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【米国株動向】隠れた偉大な配当株3銘柄

モトリーフール米国本社、2020105日投稿記事より

偉大な配当株は、必ずしも投資家によく知られている企業とは限りません。

馴染みのある名前ではないかもしれませんが、マカオでカジノを展開するメルコ・リゾーツ&エンタテインメント(NASDAQ:MLCO)、環境重視のエネルギープロジェクトに資金を供給するハノン・アームストロング・サステイナブル・インフラストラクチャー・キャピタル(NYSE:HASI)、航空機部品や電子部品を展開するハイコ(NYSE:HEI)は、いずれも配当株投資家が選好する条件を満たしています。

配当復活に期待

メルコ・リゾーツは、実のところ配当を停止していますが、長期的には良いことだと考えます。

新型コロナウィルス以前は、カジノ各社は投資家への配当に充てる潤沢なキャッシュを稼ぎ始めていました。

同社もその1社で、配当は着実に増え複数回の特別配当もありました。

今春の感染拡大によって、同社のカジノが閉鎖され、業況は大きく変わりましたが、これで終わりではありません。

世界最大のカジノ市場にある立派なリゾートは健在です。

経営陣も、配当を業績に連動させる方針です。

純利益が増益となれば増配し、減益であれば減配します。

故に、新型ウィルスの混乱収束には時間がかかると分かり、5月に配当を停止したことは驚きではありません。

これはネガティブな材料に見えるかもしれませんが、経営陣が、配当維持のためだけに将来をリスクに晒すような判断をしないことは、むしろ強みです。

アジアのカジノに客足が戻れば、配当も戻るでしょう。

回復の兆しもあります。

6月から9月までのマカオのカジノ売上高は、3倍を超える増加となっています。

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クリーンエネルギーがもたらす配当

ハノン・アームストロングという名前は知られていませんが、気候変動ソリューションに投資できるビジネスという点で、大きいインパクトがあります。

同社は、エネルギー効率向上プロジェクト、屋上太陽光パネルから公益事業として展開する風力発電会社などに資金を提供しています。

デットもしくはエクイティを通じて、最も投資リターンが高い方法で投資するという柔軟性もあります。

このビジネスモデルと柔軟性によって、ハノン・アームストロングは、過去10年間業績が拡大し、最も大切な配当も増加しました。

増加する再生可能エネルギー投資に参加する機会は、毎年拡大しています。

現在のような低金利下では、世界中で化石燃料と競合する再生可能エネルギープロジェクトのエクイティを買うことが可能です。

金利が上昇すれば、投下資本のなかで相対的にリスクが低いデットを供給できます。

長年の経験と3.4%の配当利回り(執筆時点)を見れば、長期的に増配の可能性があると考えます。

忘れられた配当株

ハイコは、数十年にわたり投資家にリターンをもたらしてきた数少ない企業の1社です。

同社は航空機、宇宙探査のほか特殊用途向けの部品を製造し、航空宇宙とエレクトロニクスの主力メーカーです。

経営陣は、このポジションをベースとして、偉大な企業に育ててきました。

配当利回りはわずか0.15%(執筆時点)と、どう見ても低いですが、実は長期的にはその点が重要と考えます。

経営陣は配当性向を10%未満とし、キャッシュを追加的な企業買収や長期的な増配に回します。

現在の経済状況下では感染拡大によって規模の小さい企業が苦しんでおり、長期的成長に向けた企業買収のチャンスになり得るでしょう。

投資家にとっては、今配当を増やすことよりも望ましいと考えます。

 

増配には過去と同じように、成長ポテンシャルの向上が決め手になるのです。

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配当利回りだけがすべてではない

取り上げた3銘柄は、必ずしも配当利回りが高いとは言えませんが、それには理由があります。

納得できる配当を支払い、将来の成長や企業買収を賄えるだけのキャッシュを維持する企業に、長期的バリューがあると言えるでしょう。

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過去25年以上増配を継続した景気耐性のある配当貴族3銘柄、ファンダメンタルズが良好な配当銘柄2銘柄を紹介します。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Travis Houimは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、ハイコ株を推奨しています。

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