- 100株:1,000円相当(①~⑤の中から選択)
- 1,000株:3,000円相当(①~⑦の中から選択)
アサヒグループホールディングス (2502)
アサヒグループホールディングスは「アサヒビール」で有名な、キリンホールディングスと並ぶ代表的な飲料事業会社です。
こちらも株主優待は自社商品ですが、キリンホールディングスと比較すると選べる優待は少ないですが、500株の保有で優待内容が変化するのが特徴になります。
- 自社商品(以下から1点を選択)
- 株主限定プレミアムビール
- 酒類商品詰め合わせ
- 清涼飲料水・食品詰め合わせ
- アサヒグループ環境基金「水の惑星」への参加(寄附)
- 東日本大震災復興支援活動への寄附
- 100株:1,000円相当
- 500株:2,000円相当
- 1,000株:3,000円相当
日本たばこ産業(2914)
日本たばこ産業ことJTは、たばこの会社と思うかもしれませんが、医薬品や食品、飲料も製造・販売しています。
配当利回りが高く、1株あたりの配当は154円で、11月13日時点の配当利回りは7%を超えています。
- 自社グループ食品セット(継続保有期間が1年以上)
- 100株:2,500円相当
- 200株:4,500円相当
- 1,000株:7,000円相当
- 2,000株:13,500円相当
ライオン(4912)
ライオンは大手生活用品メーカーで、歯磨きや歯ブラシなどのオーラルケアでこの企業の商品を使用している方もいるのではないでしょうか?
優待は自社製品の詰め合わせで新製品が中心のようです。
2019年の優待内容は歯磨き、歯ブラシ、ボディソープ、柔軟剤、調理関連用品、除菌シートの6点セットでした。
また、2020年12月の配当に関しては増配予想を発表しており、今年も増配されれば5期連続での増配が達成されることになります。
- 100株以上の保有で自社商品詰め合わせを1セット進呈
ホットランド(3196)
ホットランドは「築地銀だこ」などを展開している企業です。
優待はホットランドグループで使える優待券ですが、新型コロナの影響で以前発行された優待券の期間が延長されているようです。
- ホットランドグループの各店舗で使える優待券(12月・6月)
- 100株:1,500円相当
- 500株:7,500円相当
- 1,000株:15,000円相当
すかいらーくホールディングス(3197)
すかいらーくホールディングスは「ガスト」や「バーミヤン」などのファミリーレストランでおなじみの企業です。
優待は食事で使える株主優待カードでしたが、新型コロナの影響により優待カードの価格が大きく引き下げられることとなり、実質利回りは低下しています。
- すかいらーくグループで使える株主優待カード(12月・6月)
株数 | 2020年12月(変更後) | 2019年12月(変更前) |
100株 | 2,000円 | 3,000円 |
300株 | 5,000円 | 1万1000円分 |
500株 | 8,000円 | 1万8000円分 |
1000株 | 1万7,000円 | 3万6000円分 |
ダイナックホールディングス(2675)
ダイナックホールディングスは飲食店の経営を中心におこなっている企業です。
優待額に関しては変わりませんが、2020年12月の優待から食事優待券をお米と交換できる制度が廃止されました。
- 1枚1,000円相当の優待食事割引券(12月・6月)
- 100株:2枚(2,000円相当)
- 500株:6枚(6,000円相当)
- 1,000株:12枚(12,000円相当)
KeyHolder (4712)
KeyHolderは総合エンターテイメント事業を展開しており、アイドルグループの「SKE48」を継承した企業です。
2020年に株主優待の内容に変更があり、保有株式数に応じて、「KeyPoint」というポイントが付与されるようになりました。
ポイントを使うことで、アイドルのLIVE配信を視聴できたり、グッズなどと交換することができます。
300株以上~500株未満 | 配信LIVE視聴券1枚 |
500株以上~1,000株未満 | 5,000ポイント |
1,000株以上~5,000株未満 | 15,000ポイント |
5,000株以上~10,000株未満 | 25,000ポイント |
10,000株以上~20,000株未満 | 50,000ポイント |
20,000株以上~50,000株未満 | 100,000ポイント |
50,000株以上~100,000株未満 | 150,000ポイント |
100,000株以上~500,000株未満 | 200,000ポイント |
500,000株以上 | 300,000ポイント |
ベルパーク(9441)
ベルパークは携帯電話のキャリアショップを展開している企業です。
2020年に株式市場への上場が20周年を迎え、20周年記念の株主優待を実施することを2020年11月に発表しました。
記念優待と同時に通常の優待も受けることができます。
また、配当も42円増配の予定であり、新型コロナの中が流行した2020年の中でも実質利回りが大きく上昇している優待銘柄です。
- 通常の株主優待(12月・6月)
- 100株以上:QUOカード1,000円分、ベルブライド株主優待割引券1枚
- 20周年記念、2020年12月限定の株主優待
- 100株以上:QUOカード2,000円分
※通常の株主優待と合わせて合計で3,000円分のQUOカードがもらえます。
まとめ
今回は2020年最後の優待月となる12月の優待銘柄を紹介しました。
新型コロナの影響を受けている銘柄も多く、実質利回りが低下した銘柄もありましたが、一時的なものとなる可能性もあるので、優待を利用するのであれば、自分が普段利用している企業から選ぶのがおすすめです。
最後に、2020年12月の株主優待を受け取るためには、2020年12月28日(月曜)までに株を購入する必要があるので忘れずに購入しましょう。
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