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【米国株動向】ゴールドマン・サックスの購入を検討すべきか

モトリーフール米国本社、2020114日投稿記事より

ゴールドマン・サックス(NYSE:GS)は世界有数の投資銀行であり、最新の決算発表も好調でしたが、株価純資産倍率(PBR)は1倍を下回っており(執筆時点)、購入を検討すべきかもしれません。

同社は新型コロナウイルスのパンデミックを切り抜けるのに必要な要素を全て兼ね備えており、将来も有望です。

困難な状況下での好決算

新型コロナウイルスは銀行業界に大きな打撃をもたらしましたが、投資銀行は引受業務とトレーディング業務により好調を維持しています。

ゴールドマン・サックスの第3四半期は債券およびエクイティ商品などのトレーディング業務と資産運用部門の好調が寄与し、純利益は約35億ドルと、前年同期比でほぼ2倍に増加しました。

投資銀行部門は注目度の高い新規株式公開(IPO)から恩恵を受け、コンシューマー部門はウェルスマネジメントやクレジットカードローンが好調だったなど、全4部門が前年同期比で利益が増加しました。

ゴールドマン・サックスの主業務は投資銀行であり、コンシューマー・バンキング事業は同業他社と比べて小規模であるため、貸倒損失のリスクは他社ほど高くありません。

第3四半期末時点の貸倒引当金はJPモルガン・チェースが300億ドルを上回ったのに対し、ゴールドマン・サックスは43億3,000万ドルでした。

ゴールドマンは、大きな融資ビジネスも行うJPモルガンとは明らかに違う会社ですので、直面している事業リスクも異なります。

将来を見据えた事業の多角化

売上高の60%はトレーディングおよび投資銀行業務からもたらされていますが、ゴールドマン・サックスはこれらの業務が好調でない時も安定した利益を上げられるよう、売上構成の分散化に取り組んでいます。

具体的には、資産運用部門と、コンシューマー&ウェルスマネジメント部門を構築し、強めていくことで取り組んでいます。

資産運用部門の第3四半期売上高は前年同期比71%増、コンシューマー&ウェルスマネジメント部門は同13%増となりました(前期比では32%増と10%増)。

コンシューマー部門に含まれるデジタル銀行事業のマーカスは全社の中ではまだ小さな事業にすぎませんが、四半期売上高は前年同期比で50%増と大幅に成長し、預金残高は960億ドルとなりました。

同部門は新商品が軒並み好調で、アップルとの提携で新たに発行したクレジットカード「アップルカード」を通じた融資残高は30億ドルに上ります。

コンシューマー・バンキング事業では今後も多くの新商品の投入を計画しており、最近では小売企業のウォルマートと提携し、オンラインマーケットプレイスの売り手企業に対して1万~7万5,000ドルの融資枠を提供することで合意しました。

ゴールドマン・サックスのステファニー・コーエン最高戦略責任者は、「われわれは人々の資金生活をサポートしたい」と述べ、マーカスを将来的にフルサービスの銀行にする意向を明らかにしました。

バリュエーションに上昇余地

ゴールドマン・サックスのPBRは1倍を割り込み、実績株価収益率(PER)は11.5倍の水準にあります(執筆時点)。

しかし、同社は今後も安定した利益が見込まれ、バリュエーションは上昇すると予想されることから、過小評価されている今は購入を検討すべきと考えられます。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Bram Berkowitzは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アップル株を保有し、推奨しています。
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