The Motley Fool

【米国株動向】2021年に向けて注目すべき旅行関連銘柄3選

モトリーフール米国本社、20201112日投稿記事より

先日のファイザーの新型コロナウイルス用ワクチンの報道で株式市場は活気づき、新型コロナウイルスの影響を受けた企業の株価が上昇する一方で、パンデミックによるロックダウン(都市封鎖)で恩恵を受けていた企業の株価は下落しました。

コロナウイルスの大流行中に課された外出禁止令で大打撃を受けた旅行・観光業界は、将来の回復を見越して徐々に復活しつつあります。

しかし、ワクチンが広く行き渡るのには時間がかかり、当面の間、経済は正常な状態には戻らないため、投資家は満足感に浸ってはいけません。

ワクチン報道で上昇した株価はすぐに下落する可能性が高いですが、2021年に注視しておくべき旅行・観光業界銘柄が3つあります。

ブッキング・ホールディングス

人々が旅行や休暇を取り止めたため、オンライン旅行代理店のブッキング・ホールディングス(NASDAQ:BKNG)の事業はパンデミックの初期段階で行き詰まり、同社は世界中で拠点を閉鎖し、従業員の4分の1を解雇せざるを得ませんでした。

同社は忍耐強く事業の回復に努めており、直近の決算では大幅な改善が見られますが、同社最高経営責任者(CEO)のグレン・フォーゲル氏さえもが、「旅行市場が新型コロナウイルス以前の規模を回復するには四半期単位ではなく年単位を要するだろう」と認めています。

しかし、同社には嵐を乗り切るための財務基盤があります。

現金および現金同等物149億ドルを保有し、直近四半期のフリーキャッシュフローは8億5,000万ドルでした。

108億ドルとかなりの借入金があるのは確かですが、コスト構造は極めて柔軟であり、多額の手元流動性があることから、消費者が再び旅行を検討するようになれば、その恩恵を受ける態勢は整っています。

【米国株動向】注目すべき旅行関連銘柄

ウォルト・ディズニー

ウォルト・ディズニー(NYSE:DIS)の事業部門は広く多岐にわたりますが、相互に密接に関連しています。

同社の映画スタジオが制作した映画はテレビ番組やテーマパークのアトラクションになり、広告やチケットおよび定額サービスの販売と、この巨大エンターテインメント企業の利益に貢献します。

今年、映画館、スタジオおよびテーマパークが閉鎖され、そして広告予算が削減されると、これらの構成要素がどれほど密接に結びついているのかが明らかになりました。

同社の第3四半期(〜2020年6月末)の売上は前年同期比で42%減、利益は同94%減となりました。

それでも黒字を維持できたのは、同社の抵抗力を示しており、また動画配信サービスDisney+のような新たな販路も見つけています。

この新サービスがパンデミック直前に開始され、ロックダウンによって視聴者が増えたことは幸運でしたが、なんといってもそれ自身が素晴らしい成功であり、今後長年にわたり、ディズニーに恩恵をもたらすはずです。

経済が強さを取り戻したときのための基礎はすでに築かれており、景気が回復すればディズニーは失われた収益機会を取り戻すはずです。

【米国株動向】ウォルト・ディズニーの前途は多難

ロイヤル・カリビアン

ロイヤル・カリビアン・グループ(NYSE:RCL)はディズニーよりも事業内容が多角化されていないため、各国の出港禁止令による影響はいっそう甚大なものとなりました。

ワクチンの可能性は再び外洋航海が可能になることを示唆するため、報道で株価が30%近く急上昇したのは無理もありませんが、年内のクルーズはほぼすべてがキャンセル済であることを考えると、上昇はやや早すぎました。

しかし、これはクルーズ船の運行会社に明日への希望を与える報道であり、3四半期連続で10億ドルを超える赤字を計上し、今四半期も見通しはそれほど改善していないとする同社にとっては朗報です。

同社は、クルーズがキャンセルされた後、半数の顧客が現金の払い戻しを要求したと述べていますが、これは残る半数が将来のクルーズ料金への充当に同意し、または将来のクルーズを再度予約したことも意味します。

これは消費者が引き続きクルーズ旅行を望んでいることを意味し、来年、寄港可能地が増加すればロイヤル・カリビアンの経営は穏やかな航海が可能になるかもしれません。

【米国株動向】ロイヤル・カリビアンを取り巻く3つの光明

フリーレポート配信

2021年に株価が倍になるようなポテンシャルの高い成長株を4つご紹介します。これらは、短期的なリスクは高いものの長期的に大きなリターンを目指す個人投資家向けの成長株です。こちらからメルアドを登録していただき、レポートをご覧ください。

まだ日本では知名度が低いが2021年注目の米国成長株4銘柄」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Rich Dupreyは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、ウォルト・ディズニー株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ウォルト・ディズニー株のオプションを推奨しています(2021年1月の60ドルのロング・コール、2020年10月の125ドルのショート・コール)。
最新記事