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【米国株動向】エクソンモービル、長年続けてきた増配を断念

モトリーフール米国本社、20201029日投稿記事より

エネルギー最大手のエクソンモービル(NYSE:XOM)は、2002年以降18年間続けてきた増配を断念し、配当を1株当たり0.87ドルに据え置きました。

2020年度の総配当額は依然として2019年度の総配当額を上回る見通しであり、この決定で同社の配当貴族としての地位が危機にさらされることはありません。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)による消費者の石油に対する需要の減少は、経済が広い範囲で閉鎖され、移動や旅行の計画が中止となったため、エネルギー業界を揺るがしています。

米国では大部分が活動を再開しましたが、石油価格は低迷したままです。

現在のWTI原油先物の価格は、パンデミックが最も深刻な時期に付けた最安値1バレル当たり19ドルの2倍に近い1バレル当たり35ドル前後(執筆時点)ですが、8月末の1バレル当たり43ドルおよび1年前の1バレル当たり54ドルを依然として大幅に下回っています。

アナリストは465億ドルの借入を抱える同社が、現金を確保するために減配するのではないかと懸念していましたが、この借入の一部はパンデミック中も十分な流動性を確保するためのものでした。

同社のダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)が、市場の不透明性を考えれば、流動性を準備するのが適切であると考えていたためです。

とはいえ、第2四半期には10億ドルを超える損失(1株当たり0.26ドルの損失)を計上しています。

同社は直ちにコストと人員の削減に着手する予定であり、アナリストは、配当を据え置いたのはこうした取り組みで利益率を維持できると見ているからであろうと考えています。

そうなれば、年間利回りが11%を超える現在の配当は維持できるでしょう。

ロイヤル・ダッチ・シェル(NYSE:RDS.A)(NYSE:RDS.B)は、予想を上回る利益を発表し、配当を4%引き上げて、市場を驚かせました。

エクソンモービル自身は、100年以上にわたって配当を実施してきたと述べています。

【米国株動向】エクソンモービルとダウの比較、財務状況がカギ

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Rich Dupreyは、エクソンモービル株を保有しています。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。

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