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【米国株動向】11月に注目のヘルスケア5銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、20201112日投稿記事より 

今年の株式市場でヘルスケアセクターはとても好調で、市場全体が3月の急落から回復する中、同セクターの多くの銘柄がS&P500指数と同程度か、それ以上のパフォーマンスとなっています。

治療や医療機器、あるいは保険やワクチンなど、人々が生きていく上で欠かせない製品やサービスを提供していることを考えれば、ヘルスケアセクターが景気後退や市場のボラティリティに強いのも驚くことではありません。

市場の次の暴落に備えてポートフォリオを強化するのに、以下の5銘柄は検討に値するかもしれません。

1. テラドック・ヘルス

進化する遠隔医療分野をリードするテラドック・ヘルス(NYSE:TDOC)の株価は年初来で116%上昇しています(株価はいずれも執筆時点)。

新型コロナウイルスのパンデミック以前から同社の業績は好調で、2019年の売上高は前年比32%増、利用件数は50%以上増加しました。

オンラインで医療管理サービスを提供するリボンゴ・ヘルスの買収(10月30日に完了)で成長に大きな弾みが付くとみられます。

買収を発表した際、経営陣は両社を合わせた2020年の売上高(プロフォーマベース)が10億ドルを上回り、調整後EBITDA(支払利息前・減価償却費前・税引前利益)が1億2,000万ドルになるとの見通しを示しました。

テラドックの第3四半期の売上高は前年同期比109%増、利用件数は206%増、粗利益率は63.3%でした。

パンデミックにより2桁成長を達成する企業すら極めて少ない中、同社は3桁の成長を遂げています。

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2. デックスコム

持続血糖測定(CGM)システムを手掛けるデックスコム(NASDAQ:DXCM)の株価は年初来約60%上昇しており、パンデミックの最中も2桁の増収を維持しています。

CGMを必要とする糖尿病患者の大半は1型糖尿病に分類され、米国糖尿病学会(ADA)のデータによれば、2018年時点で米国には1型糖尿病患者が約160万人います。

デックスコムの売上高は第1四半期に44%増、第2四半期に34%増、第3四半期に26%増と一貫して伸びており、会社側は2020年の売上高が前年比29%増の約19億ドルになるとの見通しを示しています。

3. ベクトン・ディッキンソン

ベクトン・ディッキンソン(NYSE:BDX)は医療機器や試薬を開発・販売しています。

同社の2020年度最終四半期となる7-9月期売上高は前年同期比4.4%増の48億ドルでしたが、2020年9月期通期の売上高は1%減の171億ドルとなりました。

売上高が落ち込んでいたところ、15分で結果が分かる検査やリアルタイムPCR検査といった新型コロナウイルス検査機器が減少分をカバーしたとみられます。

新型コロナウイルス検査関連の売上が44憶ドルに上りました。

株価は年初来で約11%下落していますが、主力製品のポートフォリオは盤石で、約1.3%の配当利回りもあり、今が買い時かもしれません。

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4. ユナイテッドヘルス・グループ

大手保険会社のユナイテッドヘルス・グループ(NYSE:UNH)の株価は年初来で19%以上上昇しており、配当利回りは1.4%と魅力的です。

第3四半期の売上高はオプタム部門が牽引して前年同期比8%増、調整後1株当たり利益(EPS)は10%減でした。

会社側は、「パンデミックで人々の医療事情は大きく混乱したが、今では平常に戻り始めている」と述べ、2020年通年の調整後EPSが16.50~16.75ドルになるとみています。

第2四半期の業績も好調で、パンデミックの最中でもコア事業の底堅さを見せました。

アナリストは、同社の利益が今後5年間で年率13%のペースで増加すると予想しています。

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5. バーテックス・ファーマシューティカルズ

バイオ医薬品企業バーテックス・ファーマシューティカルズ(NASDAQ:VRTX)の株価は、市場のボラティリティにも関わらず年初来ほぼ横ばいで推移しています。

同社は嚢胞性線維症(CF)治療薬のリーダーで、昨年10月に米食品医薬品局(FDA)に承認された「トリカフタ」はCF治療における「画期的な新薬」として歓迎されました。

同社は他にもSymdeko、Orkambi、KalydecoといったCF治療薬の承認を受けています。

第3四半期の売上高は前年同期比62%増の15億ドルで、このうちトリカフタは9億6,000万ドルを占めました。

会社側は2020年の予想売上高を60億~62億ドルに上方修正しています。

開発パイプラインにはCFや鎌状赤血球症を対象とした有望な新薬が控えている他、最近ではCFに対する遺伝子編集療法の開発を目指し、ワクチン開発を手掛けるモデルナ(NASDAQ:MRNA)との提携を発表しました。

CF市場の最前線にいるという強固な地位から、将来的にも持続的成長が見込まれます。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Rachel Warrenは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、テラドック・ヘルス株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ベクトン株、バーテックス・ファーマシューティカルズ株、デックスコム株、ユナイテッドヘルス・グループ株を推奨しています。
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