The Motley Fool

米国・アジアの次は欧州?欧州株に投資する方法

出典:Getty Images

米国の上昇相場を牽引しているのはGAFAをはじめとするハイテク銘柄です。

しかし大きくなり過ぎたGAFAは解体するべきだという論調もあり、大統領選後にGAFAに不利な政策が実施される可能性もあります。

そして米国株は上昇し続けてきた反面、バリュエーション的には世界的に見ると割高です。

米国の株式市場は世界最大の規模で、投資先として無視できませんが、米国一辺倒に投資をする状況が今後変わる可能性もあります。

米国の次にお金が流れる可能性の高い市場としては、アジア以外にヨーロッパがあります。

例えばイギリスのロンドンやドイツのフランクフルトなどの欧州の株式市場です。

そこでこの記事では以下の2点を解説していきます。

  • 何故、欧州市場が注目される可能性があるのか。
  • 欧州株に投資するにはどうすれば良いのか。

欧州株の意外な魅力

日本でもスマホはAppleのiPhone、検索はGoogle、買い物はAmazon、交流はFacebookとアメリカの企業のプロダクトやサービスを使っている人が多いのではないでしょうか。

一方、欧州のハイテク製品やサービスは、アメリカのものほど日本には浸透していません。

実は欧州株は米国に比べるとハイテク企業よりも金融などのオールドエコノミーの銘柄の存在感が大きい市場なのです。

米国のハイテク企業は人気があるため値上がりしやすいのですが、その反面、割高になりがちです。

そして割高なものは最後には売られてしまいます。

米国株ハイテク企業が強い分、割高になっており、下げるときは反動で酷く下げてしまう可能性があります。

しかし欧州株は米国に比べるとハイテクセクターが強くないため割安です。

今後米国から欧州市場のバリュエーションが注目され、資金が流れても不思議ではありません。

アジアをはじめとした新興国に比べれば、欧州株は英国のEU離脱懸念はあるものの、カントリーリスクや市場の流動性を鑑みると、比較的安定している市場なのです。

有名な大手ネット証券では欧州株は取り扱っていない

欧州株は残念ながら有名な大手のネット証券では取り扱いがありません。

例えばSBI証券、楽天証券、マネックス証券は米国株を取り扱っていますが、2020年現在は欧州株を取り扱っていません。

しかし日本からでも欧州株を買う方法はあります。

欧州株投資で使える証券会社

欧州株を日本から投資する方法は、主に3つに分けられます。

サクソバンク証券

サクソバンク証券は日本法人もありますが、元はデンマーク資本の外資系金融機関です。

そのため米国だけでなく、欧州株の取り扱いがあります。

ドイツ、ロンドン、パリといった欧州の主要な市場を取り扱っています。

日本のネット証券で一番欧州株の取引がしやすいのはサクソバンク証券ではないでしょうか。

手数料も取引金額の0.5%で、ドイツ・フランスの最低手数料が12.0ユーロ、イギリスが8.0ポンドと割安です。

参考:サクソバンク証券

インタラクティブ・ブローカーズ証券(海外口座)

インタラクティブ・ブローカーズ証券はドイツ、ロンドン、パリだけではなく、スイスやスウェーデン、ベルギー、エストニア、スペイン、イタリア、オランダなども取引できます。

ただしインタラクティブ・ブローカーズ証券は元々米国の証券会社で、日本法人もありますが、欧州株の取り扱いは海外口座のみです。

インタラクティブ・ブローカーズの日本法人のサポートを受けて、海外口座を開いて欧州株取引はできますが、海外口座のため確定申告の煩雑さと税制上の不利といったデメリットもあります。

手数料は安いものの、慣れない人にはハードルの高い選択肢です。(概ね手数料は取引額の0.1%程度)

参考:インタラクティブ・ブローカーズ証券

大和証券など対面証券も欧州株を扱っている

実はネット証券ではなく、大和証券や野村証券などの対面販売をしている大手証券が欧州株を取り扱っています。

ただしネット証券に比べると手数料は割高になってしまいます。

しかし日系の証券会社から欧州株を買いたいということなら、大和や野村などの対面証券を通して買う方法もあります。

参考:大和証券

欧州市場の代表銘柄

欧州の株式市場にも米国と同様、グローバル企業が上場されています。

例えば、イギリスのロンドン市場なら、石油・ガスなどのエネルギー事業で有名なBP、スイスのチューリッヒ市場なら世界最大の食品・飲料企業のネスレや銀行のUBS、クレディスイス、ドイツのフランクフルト市場なら自動車メーカーのBMWや電気・機械のシーメンス、フランスのパリ市場ならルイ・ヴィトンやフェンディーなどのラグジュアリーブランドを扱うLVMHモエ・ヘネシー・ヴィトンなどがあります。

またGDR(海外株式預託証券)という主にロンドンで上場されているものもあり、米国のADRとして上場が難しい企業群にも欧州からアクセスすることができます。

例えばロシアや中近東などの日本ではあまり馴染みのない企業群にも投資しようと思えばできるようになります。

流動性が低く売買が活発でないといった問題はあるものの、予備知識として知っておくのも良いかもしれません。

日本からでも欧州株への投資は可能

米国株はハイテク企業の力で上昇していますが、GAFAが規制される政策や不利な税制が施行されれば、割高な分、下げてしまう可能性があります。

その場合、欧州が次の資金流入先の市場として注目されることも十分に考えられます。

欧州市場に日本から投資するには、大きく分けてサクソバンク証券、インタラクティブ・ブローカーズ証券、日本の大手対面証券の3つが選択肢になるでしょう。

また、わざわざ欧州株のためだけに新しく口座を開くのも抵抗がある場合は、東証でも1389(FTSE 100インデックス) や1386(MSCIヨーロッパ・インデックス)などのETFを通して投資をすることも可能です。

フリーレポート配信

優良企業30社で構成されるダウ平均株価は、1世紀以上にわたり世界中でフォローされています。ダウ構成銘柄の長年の良好なパフォーマンスを考えると、市場参加者が注目するのはごく自然なことで、最近はこれから紹介するダウ4銘柄が注目されています。

著名投資家も注目の優良大型株4銘柄」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

免責事項と開示事項 記事の作者、田守正彦は、記事内で言及されている銘柄を保有してはいません。記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。

最新記事