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高いボラティリティの中で割安に放置されている3つの米国株式を紹介

-最近の市場ボラティリティの上昇局面後、3つの割安株に注目-

モトリーフール米国本社、2019年1月28日投稿記事より

中国との貿易戦争、金利の上昇、そして長期にわたる強気相場の失速への懸念から、市場は3ヵ月間にわたり激しいボラティリティを経験してきました。

ボラティリティ上昇のプラス面としては、一部の株式が売られ過ぎ、かつ見過ごされてしまうことが挙げられます。

その結果、機敏な投資家には、良い買い場になっているのかもしれません。

たとえば、ユナイテッド・ナチュラルフーズ(ティッカー:UNFI)、ゼネラルモーターズ(ティッカー:GM)、およびバンク・オブ・アメリカ(ティッカー:BAC)が注目に値しそうです。

ユナイテッド・ナチュラルフーズ

長年にわたり、ユナイテッド・ナチュラルフーズはホールフーズ・マーケット(以下「ホールフーズ」)の主要な供給者でした。

そして、ホールフーズはユナイテッド・ナチュラルフーズの最大の顧客でした。

しかし、アマゾンがホールフーズを買収したことで、この関係に変化が生じました。

【米国個別株動向】アマゾンのホールフーズ戦略に投資家は注意しなければならない理由

ユナイテッド・ナチュラルフーズのホールフーズとの契約は2025年まで残っていますが、アマゾンはユナイテッド・ナチュラルフーズとの契約を延長しないか、または短期で不利な契約を結ぶ可能性があります。

買収は、ユナイテッド・ナチュラルフーズの将来に相当程度の不透明感をもたらしました。

それが、ユナイテッド・ナチュラルフーズが、昨年7月にスーパーマーケット・チェーンで食品卸売業者でもあるスーパーバリューを、29億ドルで取得した理由の一部です。

この買収は北米最大級の食品卸売業者を生み出しましたが、ユナイテッド・ナチュラルフーズの株価はこの報道により16%下落しました。

買収が発表されてから株価は下がり続け、下落幅は一時68%にも達しました。

買収前、スーパーバリューは利益計上に苦闘していたため、同社買収によりユナイテッド・ナチュラルフーズの株価は下落し、その下落度合は無視できない水準になっています。

当記事の執筆時点(掲載は2019年1月28日)で、ユナイテッド・ナチュラルフーズはPER7.4倍という低水準で取引されています。

買収後3年目までに利益が1億7500万ドルを超えるなど、同社が想定している相乗効果を引き出すことができれば、業績は大幅に上昇する見込みです。

経営陣は、買収後1年目以降に1株当たり利益の2桁増を予想しています。

さらに、ユナイテッド・ナチュラルフーズは最終的にはスーパーバリューのリテール事業を売却する計画で、重い債務負担に関する懸念が和らぐ可能性があります。

ユナイテッド・ナチュラルフーズの株価は12月24日の底からすでに30%以上反発しており、同社は1月初めに2019年の通年見通しを上方修正しました。

しかし、現時点でも売られすぎとの見方があります。

ゼネラルモーターズ

北米売上高が頭打ちとなり、米中間の貿易摩擦が不確実性を増す中、自動車業界は悲観的な見方に包まれています。

その結果、ゼネラルモーターズ(以下「GM」)の株価はPER6倍以下まで下げました。

しかし、そのような悲観論にもかかわらず、2月には、GMは手堅い割安株となる見方があります。

GMは2月6日、2018年第4四半期および通年の業績を発表する予定です。

しかし、1月の初めに同社は、業績好調により調整後1株当たり利益は事前予想の上限を上回る見込みと発表しました。

GMは、2019年も全般的に良好な年になると予想しています。

その背景として、世界最大の自動車市場である中国などの海外市場がけん引することが期待されています。

中国の自動車市場は、2018年に1990年以来初めて通年売上高が減少しました。

しかし、GMは大量の新モデルの投入により、売上高の減少を相殺しようとしています。

GMは、2019年を通じて中国で20以上の新しいモデルを展開する予定です。

そして、北米部門およびGM Financialの高い利益のおかげで、GMは中国で何が起ころうと2019年の業績は良好であるものと思われます。

なお、新たなモデル群が競合他社に先んじて売上高と収益性の向上に貢献するのであれば、それはかなり魅力的です。

また、中国市場が2018年の売上減少から一転して2019年に回復すれば、投資家の予想以上にGMの業績が押し上げられる可能性があります。

悲観的な見方が伝えられているにもかかわらず、GMは順調に推移しています。

一部投資家は、2月6日に予定されている第4四半期の決算発表に期待しているようです。

バンク・オブ・アメリカ

現在、大手銀行の株価は非常に安いと言えます。

バンク・オブ・アメリカのPERは、2018年の業績に対して約11倍、2019年の業績予想に対して約10倍となっており、2019年の割安株の一つとみられます。

バンク・オブ・アメリカは、他の国内銀行と同様に銀行業務の中核(預金業務)を担っています。

4,300以上の店舗を通じて約1.4兆ドルの低コスト預金を抱えており、その年間平均利率は0.50%未満です。

一方、預金運用面の短期の米国財務省証券利回りは、平均預金金利よりも約2パーセントも高くなっています。

バンク・オブ・アメリカの最近の業績は驚異的なものです。

貸倒損失は史上最低水準に近く、営業費用は大きく低下しており、緩やかかつ着実に預金基盤を構築し続けています。


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