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【米国株動向】2021年以降も期待できる中国企業2銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、20201029日投稿記事より

S&P500指数をアウトパフォームしている外国株、なかでも動画共有サイトのビリビリ(哔哩哔哩)(NASDAQ:BILI)、子会社でオンラインビジネスを幅広く展開するテンセント・ホールディングス(騰訊控股)(OTC:TCEHY)の中国2銘柄を取り上げます。

中国版YouTubeのビリビリ

中国株投資を考えるなら、まずビリビリを挙げます。

同社は中国に特化しており、米国や大統領選挙には影響を受けず、米中貿易摩擦や経済制裁、関税、その他政治問題も心配する必要がありません。

米国の投資家にとってビリビリを理解するには、「中国のYouTube」という言葉が分かりやすいでしょう。

同社の知的資産の多くは、ユーザーがサイトにコンテンツをアップロードすることで生み出されますが、これがどのくらい有望な機会と言えるでしょうか。

アルファベット(NASDAQ:GOOG)は、グーグルと呼ばれていた2009年に、YouTubeを16億5,000万ドルで買収しました。10年後にあるアナリストは、YouTubeの価値を84倍の1,400億ドルと算出しました。

YouTubeが登場した時、多くの人々は事業を疑問視しましたが、やめられないほど面白いことに気付いたのです。

ビリビリは、YouTubeよりも幅広いコンテンツで構成されています。

同社のサイトではアニメーション、ライブ配信、ゲームなどを見ることができます。

同サイトが中国当局の規制に直面する可能性はありますが、米政権が干渉することはないでしょう。

何故なら、同サイトは中国人に焦点を合わせた中国語サイトだからです。

これは米国人向けに売り込んだTikTokアプリとは好対照です。トランプ政権はTikTokに疑念を抱き、米国企業による資本参加を強く求めました。

ビリビリに注目する最大の理由は、その知的資産の多くが、ユーザーによるサイトへのアップロードによって無料で構築されたことです。

YouTubeやTikTokと同様に、これは素晴らしいビジネスモデルです。

ビリビリは、現在時価総額150億ドルの企業です。

第2四半期の月間アクティブユーザー数は1億7,200万人、前年同期比55%増と公表されています。

売上高は同70%増と、これを上回る伸び率で拡大しました。

ビリビリの視聴者は、米ミレニアル世代(1981年~1996年生まれ)とジェネレーションZ(1990年代中盤または2000年代序盤以降生まれ)が支配的な若年層が多数を占めます。

ソニー、アリババ・グループ・ホールディング(阿里巴巴集団)(NYSE:BABA)、テンセント・ホールディングスも同社の少数株主になっています。

巨大なテンセントはさらに成長

テンセント・ホールディングスは、時価総額が6,870億ドルと世界有数の巨大な企業です。

米規制当局の調査を受けるのではないかという観測とともに、同社は最近の報道の渦中にありますが、株主にとってはほとんど無関係のはずです。

一例として米当局が、テンセントが開発したメッセンジャーアプリWeChatを禁止するかどうかです。

これは中国にいる親戚との会話に頻繁に利用する1,900万人の米国人に影響しますが、中国および世界12億人のユーザー数から見れば、ほんのわずかに過ぎません。

WeChatアプリ以外では、テンセントは世界のゲーム市場における強大な勢力です。

パソコンゲームの専門サイトPCゲーマーによれば、テンセントはコンピューターゲームの開発・販売企業ライアット・ゲームズに100%、スーパーセルに84.3%、エピック・ゲームズに40%、シー(NYSE:SE)に20%、ブルーホールに11.5%、アクティビジョン・ブリザードに5%、ユビソフト(OTC:UBSFY)に5%を出資しています。

テンセントは、ゲーム以外にも多くの企業で少数株主となっています。

中国第2位のeコマース企業であるJDドット・コム(京東商城)(NASDAQ:JD)(ADR)に17%、中国第3位のEC企業ピンデュオデュオに16%、電気自動車メーカーのテスラ(NASDAQ:TSLA)に5%、画像・動画共有サイトのスナップ(NYSE:SNAP)に12%、音楽配信サービスのスポティファイ・テクノロジー(NYSE:SPOT)に4%を出資しています。

また同社は中国のライドシェア会社ディディチューシン(滴滴出行)に早くから投資していました。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アルファベットのエグゼクティブであるSuzanne Freyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Taylor Carmichaelは、シー・リミテッド株、ユービーアイソフト・エンターテインメント株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アクティビジョン・ブリザード株、アルファベット(C株)、シーリミテッド株、テンセント・ホールディングス株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ビリビリ株、ウーバー・テクノロジーズ株、ユービーアイソフト・エンターテインメント株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、アクティビジョン・ブリザード株のオプションを保有しています(2022年1月の75ドルのロング・コール、2022年1月の75ドルのショート・プット)。
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