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【米国株動向】IPOシーズンに新規公開株の価値を再考

モトリーフール米国本社、2020928日投稿記事より

秋といえばハロウィンの季節ですが、投資の世界ではパンプキン風味のコーヒーよりもパランティア・テクノロジーズなどのIPO(新規株式公開)株が注目を集めています。

IPO株と聞けば、投資家は株価を問わず手に入れようとしがちですが、そこまでしてポートフォリオに加える価値が本当にあるのか、改めて考えてみましょう。

騒がれる理由

一般投資家にとって、IPOはそれまで株式を買えなかった企業の株主になるチャンスです。

特に上場日は、すぐに大きなリターンを得られる可能性があるため、熱気が高まります。

例えば最近ですと、クラウドデータウェアハウスのスノーフレーク(NYSE:SNOW)は公募価格の2倍以上の初値を付けました。

IPOの投資家の中には、短期のリターンを求める投資家もいれば、いつかAmazon(NASDAQ:AMZN)のようになると信じて、いくらでもいいから上場初日に株を手に入れたい、という投資家もいるでしょう。

しかし、IPO株の短期的な魅力は、株価を吊り上げたい機関投資家によって利用されることも多く、個人投資家はそのワナに陥りがちです。

極めて大きいボラティリティ

スノーフレークは公募価格が120ドルで、上場初日に245ドルの初値を付けました。

同日に一時319ドルまで株価を上げましたが、執筆時点では初値付近で推移しています。

さらに、最初のアナリスト予想では、短期~中期的に株価は下落するとされています。

IPOで騒がれた結果、バリュエーションがその後大きく変動している形ですが、最近の例はスノーフレークだけではありません。

7月初旬に上場したオンライン保険のレモネード(NYSE:LMND)は公募価格29ドルでしたが、公開後間もなく株価はその3倍を超えました。

しかし、執筆時点では約51ドルと、公募価格を“わずか”76%上回る水準にとどまっています。

2020年7月に上場した「AI×保険」レモネードの強みとは

結局、IPO株は買う価値があるのか?

上場したばかりの株を買うことが、優れた投資になるとは限りません。

何も調べず適当に株を買うべきではありませんが、それはIPO株でも同じです。

この秋上場するIPO株に対するアプローチとして、以下の2点を検討してみるといいかもしれません。

一つは、数四半期ほど様子を見て、事業の収益力やバリュエーションの推移をウォッチすることです。

あるいは、どうしても株を手に入れたいなら、購入数量を限定し、金額にしてポートフォリオ総額の1%未満にとどめるといいでしょう。

そうすることで、株価が大きく下落したとしても、買い増しのチャンスと考えることができます。

もちろん、最終的には各投資家が判断するしかありません。

実績に乏しいIPO株への投資は投機のようなものですから、そういう投資戦略が自分に合うなら、IPO株は検討に値すると言えるでしょう。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Edward Rugerは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アマゾン株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、レモネード株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、スノーフレーク株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株のオプションを推奨しています(2022年1月の1940ドルのショート・コール、2022年1月の1920ドルのロング・コール)
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