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株主優待をわずかな手数料だけでもらえるクロス取引とは?

「株主優待に興味はあるけれど、株を買ったことがないし第一怖い…」

株主優待をそんな風に思っていませんか。

実は、わずかな手数料だけで株主優待が受けられる裏技があるのです。

ちょっと怪しいと思われがちですが、違法でもなんでもありません。

この裏技を使うと、証券会社へ支払う数百円の手数料だけで株主優待を受けることができるのです。

しかもリスクはほとんどありません。

この裏技のことを「クロス取引」」「つなぎ売り」「株主優待のタダ取り」などと呼ばれていますが、どれも同じ意味です。

この記事では株主優待をお得に受け取れるコツと注意点などをお伝えしています。

ぜひ参考にしてください。

株主優待の裏技。クロス取引とは

クロス取引とは、「ある同一銘柄、同数量の買い注文と売り注文を同時に発注し、約定させる取引のことをいいます。ちょっと難しいですね。

  1. 権利付き最終日までに現物取引で買い注文を発注
  2. 約定後に現物取引した銘柄と「同じ数量・同じ株価」で一般信用「短期」で新規売建を発注
  3. 権利付き最終日の翌日(権利落ち)以降に現物取引と一般信用取引を現渡で決済

ひとつずつ解説していきます。

まず、株主優待を受けるための条件を確認しておきましょう。

株主優待を受けるには、優待を受けられる権利が決定する日(権利確定日といいます)に、企業が指定する単位以上の株を保有していることが条件になります。

株主優待を受けるために「権利確定日」だけ株を保有しておくということもクロス取引なら可能です。

クロス取引をするには、まず、権利付き最終日より前に、株の「現物買い」をおこないます。

ここでは実際に株を買います。

次に、株を買ったということが確定(約定といいます)になれば、今度は同じ銘柄の株を同じ数、同じ株価で信用売り(空売り)します。

信用売り(空売り)は、株価変動リスクをなくすためにおこないます。

現物株を買うと株価が下がると損をしますし、反対に株価が上がると利益が出ます。

信用売りは、現物株とは反対になります。現物株に利益が出ているなら、信用売りは損をしています。

つまりプラスマイナスゼロということになります。

また、信用売りは証券会社に株を借りて売りますので、最終的には返さなければなりません。

しかし、ここで実際に保有している現物株を証券会社に現渡で返却すれば決済完了となります。

現渡しには手数料が必要ですが、クロス取引の場合は少ない手数料で取引が可能です。

このように、クロス取引は株主優待が受けられる時点で株を保有しつつ、株取引によるリスクを減らすことができます。

クロス取引をおこなうときの注意点

株主優待の裏技でもあるクロス取引ですが、取引をおこなうにはいくつか注意しなければならない点があります。

信用取引口座が必要

通常、株を買うには証券会社に口座を開設しますが、クロス取引をするには信用取引ができる「信用取引口座」の申し込みが別途必要です。

信用取引は手持ちの資金以上の取引が可能ですので、証券会社に口座を開いただけでは利用できないようになっており、現物取引の経験があるかどうか、金融資産はいくらあるのかといった、いくつかの審査を通過する必要があります。

株の空売りをする必要がある

「株の空売り」といわれてもイメージが思い浮かばない人もおられるでしょう。

空売りは、自身が株をもっていなくても証券会社から株を借りて株を売ることができます。

また、借りたものは返さなければなりませんから、買い注文をして返します。クロス取引では、現物株を使って返すことになります。

配当調整金が発生するので配当金はもらえない

株を保有していると権利確定日には配当金が付く場合があります。

株主優待を受け取るためだけに保有していた株で配当金までもらえるなんてお得ですよね。

しかし、空売りをする場合は配当落調整金が引かれますので、実際には配当金はもらえないのです。

プラスマイナスゼロならいいのですが、配当金には所得税がかかりますのでその分持ち出しとなってしまいます。

一見ノーリスクに見えるクロス取引のリスク

株主優待を受ける目的でおこなわれることの多いクロス取引。

株を売り買いしてもプラスマイナスゼロ、しかも支払うのはわずかな手数料だけですのでほとんどノーリスクに思いえます。

しかし、信用取引を利用するときにかかる手数料「逆日歩」には注意が必要です。

信用売り(空売り)は証券会社から株を借りて売り、株価が下がったところで買い戻してその差益を狙います。

株主優待を受けられる銘柄のなかでも、特に人気のものは取引が集中します。

株を空売りする人が多くなり売る株がなくなってしまうと、証券会社は株を他から調達して投資家に株を貸しますので、レンタル料というなの手数料がかかります。

この手数料が逆日歩です。

逆日歩の恐ろしいところは、取引が終わってみないといくらかかるのか不明なところなのです。

しかも銘柄によっては株主優待よりも高額な逆日歩がかかってしまう場合もあります。

逆日歩を発生させないためにはどうすればよいのでしょうか。

逆日歩を回避するためには一般信用取引を利用しよう

信用取引には、一般信用取引と制度信用取引がありますが、逆日歩を回避するには一般信用取引を利用しましょう。

制度信用取引を利用すると、証券会社は不足した株を他から調達してきますのでレンタル料として逆日歩が発生します。

しかし、一般信用取引では株が売り切れてしまっても他から借りてくることがないため逆日歩が発生しません。

逆日歩は避けたいと思うなら、一般信用取引を利用するのが賢明です。

まとめ

これまでお伝えしてきたように、クロス取引はわずかな手数料だけで株主優待を受けられるというメリットがあります。

一般信用取引を利用して逆日歩を回避すれば、株主優待初心者でも十分に楽しめるようになりますので、ぜひ挑戦してみましょう。


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