The Motley Fool

【米国株動向】資産形成にはバークシャー株とインデックスファンドのどちらがより適切か

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020116日投稿記事より

長期的に資産形成を考える場合、インデックスファンドは最小限の費用で、株式ポートフォリオへの分散投資を可能にしますが、こうした「オール・イン・ワン」投資を実現できる株式もあります。

その代表はバークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK-A)(NYSE:BRK-B)です。

ビリオネア投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるこのコングロマリットは、時価総額が2,000億ドルをはるかに上回る巨額の株式ポートフォリオと並んで、60社を超える子会社を保有しています。

その中には全米第2位の自動車保険会社ガイコ、大手電池メーカーのデュラセル、アイスクリームチェーンのデイリー・クィーンなど、家庭でもよく知られる名前が含まれます。

バークシャー・ハサウェイ株とバンガード・S&P500ETF(上場投資信託)(NYSEMKT:VOO)のようなインデックスファンドの長所・短所を検証してみましょう。

バークシャー・ハサウェイ株に注目する理由

一般的にバークシャー株(あるいはその他の株式)の購入は、株式市場をアウトパフォームする狙いがある一方、S&P500指数インデックスファンドは、リターンが過不足なく市場全体に一致するよう設計されています。これが最も異なる点です。

バークシャー株のリターンは何年も市場を上回ってきた、という表現は過小評価です。

1964年にバフェット氏が舵を取り始めて以来、同社株の年間リターンはS&P500指数の2倍を超え、配当の再投資分を含むトータルリターンは200万%を超えます(誤字ではありません)。

次の56年間に、バークシャー・ハサウェイが再び同水準のパフォーマンスを上げることはないでしょう。

単純にリターンがあまりに大きく、持続可能ではないという理由からです。

バフェット氏でさえ投資家に対しては、将来の期待は控えめにと語ります。

しかし同社は、事業経営から得られるキャッシュをタイムリーに再投資するという、実績のあるビジネスモデルを用いています。

同社には、明らかに市場を上回るリターンを実現するポテンシャルがあると言えるでしょう。

S&P500指数インデックスファンドに注目する理由

定義によれば、S&P500指数に投資すれば、リターンは時間を経て市場平均に一致します。

重要なのは、同指数が数十年にわたり、平均して年率9~10%のリターンを上げてきたことです。

30年前にS&P500指数に1万ドルを投資していれば、配当の再投資分を含め、現在では19万ドル超になっていたでしょう。

そのため、リターンを「市場に一致させる」だけでも、資産を大きく増やせる可能性があるのです。

さらに、S&P500指数のインデックスファンド投資は、バークシャー・ハサウェイのような会社にはできない、「自動投資」の機能があります。

投資家は決算書や株主報告書を読んだり、経営内容をモニターする必要がありません。

買い注文さえ出せば、あとは株式市場に任せることができます。

実はバフェット氏自身も、低コストのS&P500指数インデックスファンドは多くの米国人が投資できる最良の投資対象、と述べています。

パッシブ運用でありながら高リターンを得られることがその理由です。

最後に、もし配当収入を頼りにするのであれば、S&P500指数インデックスファンドが合理的な選択です。

バークシャー・ハサウェイは配当を支払っていませんが、S&P500指数の配当利回りは執筆時点で約2%です。

どちらに注目するべきか

長い目で見れば、どちらに投資しても失敗することはないでしょう。

バークシャー・ハサウェイ株は、ある程度はアクティブに投資し、時間の経過とともに市場を上回るリターンを目指す投資家には最適でしょう。

S&P500指数インデックスファンドは、何もしないで資産形成を株式市場の長期的な成長力に任せたい投資家に最も向いていると言えるでしょう。

フリーレポート配信

このレポートでは、eコマース、ヘルスケアテックやギグエコノミー等の長期的なメガトレンドにのれそうな米国株5銘柄を紹介します。

長期的なメガトレンドにのる米国株5銘柄紹介」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Matthew Frankel, CFPは、記バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有しています。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、バンガード・S&P500ETFを保有しています。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)のオプションを保有しています(2021年1月の200ドルのロング・コール、2021年1月の200ドルのショート・プット、2020年12月の210ドルのショート・コール)。
最新記事