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【米国株動向】11月に注目すべき、ロビンフッド投資家に人気の3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020115日投稿記事より

2020年はどの投資家にとっても困難な年となっています。

株式市場は常に変動し、2月以降、ほぼひと月ごとに上下を繰り返しています。長期投資家の判断力が試される時となっています。

この株式の乱高下はまた、一攫千金を狙う多くのミレニアル世代や新たな投資家を株式市場に引き込んでいます。

オンライン投資アプリ「ロビンフッド」の会員数の増加を見れば、そのことは一目瞭然です。

ロビンフッドは、新規ユーザーに無料で1株を提供するプロモーションでよく知られています。

同プラットフォームは、わずかな資金で投資が可能な端株(1株の売買単位に満たない株式)の購入を可能にしたり、主要米国株式市場の上場銘柄の取引手数料を無料にしたりして、ユーザー数を数百万人増やしています。ユーザーの平均年齢は31歳です。

若年層が投資に興味を持ち、株式投資を行うのは素晴らしいことです。長い目で見れば、株式市場は最も富を創出できる手段だからです。

その一方、ロビンフッドはユーザーに対し、複利や長期投資といった投資の知識を理解する機会を十分に提供しているとは言えません。

したがって、ロビンフッドの投資家は、手を出すべきでない銘柄を狙って短期的な投資を行うといったこともよくあります。

幸いなことに、中には正しい投資を理解する会員もいます。

ロビンフッドのプラットフォームで取引される上位100銘柄の中から、11月に注目すべき3銘柄を紹介します。

バンク・オブ・アメリカ

一つ目は、バンク・オブ・アメリカ(NYSE:BAC)です。

長期投資家は過去の歴史から、長期にわたる景気拡大時には、銀行銘柄のパフォーマンスが優れていることを理解しています。

景気後退は避けられないことですが、銀行銘柄に注目する良い機会でもあります。

バンク・オブ・アメリカは金利に最も敏感な大手銀行です。

連邦準備理事会(FRB)が2024年頃に政策金利を引き上げれば、同行の金利収益に大きなプラスとなるでしょう。

FRBはマイナス金利を望んでいないこと、同行の資本構成は世界金融危機時よりも大きく改善されていることから、業績は底を打ったと考えても問題ないでしょう。

同行はさらに、非金利経費を巧みに管理しています。具体的には、デジタル化への投資に注力し、オンラインやモバイル取引を促進しています。

同行ではデジタル取引を選ぶ顧客が増えており、支店の統合や経費削減につながっています。

バンク・オブ・アメリカは投資家にとって特別魅力的な銘柄ではありませんが、利益は期待できる銘柄です。

【米国株決算】バンク・オブ・アメリカの最新決算情報と今後の株価の推移

アルファベット

Googleの親会社であるアルファベット(NASDAQ:GOOG)(NASDAQ:GOOGL)には景気後退という言葉はありません。

第2四半期の業績は目を見張るものではありませんでしたが、Google、YouTube、Googleクラウドを傘下に持つアルファベットの第3四半期の売上は前年同期比14%増となりました。

ロビンフッドの投資家は、アルファベットが検索サイトで独占的な地位にあることを理解しているようです。

過去12カ月間で全世界の検索におけるGoogleのシェアは、91.9%から93%の範囲にありました。

基本的には独占の状態にあることから、Googleの検索プラットフォームでベスト・ポジションに広告を掲載したい広告主が多くいるとみられます。

バンク・オブ・アメリカのように、アルファベットも景気後退時には短期的な影響を受けますが、景気拡大は景気後退よりも長期にわたるため、同社の広告事業はほぼ常に成長しています。

一方、アルファベットのさらなる魅力は、急成長する付随事業にあります。

YouTubeは世界で最も訪問者数の多いプラットフォームのトップ3に入り、広告売上は急増しています。

さらに、Googleクラウドの成長は目を見張るものがあります。

クラウド・インフラの利益率は、広告関連の利益率を容易に上回るものです。

第3四半期のクラウド売上は過去最高の34億4,000万ドルとなりました。

会社全体の売上に占める割合も拡大していることから、アルファベット全体の営業利益やキャッシュフローも大きく成長する可能性があります。

【米国株動向】アルファベットとフェイスブックのどちらに注目か

スクエア

急成長の機会を求める投資家にとって、フィンテックを駆使したモバイル決済ソリューション企業であるスクエア(NYSE:SQ)は、11月に注目すべき銘柄でしょう。

第2四半期の業績は予想を上回り、株価は今年3月の底値からおよそ4倍となっています。

同社には達成すべき高い業績予想がありますが、結果がどうであれ(執筆時点)、大局的に見れば同社の将来は明るいものです。

同社の最初の事業モデルは、加盟店に対してPOS(店頭販売)デバイスとデータ分析を提供する決済端末事業(セラー・エコシステム)です。

ここ7年間で同事業の決済総額(GPV)は65億ドルから1,062億ドルと、年平均で49%成長しています。

この成長は、新型コロナウイルス大流行による景気後退で鈍化するでしょう。

しかし加盟店が手数料を支払うこのエコシステムは、大手企業が同社のプラットフォームを利用し始めたこともあり、長期的には成長を続けるでしょう。

一方で、同社のさらに有望な成長機会は、ピア・ツー・ピア(P2P、個人間の)送金プラットフォーム「キャッシュ・アップ(Cash App)」にあります。

2017年終わりから2020年半ばまでの間に、キャッシュ・アップの月間アクティブユーザー数は700万人から3,000万人に増加しています。

キャッシュ・アップは新型コロナウイルス大流行でキャッシュの使用が控えられていることや、若年層がデジタル取引を好むことに恩恵を受けています。

同社はキャッシュアップから加盟店手数料、送金手数料、さらにビットコイン取引手数料を受け取る仕組みとなっており、今後1年〜2年で利益を生み出す主要事業となる可能性があります。

【米国株動向】スクエアキャピタルの担当責任者が辞任

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アルファベットのエグゼクティブであるSuzanne Freyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者 Sean Williamsは、バンク・オブ・アメリカ株、スクエア株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アルファベット(A株)、アルファベット(C株)、スクエア株を保有し、推奨しています。
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